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公開番号
2024114421
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023020177
出願日
2023-02-13
発明の名称
育苗床構造及び植付方法
出願人
株式会社丸誠
代理人
個人
,
個人
主分類
A01G
24/23 20180101AFI20240816BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】カビ等の繁殖を抑制し発芽不良や育成不良を防止できる育苗床構造を提供する。
【解決手段】播種された積層培地がトレイ内に収容された育苗床の構造であって、前記播種された積層培地は、上面を播種対象面とする不発酵バーク粉砕物層と、同不発酵バーク粉砕物層上に播種された種子と、同種子を覆う覆土層と、が積重してなることとした。また、前記トレイは底部が略平坦に形成された平トレイであって、同平トレイ内の略全体に前記播種された積層培地が構築されていることや、前記トレイは前記積層培地を区画収容する複数のセルが形成されたセルトレイであって、前記セルのそれぞれに前記播種された積層培地が構築されていること等にも特徴を有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
播種された積層培地がトレイ内に収容された育苗床の構造であって、
前記播種された積層培地は、
上面を播種対象面とする不発酵バーク粉砕物層と、
同不発酵バーク粉砕物層上に播種された種子と、
同種子を覆う覆土層と、が積重してなることを特徴とする育苗床構造。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記不発酵バーク粉砕物は、スギ又はヒノキ由来の樹皮の粉砕物であることを特徴とする請求項1に記載の育苗床構造。
【請求項3】
前記種子はイネの種子であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の育苗床構造。
【請求項4】
前記トレイは底部が略平坦に形成された平トレイであって、
同平トレイ内の略全体に前記播種された積層培地が構築されていることを特徴とする請求項1~3いずれか1項に記載の育苗床構造。
【請求項5】
前記不発酵バーク粉砕物層は、前記トレイの内形状に合わせて予め一体化された板状の成形体であることを特徴とする請求項4に記載の育苗床構造。
【請求項6】
前記トレイは前記積層培地を区画収容する複数のセルが形成されたセルトレイであって、
前記セルのそれぞれに前記播種された積層培地が構築されていることを特徴とする請求項1~3いずれか1項に記載の育苗床構造。
【請求項7】
請求項4又は請求項5に記載の育苗床構造を構成する不発酵バーク粉砕物層を構築するための板状の成形体であって、
収容するトレイの内形状と略同形状の外形状を有する不発酵バーク粉砕物と結着剤との混合物成形体の乾固物であることを特徴とする板状成形体。
【請求項8】
底部が略平坦に形成された平トレイ内の略全体に不発酵のバーク粉砕物を層状に敷設して、この敷設された層状の不発酵バーク粉砕物の上面に播種し、更に播種された種子を土で覆うことで前記平トレイ内に積層培地が収容された育苗床を構築する工程と、
構築した育苗床で前記種子に由来する植物の育苗を行う工程と、
前記育苗に供された積層培地から所定株ずつ苗を分取して付着した積層培地ごと圃場へ移植する工程と、
を有することを特徴とする植付方法。
【請求項9】
培地を区画収容するセルが底部に形成されたセルトレイの前記セルのそれぞれに不発酵のバーク粉砕物を層状に敷設して、この敷設された層状の不発酵バーク粉砕物の上面に播種し、更に播種された種子を土で覆うことで前記セル内に積層培地が収容された育苗床を構築する工程と、
構築した育苗床で前記種子に由来する植物の育苗を行う工程と、
前記育苗により伸長した苗の根により塊状に保持された積層培地を前記セルから抜去して、前記塊状の積層培地と共に苗を圃場へ移植する工程と、
を有することを特徴とする植付方法。
【請求項10】
育苗床の構築における播種面構成材としての不発酵バーク粉砕物の使用。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、育苗床構造及び植付方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
作物は、圃場に直接種を播いたり、予め育てた苗を圃場に移植することで植付が行われる。
【0003】
しかし、発芽した直後の生育は緩やかであるため、前者の如く直播きをすると圃場を長期にわたって使用することになり、土地の使用効率の観点において不利であり、また、除草を要する期間も長期化する。
【0004】
そこで後者の如く、栽培初期は圃場ではない別の場所に設置した育苗床にて種から苗になるまで集約的に育苗し、ある程度生育した段階で圃場に苗を移植する方法(以下、移植栽培法ともいう。)が広く行われている。
【0005】
このような移植栽培法によれば、育苗が行われている間は圃場で他の作物を栽培することができ、土地の使用効率の観点において有利であるほか、小面積で集約的に苗作りが行えるため病虫害の発生を効率的に防ぎ、生育の揃った苗作りが可能であり、更には雑草の管理も比較的容易である。
【0006】
この移植栽培法では、上述の如き苗の集約的栽培を実現するにあたり、所定の大きさのトレイ(多くの場合、両手で持てる程度の大きさのトレイ)内に育苗用の培地(培土等)を収容した育苗床が使用される。
【0007】
具体的には、底面が概ね平坦な平トレイ(育苗箱)や、培地を区画収容する複数の凹部(セル)を底面に整列して形成したセルトレイ(プラグトレイ)を使用し、種を播いた育苗床を適切な栽培環境下に配し、ある程度苗が大きく育った時点で所定の数の苗を分取したり、セルから抜去して圃場への移植が行われる(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2008-131953号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、上述した移植栽培法では、種子や培地にカビが発生し易く発芽不良や生育不良になりやすいという問題があり、種子を消毒したり、播種時に農薬処理を行うなどしてこれを予防している。
【0010】
しかしながら、近年の健康志向や環境配慮の観点から、これら薬剤の使用をできるだけ避けたいとする要望もある。
(【0011】以降は省略されています)
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