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公開番号2024114058
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019440
出願日2023-02-10
発明の名称インダクタ部品
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 17/00 20060101AFI20240816BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コイル配線層と絶縁層との剥離が抑制されたインダクタ部品を提供する。
【解決手段】インダクタ部品1は、素体と、素体内に設けられ、軸に沿って旋回されたコイルと、素体に設けられ、コイルに電気的に接続された第1外部電極と第2外部電極と、を備える。素体は、複数の絶縁層501、502、503、504、505を有する。コイルは、軸方向に沿って積層された複数のコイル配線層201、202を有する。各コイル配線層は、絶縁層に挟まれる。少なくとも1つのコイル配線層201は、軸方向の一方に位置する第1面61と、軸方向の他方に位置する第2面62とを有し、第1面61または第2面62の少なくとも一方は、深さL2の凹部63を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
素体と、
前記素体内に設けられ、軸に沿って旋回されたコイルと、
前記素体に設けられ、前記コイルに電気的に接続された第1外部電極と第2外部電極と
を備え、
前記素体は、複数の絶縁層を有し、
前記コイルは、前記軸方向に沿って積層された複数のコイル配線層を有し、
各コイル配線層は、前記絶縁層に挟まれ、
少なくとも1つのコイル配線層は、前記軸方向の一方に位置する第1面と、前記軸方向の他方に位置する第2面とを有し、
前記第1面または前記第2面の少なくとも一方は、凹部を有する、インダクタ部品。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記凹部は、前記第1面と前記第2面との一方のみに存在する、請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項3】
前記凹部は、前記コイル配線層の延在方向に直交する断面において、前記コイル配線層の前記軸に直交する方向の幅の中央に存在する、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項4】
前記凹部の軸方向の深さは、前記コイル配線層の延在方向に直交する断面において、前記コイル配線層の前記軸方向の厚みに対して5%以上30%以下の範囲にある、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項5】
前記凹部の前記軸に直交する方向の幅は、前記コイル配線層の延在方向に直交する断面において、前記コイル配線層の前記軸に直交する方向の幅に対して40%以上80%以下の範囲にある、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項6】
前記素体は、互いに対向する第1端面および第2端面と、互いに対向する第1側面と第2側面と、前記第1端面と前記第2端面との間および前記第1側面と前記第2側面との間に接続された底面と、前記底面と対向する天面とを含み、
前記軸は、前記底面と平行であり、かつ、前記第1側面と前記第2側面とを交差するように設けられており、
前記第1外部電極は、少なくとも前記底面に沿って延在し、
前記第2外部電極は、少なくとも前記底面に沿って延在する、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項7】
前記素体は、互いに対向する第1端面および第2端面と、互いに対向する第1側面と第2側面と、前記第1端面と前記第2端面との間および前記第1側面と前記第2側面との間に接続された底面と、前記底面と対向する天面とを含み、
前記軸が前記第1端面と平行であり、かつ、前記底面と前記天面とを交差するように設けられており、
前記第1外部電極は、少なくとも前記底面に沿って延在し、
前記第2外部電極は、少なくとも前記底面に沿って延在する、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項8】
前記凹部は、前記第1面と前記第2面のうちの前記底面側に位置する面のみに存在する、請求項7に記載のインダクタ部品。
【請求項9】
前記複数のコイル配線層は、隣り合う2つのコイル配線層を連結するビア導体をさらに有し、
前記ビア導体の前記軸方向の前記一方の端面は、前記ビア導体の前記軸方向の前記他方の端面よりも広く、
前記凹部は、前記第1面のみに存在する、請求項1または2に記載のインダクタ部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インダクタ部品に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インダクタ部品としては、特開平5-36532号公報(特許文献1)に記載されたものがある。特許文献1では、インダクタ部品は、素体と、素体内に設けられ、軸に沿って旋回されたコイルとを備え、素体は、複数の絶縁層を有し、コイルは、軸方向に沿って積層された複数のコイル配線層を有し、各コイル配線層は、絶縁層に挟まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-36532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のようなインダクタ部品では、熱応力や曲げ応力によって、コイル配線層と絶縁層とが剥離するおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明の目的の一つは、コイル配線層と絶縁層との剥離が低減されたインダクタ部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本開示の一態様であるインダクタ部品は、
素体と、
前記素体内に設けられ、軸に沿って旋回されたコイルと、
前記素体に設けられ、前記コイルに電気的に接続された第1外部電極と第2外部電極と
を備え、
前記素体は、複数の絶縁層を有し、
前記コイルは、前記軸方向に沿って積層された複数のコイル配線層を有し、
各コイル配線層は、前記絶縁層に挟まれ、
少なくとも1つのコイル配線層は、前記軸方向の一方に位置する第1面と、前記軸方向の他方に位置する第2面とを有し、
前記第1面または前記第2面の少なくとも一方は、凹部を有する。
【0007】
上記のように、コイル配線層が凹部を有することにより、コイル配線層と絶縁層との接触面積は大きくなる。その結果、コイル配線層と絶縁層との接着力が大きくなり、コイル配線層と絶縁層とは剥離しにくくなる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によると、コイル配線層と絶縁層との剥離が低減されたインダクタ部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態のインダクタ部品の斜面図である。
図1のインダクタ部品の透視正面図である。
図2のインダクタ部品のIII-III断面図である。
図1のインダクタ部品の分解図である。
図1のインダクタ部品の分解図である。
図3の一部拡大図である。
第2実施形態のインダクタ部品のXY断面図である。
図6の一部拡大図である。
第3実施形態のインダクタ部品の一部分解図である。
図8のXY断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一態様であるインダクタ部品について図示の実施の態様により詳細に説明する。なお、図面は一部模式的なものを含み、実際の寸法や比率を反映していない場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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