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公開番号2024112611
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023017769
出願日2023-02-08
発明の名称バスバーモジュール
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01M 50/507 20210101AFI20240814BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外装付き電線の配索作業性向上及び電線飛び出し防止が可能なバスバーモジュールを提供する。
【解決手段】バスバーモジュール30は、組電池20に組付けられるケース40と、複数の単電池22の隣接する電極24間を接続するバスバー70と、バスバー70に接続される検出端子62と、検出端子62に接続されてケース40に配索される複数の検出電線64と、複数の検出電線64における一部の検出電線64の中間部が外装部材67で覆われた外装付き電線61と、を備える。ケース40は、バスバー収容部42と、検出電線64を収容する第1配索溝44と、両端の開口55が第1配索溝44に連通し、第1配索溝44に並設されて外装付き電線61の外装部材67を収容する第2配索溝54と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の単電池を並べて構成された電池集合体に組付けられるケースと、
前記複数の単電池における隣接する電極間をそれぞれ電気的に接続する複数のバスバーと、
前記複数のバスバーに電気的に接続される複数の端子と、
前記複数の端子にそれぞれ電気的に接続されて前記ケースに配索される複数の電線と、
前記複数の電線における一部の電線の中間部が外装部材で覆われた外装付き電線と、
を備えたバスバーモジュールであって、
前記ケースは、
前記複数の単電池の並び方向に配列され、前記バスバーを絶縁隔離して収容する複数のバスバー収容部と、
前記複数のバスバー収容部の配列方向に延設されて前記電線を収容する第1配索溝と、
両端の開口が前記第1配索溝に連通し、前記第1配索溝に並設されて前記外装付き電線の前記外装部材を収容する第2配索溝と、を有する、
バスバーモジュール。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記第1配索溝には、収容された前記電線を覆ってはみ出しを抑制するためのカバーが前記第2配索溝に隣接して配置されており、
前記カバーには、前記第2配索溝に収容された前記外装付き電線を覆ってはみ出しを抑制するための凸部が形成されている、
請求項1に記載のバスバーモジュール。
【請求項3】
前記外装付き電線が、1本の前記一部の電線を複数本の電線に分岐したジョイント電線である、
請求項1又は2に記載のバスバーモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バスバーモジュールに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば電気自動車やハイブリッドカーなどでは、複数の単電池を直列や並列に接続した組電池(電池集合体)を電源として搭載している。これらの車両用の組電池は、隣接する単電池の正極と負極を接続する複数のバスバーが、組電池に取り付けられる絶縁樹脂製のバスバーモジュールに保持されている。
【0003】
バスバーモジュールには、各単電池の電極と電気的に接続される電圧検出端子が設けられる。電圧検出端子は、例えば、平板状の端子部を有し、バスバーに重ねられて取り付けられる。従って、バスバーモジュールには、電圧検出端子に一端が接続される電圧検出線(電線)が電線配索溝に収容されて配索されている。
【0004】
電圧検出線の他端に接続されたコネクタは、車両に搭載された充電制御用のECU(電子制御ユニット)に接続される。これにより電池集合体は、その充電状態であるSOC(State Of Charge)を監視され、その充電状態と車両の運転状態とに応じて、所定範囲内の充電状態に制御されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-216802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、充電制御用のECUが、制御する回路を多く必要とする場合、従来の電池配線モジュール(バスバーモジュール)では、チャンネル数を稼ぐために各バスバーに接続された電圧検出線にジョイント回路が形成されることがある。即ち、ジョイント回路により一本の電圧検出線を複数本の電圧検出線に分岐することで、バスバーモジュールのチャンネル数を増やすことができる。
【0007】
しかしながら、従来のバスバーモジュールでは、電圧検出線にジョイント回路が形成された場合、電線配索作業性が悪く、電線飛び出しが起こり易いという課題があった。即ち、電圧検出線に形成されるジョイント回路は、分岐箇所に絶縁テープを巻き付けたり、分岐箇所を熱収縮チューブで覆ったりして絶縁処理された外装付き電線を構成する必要がある。そのため、電圧検出線が収容される電線配索溝における外装付き電線の電線占有率が高くなり、配索作業性が低下してしまう。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外装付き電線の配索作業性向上及び電線飛び出し防止が可能なバスバーモジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達成するために、本発明に係るバスバーモジュールは、下記を特徴としている。
複数の単電池を並べて構成された電池集合体に組付けられるケースと、前記複数の単電池における隣接する電極間をそれぞれ電気的に接続する複数のバスバーと、前記複数のバスバーに電気的に接続される複数の端子と、前記複数の端子にそれぞれ電気的に接続されて前記ケースに配索される複数の電線と、前記複数の電線における一部の電線の中間部が外装部材で覆われた外装付き電線と、を備えたバスバーモジュールであって、前記ケースは、前記複数の単電池の並び方向に配列され、前記バスバーを絶縁隔離して収容する複数のバスバー収容部と、前記複数のバスバー収容部の配列方向に延設されて前記電線を収容する第1配索溝と、両端の開口が前記第1配索溝に連通し、前記第1配索溝に並設されて前記外装付き電線の前記外装部材を収容する第2配索溝と、を有する、
バスバーモジュール。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るバスバーモジュールによれば、外装付き電線の配索作業性向上及び電線飛び出し防止が可能になるという効果を奏する。
(【0011】以降は省略されています)

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