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公開番号2024112067
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-20
出願番号2023016907
出願日2023-02-07
発明の名称圧電素子およびディスク装置用サスペンション
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G11B 21/10 20060101AFI20240813BHJP(情報記憶)
要約【課題】 クラックを容易に検出することが可能な圧電素子およびディスク装置用サスペンションを提供する。
【解決手段】 一実施形態に係る圧電素子は、第1主面と、前記第1主面の反対側に位置する第2主面と、を有する圧電体と、前記第1主面に設けられる第1電極と、前記第2主面に設けられる第2電極と、を備える。前記第1電極は、第1周縁と、第1周縁から延びる第1スリットと、を有し、前記第1スリットの端部は、第1周縁から離れている。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面と、前記第1主面の反対側に位置する第2主面と、を有する圧電体と、
前記第1主面に設けられる第1電極と、
前記第2主面に設けられる第2電極と、を備え、
前記第1電極は、第1周縁と、第1周縁から延びる第1スリットと、を有し、
前記第1スリットの端部は、第1周縁から離れている、
圧電素子。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第1スリットは、前記第1周縁に沿って複数設けられる、
請求項1に記載の圧電素子。
【請求項3】
前記第1周縁は、第1方向に延びる第1縁部と、前記第1方向に延びるとともに、前記第1方向と交差する第2方向に前記第1縁部と並ぶ第2縁部と、を有し、
前記第1縁部から延びる前記第1スリットは、前記第2方向において、前記第2縁部から延びる前記第1スリットと間隔を置いて並んでいる、
請求項2に記載の圧電素子。
【請求項4】
前記第1周縁は、第1方向に延びる第1縁部と、前記第1方向に延びるとともに、前記第1方向と交差する第2方向に前記第1縁部と並ぶ第2縁部と、を有し、
前記第1縁部から延びる前記第1スリットは、前記第1方向において、前記第2縁部から延びる前記第1スリットと間隔を置いて、交互に並んでいる、
請求項2に記載の圧電素子。
【請求項5】
前記第1スリットは、渦巻き形状を有する、
請求項1に記載の圧電素子。
【請求項6】
前記第1スリットは、前記第1周縁から延びる第1スリット部と、前記第1スリット部と繋がる一対の第2スリット部と、を有し、
前記第1スリット部は、前記一対の第2スリット部の間に位置し、
前記一対の第2スリット部は、前記第1スリット部に沿って延び、
前記一対の第2スリット部の端部は、前記第1周縁からそれぞれ離れている、
請求項1に記載の圧電素子。
【請求項7】
第1主面と、前記第1主面の反対側に位置する第2主面と、を有する圧電体と、
前記第1主面に設けられる第1電極と、
前記第2主面に設けられる第2電極と、を備え、
前記第1電極は、第1周縁と、第1周縁から延びる第1スリットを有し、
前記第2電極は、第2周縁と、第2周縁から延びる第2スリットを有し、
前記第1スリットの端部は、第1周縁から離れ、
前記第2スリットの端部は、第2周縁から離れている、
圧電素子。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の圧電素子を備える、
ディスク装置用サスペンション。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧電素子およびディスク装置用サスペンションに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピュータ等の情報処理装置には、ハードディスク装置(HDD)が使用されている。ハードディスク装置は、スピンドルを中心に回転する磁気ディスクや、ピボット軸を中心に旋回するキャリッジ等を含んでいる。キャリッジはアームを有し、ボイスコイルモータ等のポジショニング用モータによってピボット軸を中心にディスクのトラック幅方向に旋回する。
【0003】
上述のアームにディスク装置用サスペンション(これ以降、単にサスペンションと称す)が取り付けられている。サスペンションは、ロードビームや、ロードビームに重ねられたフレキシャ等を含んでいる。フレキシャの先端付近に形成されたジンバル部には、磁気ヘッドを構成するスライダが設けられている。
【0004】
スライダには、データの読取りあるいは書込み等のアクセスを行なうための素子(トランスジューサ)が設けられている。これらのロードビーム、フレキシャ、およびスライダ等によって、ヘッドジンバルアセンブリが構成されている。
【0005】
ディスクの高記録密度化に対応するためには、ヘッドジンバルアセンブリをさらに小形化し、かつディスクの記録面に対してスライダをさらに高精度に位置決めできるようにすることが必要である。
【0006】
磁気ヘッドの位置決め精度向上を目的として、ポジショニング用モータ(ボイスコイルモータ)とベースプレート側に搭載されたアクチュエータとを併用するDSA(Dual Stage Actuator)サスペンション、さらに磁気ヘッド側にアクチュエータが搭載されたTSA(Triple Stage Actuator)サスペンション等が知られている。
【0007】
アクチュエータとして使用する圧電素子も小型化、薄型化が進んでいる。このような圧電素子は、製造工程等において、クラックが発生する場合がある。そのため、従来、圧電素子の検査に関して、様々な提案がなされている(例えば、特許文献1乃至特許文献4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第4655504号公報
特許第6506707号公報
特許第5489968号公報
特許第6506707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述の特許文献1乃至特許文献4を踏まえても、圧電素子に発生したクラックの検出に関しては、未だに種々の改善の余地がある。そこで、本発明は、クラックを容易に検出することが可能な圧電素子およびディスク装置用サスペンションを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一実施形態に係る圧電素子は、第1主面と、前記第1主面の反対側に位置する第2主面と、を有する圧電体と、前記第1主面に設けられる第1電極と、前記第2主面に設けられる第2電極と、を備える。前記第1電極は、第1周縁と、第1周縁から延びる第1スリットと、を有し、前記第1スリットの端部は、第1周縁から離れている。
(【0011】以降は省略されています)

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