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公開番号2024111674
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023016312
出願日2023-02-06
発明の名称空気入りタイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 15/06 20060101AFI20240809BHJP(車両一般)
要約【課題】トレッドゴムの更生回数を増やすことができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】ビード部4とカーカスプライ6Aとを含む空気入りタイヤである。タイヤ子午線断面において、ビード部4は、正規リムのリムフランジのタイヤ半径方向の最も外側の位置を通るタイヤ軸方向線Y1がビード部4の外面4sと交わる第1位置P1と、第1位置P1からタイヤ内腔面1bに引いた垂線n1の長さである第1ビード厚さL1とを含んでいる。カーカスプライ6Aは、第1ビード厚さL1を規定する垂線n1の中点C1よりもタイヤ内腔面1b側に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
空気入りタイヤであって、
トレッド部と、
一対のサイドウォール部と、
それぞれにビードコアが埋設された一対のビード部と、
前記一対のビード部の間を延びるカーカスと、
前記カーカスの内側に配されてタイヤ内腔面を規定するインナーライナーとを含み、
前記トレッド部は、トレッドゴムを含み、
前記トレッドゴムは、更生されたトレッドゴムであり、
前記カーカスは、少なくとも1枚のカーカスプライを含み、
前記カーカスプライは、前記一対のビード部の前記ビードコアの間を延びる本体部と、それぞれの前記ビードコアの回りをタイヤ軸方向の内側から外側に折り返されてタイヤ半径方向に延びる折返し部とを含み、
正規リムに装着して正規内圧を充填し、かつ、無負荷である正規状態のタイヤ子午線断面において、
前記一対のビード部のそれぞれは、前記正規リムのリムフランジのタイヤ半径方向の最も外側の位置を通るタイヤ軸方向線が前記ビード部の外面と交わる第1位置と、前記第1位置から前記タイヤ内腔面に引いた垂線の長さである第1ビード厚さとを含み、
前記カーカスプライは、前記第1ビード厚さを規定する前記垂線の中点よりも前記タイヤ内腔面側に位置する、
空気入りタイヤ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記トレッドゴムは、複数回更生されたトレッドゴムである、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記カーカスプライは、前記垂線上において、前記第1位置から前記第1ビード厚さの60%を隔てる第2位置又はそれよりも前記タイヤ内腔面側に位置する、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記一対のビード部のそれぞれには、前記折返し部のタイヤ軸方向の外側に隣接する第1補強ゴムと、前記第1補強ゴムよりもタイヤ軸方向の外側に配されたサイドウォールゴムとが設けられており、
前記第1補強ゴムの70℃における複素弾性率は、前記サイドウォールゴムの70℃における複素弾性率よりも大きい、請求項1又は3に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記折返し部のタイヤ半径方向の外端は、ビードベースラインからタイヤ半径方向の外側へタイヤ断面高さの40%以上に位置する、請求項1又は3に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記一対のビード部のそれぞれには、前記ビードコアのタイヤ半径方向の外面からタイヤ半径方向の外側に延びるエーペックスゴムと、前記エーペックスゴムと前記カーカスプライの前記本体部との間に位置する第2補強ゴムとが設けられる、請求項1又は3に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記第2補強ゴムは、前記エーペックスゴムのタイヤ半径方向の外端のタイヤ半径方向の内側及び外側に延びている、請求項6に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記第2補強ゴムのタイヤ半径方向の外端は、前記折返し部のタイヤ半径方向の外端よりもタイヤ半径方向の外側に位置している、請求項7に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記一対のビード部のそれぞれには、前記折返し部のタイヤ軸方向の外側に隣接する第1補強ゴムが設けられており、
前記第1補強ゴムは、前記エーペックスゴムのタイヤ半径方向の外端のタイヤ半径方向の内側及び外側に延びている、請求項6に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】
前記第1補強ゴムのタイヤ半径方向の外端は、前記折返し部のタイヤ半径方向の外端よりもタイヤ半径方向の内側に位置している、請求項9に記載の空気入りタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、使用済みタイヤからトレッドゴムを除去した台タイヤに、新たなトレッドゴムが貼り付けられた更生タイヤが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-235783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために、タイヤ(トレッドゴム)を更生する場合、前記トレッドゴムの貼り付け回数(更生回数)を増やすことが望まれている。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、トレッドゴムの更生回数を増やすことができる空気入りタイヤを提供することを主たる課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、空気入りタイヤであって、トレッド部と、一対のサイドウォール部と、それぞれにビードコアが埋設された一対のビード部と、前記一対のビード部の間を延びるカーカスと、前記カーカスの内側に配されてタイヤ内腔面を規定するインナーライナーとを含み、前記カーカスは、少なくとも1枚のカーカスプライを含み、前記カーカスプライは、前記一対のビード部の前記ビードコアの間を延びる本体部と、それぞれの前記ビードコアの回りをタイヤ軸方向の内側から外側に折り返されてタイヤ半径方向に延びる折返し部とを含み、正規リムに装着して正規内圧を充填し、かつ、無負荷である正規状態のタイヤ子午線断面において、前記一対のビード部のそれぞれは、前記正規リムのリムフランジのタイヤ半径方向の最も外側の位置を通るタイヤ軸方向線が前記ビード部の外面と交わる第1位置と、前記第1位置から前記タイヤ内腔面に引いた垂線の長さである第1ビード厚さとを含み、前記カーカスプライは、前記第1ビード厚さを規定する前記垂線の中点よりも前記タイヤ内腔側に位置する、空気入りタイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の空気入りタイヤは、上記の構成を採用したことによって、トレッドゴムの更生回数を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤのタイヤ子午線断面図である。
図1の右側のビード部の拡大図である。
図1の右側のビード部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている。また、複数の実施形態がある場合、明細書を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤ1(以下、単に「タイヤ1」という場合がある。)のタイヤ回転軸(図示省略)を含むタイヤ子午線断面図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、小型トラック用として好適に使用される。但し、本発明は、例えば、乗用車用又は重荷重用のタイヤ1に適用されても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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