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公開番号2024111064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2024096368,2024008592
出願日2024-06-14,2021-01-29
発明の名称記憶回路および処理回路
出願人国立研究開発法人科学技術振興機構
代理人個人,個人
主分類G11C 11/418 20060101AFI20240808BHJP(情報記憶)
要約【課題】並列処理を可能とする。
【解決手段】記憶回路は、複数の行及び複数の列に行列状に配列され、相補的な一対の記憶ノードを各々有する複数のメモリセルと、前記複数の列に各々少なくとも2つのビット線が設けられ、列方向に配列されたメモリセルに接続する複数のビット線と、前記複数の行は、少なくとも2つの行を各々有する複数のブロックに分割され、前記複数のブロックの各々において、前記少なくとも2つのビット線の各々は、ブロック内の前記少なくとも2つの行のうち1つの行に設けられたメモリセルにおける前記一対の記憶ノードの少なくとも1つの記憶ノードに接続され、前記少なくとも2つの行のうち残りの行に設けられたメモリセルに接続されない。
【選択図】図46
特許請求の範囲【請求項1】
複数の行及び複数の列に行列状に配列され、相補的な一対の記憶ノードを各々有する複数のメモリセルと、
前記複数の列に各々少なくとも2つのビット線が設けられ、列方向に配列されたメモリセルに接続する複数のビット線と、
前記複数の行は、少なくとも2つの行を各々有する複数のブロックに分割され、
前記複数のブロックの各々において、前記少なくとも2つのビット線の各々は、ブロック内の前記少なくとも2つの行のうち1つの行に設けられたメモリセルにおける前記一対の記憶ノードの少なくとも1つの記憶ノードに接続され、前記少なくとも2つの行のうち残りの行に設けられたメモリセルに接続されない、記憶回路。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記複数のブロックのうち1つのブロック内の前記少なくとも2つのビット線から並列にデータが読み出される、請求項1に記載の記憶回路。
【請求項3】
前記複数の列における前記1つのブロック内の前記少なくとも2つのビット線から並列にデータが読み出される、請求項2に記載の記憶回路。
【請求項4】
前記複数の行にそれぞれ設けられ、行方向に配列されたメモリセルに接続する複数の第1ワード線を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の記憶回路。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか一項に記載の記憶回路であるメモリと、
第1層の複数の第1ノードに対応する複数の第1データに複数の重みによる重み付けをそれぞれ行った後に加算することにより、第2層の複数の第2ノードに対応する複数の第2データのうち1つの第2データを算出する処理を前記複数の第2データについて行うことによって、前記複数の第2データを算出し、前記複数の第2データのうち少なくとも2つの第2データの処理を並列に処理する処理部と、
を備え、
前記複数のメモリセルは、前記複数の重みをそれぞれ格納し、1つの第2データに対応する複数の重みは同じ行に、異なる第2データに対応する複数の重みは異なる行に格納し、
前記処理部は、前記少なくとも2つの第2データの処理を並列に処理するときに、前記複数のブロックのうち1つのブロック内の前記少なくとも2つのビット線から並列にデータを読み出す処理装置。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか一項に記載の記憶回路であるメモリと、
第1層の複数の第1ノードに対応する複数の第1データのうち1つの第1データに複数の重みによる重み付けを行うことで第2層の複数の第2ノードに対応する複数の第2データの各々一部を算出する処理を前記複数の第1データについて行い、前記複数の第2データの各々について、前記複数の第2データの一部を前記複数の第1データ分加算することで前記複数の第2データを算出し、前記複数の第1データのうち少なくとも1つの第2データの処理を並列に処理する処理部と、
を備え、
前記複数のメモリセルは、前記複数の重みをそれぞれ格納し、1つの第1データに対応する複数の重みは同じ行に、異なる第1データに対応する複数の重みは異なる行に格納し、
前記処理部は、前記少なくとも2つの第1データの処理を並列に処理するときに、前記複数のブロックのうち1つのブロック内の前記少なくとも2つのビット線から並列にデータを読み出す処理装置。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか一項に記載の記憶回路である第1メモリと、
請求項1から3のいずれか一項に記載の記憶回路である第2メモリと、
第1層の複数の第1ノードに対応する複数の第1データに複数の第1重みによる重み付けをそれぞれ行った後に加算することにより、第2層の複数の第2ノードに対応する複数の第2データのうち1つの第2データを算出する処理を前記複数の第2データについて行うことによって、前記複数の第2データを算出し、前記複数の第2データのうち少なくとも2つの第2データの処理を並列に処理する第1処理部と、
前記複数の第2データのうち1つの第2データに複数の第2重みによる重み付けを行うことで第3層の複数の第3ノードに対応する複数の第3データの各々一部を算出する処理を前記複数の第2データについて行い、前記複数の第3データの各々について、前記複数の第3データの一部を前記複数の第2データ分加算することで前記複数の第3データを算出し、前記複数の第2データのうち少なくとも2つの第2データの処理を並列に処理する第2処理部と、
を備え、
前記第1メモリにおける前記複数のメモリセルは、前記複数の第1重みをそれぞれ格納し、1つの第2データに対応する複数の第1重みは同じ行に、異なる第2データに対応する複数の第1重みは異なる行に格納し、
前記第2メモリにおける前記複数のメモリセルは、前記複数の第2重みをそれぞれ格納し、1つの第2データに対応する複数の第2重みは同じ行に、異なる第2データに対応する複数の第2重みは異なる行に格納し、
前記第2処理部が前記複数の第2データのうち1つの第2データの処理を実行しているときに、並列して前記第1処理部は前記複数の第2データのうち別の第2データの処理を実行し、
前記第1処理部は、前記少なくとも2つの第2データの処理を並列に処理するときに、前記第1メモリにおける前記複数のブロックのうち1つのブロック内の前記少なくとも2つのビット線から並列にデータを読み出し、
前記第2処理部は、前記少なくとも2つの第2データの処理を並列に処理するときに、前記第2メモリにおける前記複数のブロックのうち1つのブロック内の前記少なくとも2つのビット線から並列にデータを読み出す処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記憶回路および処理回路に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
不揮発性記憶素子を用いることなく、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)から構成されたインバータを用いた擬似不揮発性SRAM(VNR-SRAM)または超低電圧(ULV)リテンションSRAM(Static Random Access Memory)(ULVR-SRAM)が知られている(例えば特許文献1)。VNR-SRAMでは、ULVリテンションが可能なシュミットトリガ(ST)モードと通常の電圧でSRAMと同等の回路性能を実現できるブーステッドインバータ(BI)モードとを切り替え可能なデュアルモードインバータを用いる。このULVリテンションSRAMをいわゆるパワーゲーティング(PG)に用いることができる。
【0003】
また、双安定回路と不揮発性記憶素子を有するメモリセル(NV-SRAM)を用いた記憶回路が知られている(例えば特許文献2)。NV-SRAMでは双安定回路のデータを不揮発性記憶素子にストアし、電力消費を減らしつつ、必要な場合に不揮発性記憶素子のデータを双安定回路にリストアし、当該データを利用な状態とする。
【0004】
更にまた、ニューラルネットワークの重み係数等の係数を記憶するためのSRAMと、積和や評価関数の演算回路を組み合わせることによって、ニューラルネットワークの処理を高速に行うことが検討されている(例えば非特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2016/158691号
国際公開第2009/028298号
【非特許文献】
【0006】
IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, VOL. 53, pp,983-994, 2018.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のVNR-SRAMでは、ULVリテンションすることで、セルの記憶内容を失うことなく、待機時電力を削減することができる。しかしながら、VNR-SRAMでは、1つのメモリセルに14個または10個のトランジスタを用いる(以下、それぞれ14Tセル、10Tセルと称する)。このため、メモリセルが大型化してしまう、または、セル面積が増大するという第1の課題がある。また、10Tセルのようにトランジスタを減らすと、ULVリテンションの安定性(ノイズマージン)は低下する。
【0008】
また、特許文献2のNV-SRAMでは、メモリセル内の不揮発性記憶素子を用いることで、待機時にメモリセルの電源を遮断することができるため、待機時電力を削減できる。しかしながら,1つのメモリセルに不揮発性記憶素子に加えて8個トランジスタを用いる。このため、メモリセルが小型化しづらい、またはセル面積が増大するという第2の課題がある。
【0009】
本発明は、上記第1の課題または第2の課題に鑑み、小型化またはトランジスタ数を減らすことが可能な記憶回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、複数の行及び複数の列に行列状に配列され、相補的な一対の記憶ノードを各々有する複数のメモリセルと、前記複数の列に各々少なくとも2つのビット線が設けられ、列方向に配列されたメモリセルに接続する複数のビット線と、前記複数の行は、少なくとも2つの行を各々有する複数のブロックに分割され、前記複数のブロックの各々において、前記少なくとも2つのビット線の各々は、ブロック内の前記少なくとも2つの行のうち1つの行に設けられたメモリセルにおける前記一対の記憶ノードの少なくとも1つの記憶ノードに接続され、前記少なくとも2つの行のうち残りの行に設けられたメモリセルに接続されない、記憶回路である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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