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公開番号2024110602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015275
出願日2023-02-03
発明の名称給湯機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人加藤国際特許事務所
主分類F24H 4/02 20220101AFI20240808BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】強風が発生した場合に的確に対処することのできる給湯機を提供する。
【解決手段】給湯機100は、湯水を貯める貯湯タンク12と、湯水を加熱するヒートポンプユニット60と、湯水を循環させる循環回路33,34と、湯水を送る循環ポンプ15と、ヒートポンプユニット60および循環ポンプ15の動作を制御する制御装置11とを備え、制御装置11は、予め定められた期間毎の平均風速を取得する風速情報取得部11aと、貯湯タンク12から送られた低温の湯水をヒートポンプユニットで加熱させ、高温になった湯水を貯湯タンク12に戻す沸き上げ運転を行う沸き上げ部11bと、風速情報取得部11aで取得した平均風速が第一の閾値以上の場合、ヒートポンプユニット60を停止させて沸き上げ運転を禁止するヒートポンプユニット保護部11cとを備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
湯水を貯める貯湯タンクと、
前記貯湯タンクに貯湯される湯水を加熱するヒートポンプユニットと、
前記貯湯タンクと前記ヒートポンプユニットとの間で湯水を循環させる循環回路と、
前記循環回路に設けられ、前記循環回路内の湯水を送る循環ポンプと、
前記ヒートポンプユニットおよび前記循環ポンプの動作を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
予め定められた期間毎の平均風速を取得する風速情報取得部と、
前記貯湯タンクから前記循環回路を通して送られた低温の湯水を前記ヒートポンプユニットで加熱させ、高温になった湯水を前記循環回路を通して前記貯湯タンクに戻す沸き上げ運転を行う沸き上げ部と、
前記風速情報取得部で取得した前記平均風速が第一の閾値以上の場合、前記ヒートポンプユニットを停止させて前記沸き上げ運転を禁止するヒートポンプユニット保護部とを備える給湯機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ヒートポンプユニット保護部は、前記風速情報取得部で取得した前記平均風速が前記第一の閾値未満で且つ前記第一の閾値より低い第二の閾値以上の場合、前記ヒートポンプユニットの加熱能力を低下させる請求項1記載の給湯機。
【請求項3】
前記ヒートポンプユニットは、外気を導入する送風ファンと、前記送風ファンの給気口の開閉が可能なシャッターとを備え、
前記ヒートポンプユニット保護部は、前記風速情報取得部で取得した前記平均風速が前記第一の閾値より大きい第三の閾値以上の場合、前記ヒートポンプユニットを停止させて前記沸き上げ運転を禁止すると共に前記シャッターを閉じる請求項1または請求項2に記載の給湯機。
【請求項4】
前記制御装置は、前記ヒートポンプユニット保護部によって前記ヒートポンプユニットを停止させた後に、前記風速情報取得部で取得した前記平均風速が第四の閾値未満になった場合、前記ヒートポンプユニットの停止を解除する請求項1記載の給湯機。
【請求項5】
前記制御装置は、前記ヒートポンプユニット保護部によって前記ヒートポンプユニットの加熱能力を低下させた後に、前記風速情報取得部で取得した前記平均風速が第四の閾値未満になった場合、前記ヒートポンプユニットの加熱能力を元に戻す請求項2記載の給湯機。
【請求項6】
前記制御装置は、前記ヒートポンプユニット保護部によって前記シャッターを閉じた後に、前記風速情報取得部で取得した前記平均風速が第四の閾値未満になった場合、前記シャッターを開く請求項3記載の給湯機。
【請求項7】
表示部を有するリモコンを備え、
前記制御装置は、前記ヒートポンプユニット保護部によって前記ヒートポンプユニットを停止させた場合、前記表示部に前記沸き上げ運転が禁止されているといったガイダンス情報を表示する請求項1記載の給湯機。
【請求項8】
表示部を有するリモコンを備え、
前記制御装置は、前記ヒートポンプユニット保護部によって前記ヒートポンプユニットの加熱能力を低下させた場合、前記表示部に前記ヒートポンプユニットの加熱能力を低下させて前記沸き上げ運転を行っているといったガイダンス情報を表示する請求項2記載の給湯機。
【請求項9】
前記リモコンは報知部を更に備え、
前記制御装置は、前記表示部に前記ガイダンス情報を表示する際に、前記ガイダンス情報を前記報知部において音声で報知する請求項7または請求項8に記載の給湯機。
【請求項10】
操作部を有するリモコンを備え、
前記制御装置は、前記ヒートポンプユニット保護部による前記ヒートポンプユニットの保護を無効にするように前記操作部が操作された場合、前記ヒートポンプユニットを通常の加熱能力で動作させる請求項1または請求項2に記載の給湯機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、気象情報から台風が発生しているか否かを判定し、台風が発生している場合にヒートポンプユニットの電磁ブレーキを作動させ、ファンの回転を停止するよう制御する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-028554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によれば、台風が発生しているか否かでヒートポンプユニットの電磁ブレーキを作動させ、ファンの回転を停止するよう制御しているため、台風が発生していない状況で強風が吹いた場合に対処できないといった課題があった。また、特許文献1に記載された冷凍サイクルシステムの制御は、機器の起動時に行うものであり、機器が動作している間に気象が変動して強風が発生した場合には対処できないといった課題があった。
【0005】
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、強風が発生した場合に的確に対処することのできる給湯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る給湯機は、湯水を貯める貯湯タンクと、貯湯タンクに貯湯される湯水を加熱するヒートポンプユニットと、貯湯タンクとヒートポンプユニットとの間で湯水を循環させる循環回路と、循環回路に設けられ、循環回路内の湯水を送る循環ポンプと、ヒートポンプユニットおよび循環ポンプの動作を制御する制御装置とを備え、制御装置は、予め定められた期間毎の平均風速を取得する風速情報取得部と、貯湯タンクから循環回路を通して送られた低温の湯水をヒートポンプユニットで加熱させ、高温になった湯水を循環回路を通して貯湯タンクに戻す沸き上げ運転を行う沸き上げ部と、風速情報取得部で取得した平均風速が第一の閾値以上の場合、ヒートポンプユニットを停止させて沸き上げ運転を禁止するヒートポンプユニット保護部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る給湯機は、強風が発生した場合に的確に対処することのできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る給湯機の構成を示す図である。
(a)(b)は、実施の形態1に係る給湯機が有するヒートポンプユニットを示す斜視図である。
実施の形態1に係る給湯機の構成を示す図であり、沸き上げ運転時の湯水の流れを示す図である。
ヒートポンプユニットを保護するための保護機能の手順を示すフローチャートである。
リモコンの操作部を操作して、各閾値を変更する処理を模式的に示す図である。
リモコンの操作部を操作して、保護機能フラグを変更する処理を模式的に示す図である。
実施の形態1に係る給湯機が有する制御装置のハードウェア構成の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示を実施するための形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
【0010】
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、実施の形態1に係る給湯機100の構成を示す図である。図1に示すように、給湯機100は、貯湯ユニット10と、ヒートポンプサイクルを利用するヒートポンプユニット60と、運転動作指令や設定値の変更操作をするリモコン70と、Webサーバ80から風速情報を受信する無線LANルーター90とを備えている。貯湯ユニット10には、制御装置11と貯湯タンク12とが内蔵されている。貯湯ユニット10およびヒートポンプユニット60が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御装置11により制御される。制御装置11とリモコン70とは、相互通信可能に接続されている。また、リモコン70と無線LANルーター90とは、相互通信可能に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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