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公開番号
2024110291
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-15
出願番号
2023014809
出願日
2023-02-02
発明の名称
ポリウレタン樹脂組成物、人工皮革、合成皮革、および皮革用表面処理剤
出願人
東ソー株式会社
,
公益財団法人相模中央化学研究所
代理人
弁理士法人セントクレスト国際特許事務所
主分類
C08G
18/12 20060101AFI20240807BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】優れた抗菌活性と成膜性を両立するポリウレタン樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】ポリオール(A)と、場合により抗菌剤(B)と、有機酸(C)と、ポリイソシアネート(D)と、の反応生成物を含むイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー(E)と、場合により抗菌剤(B)を含む鎖延長剤(F)と、の反応生成物と、中和剤(G)と、を含むポリウレタン樹脂組成物であって、前記抗菌剤(B)が、第4級アンモニウム塩からなり、前記抗菌剤(B)の含有量が、前記ポリウレタン樹脂組成物中、前記イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー(E)の質量と、前記鎖延長剤(F)の質量と、の総和に対して、0.2~7.5質量%である、ポリウレタン樹脂組成物とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオール(A)と、抗菌剤(B)と、有機酸(C)と、ポリイソシアネート(D)と、の反応生成物を含むイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー(E)と、抗菌剤(B)を含んでいてもよい鎖延長剤(F)と、の反応生成物、または、ポリオール(A)と、有機酸(C)と、ポリイソシアネート(D)と、の反応生成物を含むイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー(E)と、抗菌剤(B)を含む鎖延長剤(F)と、の反応生成物と、
中和剤(G)と、を含むポリウレタン樹脂組成物であって、
前記抗菌剤(B)が、式(1)で表される第4級アンモニウム塩からなり、
前記抗菌剤(B)の含有量が、ポリウレタン樹脂組成物中、前記イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー(E)の質量と、前記鎖延長剤(F)の質量と、の総和に対して、0.2~7.5質量%である、ポリウレタン樹脂組成物。
(R
1
)
a
(R
2
)
b
(R
3
)
c
N
+
・X
-
(1)
(式(1)中、
R
1
は少なくとも一つの水素原子がヒドロキシ基で置換された脂肪族炭化水素基であり、
R
1
の炭素数は、
一つの水素原子のみがヒドロキシ基で置換されている場合、5~11であり、
二つ以上の水素原子がヒドロキシ基で置換されている場合、3~11であり、
R
2
は炭素数10~18の脂肪族炭化水素基であり、
R
3
は炭素数1~3の脂肪族炭化水素基であり、
X
-
は酸の共役塩基であり、
aは1又は2を表し、bは1を表し、cは1又は2を表し、かつa+b+c=4を満たし、かつ、
R
1
、R
2
およびR
3
で表される脂肪族炭化水素基の炭素数の総和が15以上23以下であり、
a又はcが2のとき、複数のR
1
又はR
3
は同一でも異なっていてもよい。)
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記抗菌剤(B)が、式(2)で表される第4級アンモニウム塩である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂組成物。
JPEG
2024110291000014.jpg
27
113
(式(2)中、mは6から11の整数を表し、nは10から14の整数を表し、かつm+n=16~21を満たし、X
-
はハロゲン化物イオンを表す。)
【請求項3】
前記抗菌剤(B)が、式(3)で表される第4級アンモニウム塩である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂組成物。
JPEG
2024110291000015.jpg
25
113
(式(3)中、nは12から14の整数を表し、X
-
はハロゲン化物イオンを表す。)
【請求項4】
前記抗菌剤(B)が、式(3)で表される第4級アンモニウム塩であり、nが12である、請求項3に記載のポリウレタン樹脂組成物。
【請求項5】
前記鎖延長剤(F)が、1個以上の一級または二級アミノ基を有するアミン化合物を含み、
前記ポリウレタン樹脂組成物中、前記鎖延長剤(F)により生成するウレア基濃度が、前記イソシアネート基末端ウレタンプレポリマー(E)の質量と、前記鎖延長剤(F)の質量と、の総和に対して、0mmol/g超1.00mmol/g以下である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂組成物。
【請求項6】
前記ポリオール(A)が、ポリオール(A-1)を含み、
前記ポリオール(A-1)が、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオール、ポリカーボネートジオール、およびポリオレフィンジオールからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂組成物。
【請求項7】
前記ポリオール(A-1)が、ポリカーボネートジオールを含む、請求項6に記載のポリウレタン樹脂組成物。
【請求項8】
前記ポリオール(A)が、ポリオール(A-1)と、多官能ポリオール(A-2)と、を含み、
前記ポリオール(A-1)が、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオール、ポリカーボネートジオール、およびポリオレフィンジオールからなる群より選ばれる1種以上であり、
前記多官能ポリオール(A-2)が、1分子中に3つ以上のヒドロキシ基を有する、ポリエステルポリオール(A-2-1)、ポリエーテルポリオール(A-2-2)、ポリオレフィンポリオール(A-2-3)、ポリカーボネートポリオール(A-2-4)からなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載のポリウレタン樹脂組成物。
【請求項9】
前記多官能ポリオール(A-2)が、前記ポリカーボネートポリオール(A-2-4)を含む、請求項8に記載のポリウレタン樹脂組成物。
【請求項10】
前記ポリオール(A)が、
ポリオール(A-1)と、ジオール(A-3)と、を含む、
多官能ポリオール(A-2)と、ジオール(A-3)と、を含む、または、
ポリオール(A-1)と、多官能ポリオール(A-2)と、ジオール(A-3)と、を含み、
前記ポリオール(A-1)が、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオール、ポリカーボネートジオール、およびポリオレフィンジオールからなる群より選ばれる1種以上であり、
前記多官能ポリオール(A-2)が、1分子中に3つ以上のヒドロキシ基を有する、ポリエステルポリオール(A-2-1)、ポリエーテルポリオール(A-2-2)、ポリオレフィンポリオール(A-2-3)、ポリカーボネートポリオール(A-2-4)からなる群より選ばれる1種以上であり、
前記ジオール(A-3)が、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオール、ポリカーボネートジオール、およびポリオレフィンジオール以外のジオールである、請求項1に記載のポリウレタン樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリウレタン樹脂組成物、人工皮革、合成皮革、および皮革用表面処理剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、住宅の居住空間や自動車の車室内の衛生上のニーズ等から、ポリウレタン樹脂等に抗菌剤を添加した抗菌性樹脂組成物の市場が拡大してきている。樹脂に添加される抗菌剤としては、無機系や有機系の種々の抗菌剤が知られており、抗菌性を示すカチオン系界面活性剤である第4級アンモニウム塩についても検討がなされている。
【0003】
このような樹脂に添加される第4級アンモニウム塩からなる抗菌剤としては、例えば、特許文献1(国際公開第2016/043202号)には、ジデシルジメチルアンモニウムブロミド、ジデシルジメチルアンモニウムクロリド、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジデシルジメチルアンモニウムアジペ-ト等に加えて、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムブロミド、アルキルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロリド、N,N-ジデシル-N-メチル-ポリ(オキシエチル)アンモニウムプロピオネ-ト、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムアジペ-ト、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムグルコネ-ト、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムスルホネ-ト、アルキルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムアジペ-ト、アルキルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムグルコネ-ト、ジデシルメチルポリオキシエチレンアンモニウムプロピオネ-ト等が挙げられている。
また、特許文献2(特許第4053635号公報)には、以下の第4級アンモニウム塩(下記式中、Rは水素原子又は炭化水素基であり、x、yは1~4の整数である。)が添加されたポリウレタン樹脂が記載されている。
【0004】
JPEG
2024110291000001.jpg
26
112
【0005】
JPEG
2024110291000002.jpg
26
78
【0006】
JPEG
2024110291000003.jpg
27
85
【0007】
JPEG
2024110291000004.jpg
28
105
【0008】
さらに、非特許文献1においては、R(CH
3
)
2
N
+
(CH
2
CH
2
CH
2
OH)Br
-
およびR(CH
3
)
2
N
+
(CH
2
CH
2
OH)Br
-
(R=C
10
H
21
~C
18
H
37
)についての抗菌活性が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
国際公開第2016/043202号
特許第4053635号公報
【非特許文献】
【0010】
D.B.Kudryavtsev,et al.,Anticorrosive Effects and Antimicrobial Properties of Alkyldimethyl(hydroxyalkyl)ammonium Bromides,Petroleum Chemistry,2011,Vol.51,No.4,pp.293-298
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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