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公開番号
2024109517
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-14
出願番号
2023206520
出願日
2023-12-06
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
21/14 20060101AFI20240806BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】装置を小型化しつつ、表裏のトナー像のズレが少ない高品位な成果物を得ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置が、感光体と、露光部と、現像部と、転写部と、再搬送部と、第1検知位置を検知する第1検知部と、第2検知位置を検知する第2検知部と、第1静電潜像を感光体に対して第1画像書き込み位置に形成すると共に、第2静電潜像を感光体に対して第2画像書き込み位置に形成するように露光部を制御する制御部と、を備える。制御部は、第1画像書き込み位置と、第1検知位置と、第2検知位置と、に基づいて第2画像書き込み位置を決定する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
感光体と、
前記感光体を露光して、前記感光体上に第1静電潜像及び第2静電潜像を書き込む露光部と、
前記感光体上の前記第1静電潜像及び前記第2静電潜像を、それぞれ第1トナー像及び第2トナー像として現像する現像部と、
前記第1トナー像及び前記第2トナー像を、シートの第1面及び第2面にそれぞれ転写する転写部と、
前記転写部によって前記第1面に前記第1トナー像が転写されたシートの表裏を反転させて、前記転写部に再度、シートを搬送する再搬送部と、
シート搬送方向における前記転写部よりも上流の位置において、前記第1面に前記第1トナー像が転写される前のシートの前記シート搬送方向に直交する幅方向における位置である第1検知位置を検知する第1検知部と、
前記再搬送部において、前記第1面に前記第1トナー像が転写された後であって前記第2面に前記第2トナー像が転写される前のシートの前記幅方向における位置である第2検知位置を検知する第2検知部と、
前記第1静電潜像を前記感光体に対して第1画像書き込み位置に形成すると共に、前記第2静電潜像を前記感光体に対して第2画像書き込み位置に形成するように前記露光部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1検知部によってシートの前記第1検知位置が検知される前に前記第1画像書き込み位置を決定し、前記第1画像書き込み位置と、前記第1検知位置と、前記第2検知位置と、に基づいて前記第2画像書き込み位置を決定する第1モードを備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
前記制御部は、シートが搬送される搬送路の前記幅方向における中央と、前記感光体上に形成される前記第1静電潜像の前記幅方向における中央と、が一致するように、前記第1画像書き込み位置を決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1検知部によってシートの前記第1検知位置が検知された後に記第1画像書き込み位置を決定し、前記第1画像書き込み位置と、前記第1検知位置と、前記第2検知位置と、に基づいて前記第2画像書き込み位置を決定する第2モードを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
連続してシートを搬送するジョブにおいて、1枚目のシートの、前記第1検知位置、前記第1画像書き込み位置、及び前記第1静電潜像をそれぞれ、1枚目第1検知位置、1枚目第1画像書き込み位置、及び1枚目第1静電潜像とすると、
前記制御部は、前記ジョブにおいて前記第2モードを実施した場合、前記第1検知部によって前記1枚目第1検知位置が検知された後に、前記感光体上の前記1枚目第1画像書き込み位置に前記1枚目第1静電潜像の形成が開始されるように前記露光部を制御すると共に、前記1枚目第1画像書き込み位置を、前記1枚目第1検知位置に基づいて決定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記ジョブにおいて、2以上の整数であるnについて、n枚目のシートの、前記第1検知位置、前記第1画像書き込み位置、及び前記第1静電潜像をそれぞれ、n枚目第1検知位置、n枚目第1画像書き込み位置、及びn枚目第1静電潜像とすると、
前記制御部は、前記ジョブにおいて前記第2モードを実施した場合、前記第1検知部によって前記n枚目第1検知位置が検知される前に、前記感光体上の前記n枚目第1画像書き込み位置に前記n枚目第1静電潜像の形成が開始されるように前記露光部を制御すると共に、前記n枚目第1画像書き込み位置を、前記1枚目第1画像書き込み位置と同じ位置とする、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1検知部は、前記第1検知位置と、前記シート搬送方向における前記転写部よりも上流の位置において、前記第1面に前記第1トナー像が転写された後であって前記第2面に前記第2トナー像が転写される前のシートの前記幅方向における位置である第3検知位置と、を検知し、
前記制御部は、前記第1検知部によってシートの前記第1検知位置が検知された後に記第1画像書き込み位置を決定し、前記第1画像書き込み位置と、前記第1検知位置と、前記第2検知位置と、前記第3検知位置と、に基づいて前記第2画像書き込み位置を決定する第3モードを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
連続してシートを搬送するジョブにおいて、1枚目のシートの、前記第1検知位置、前記第2検知位置、前記第3検知位置、前記第1画像書き込み位置、前記第2画像書き込み位置、及び前記第2静電潜像をそれぞれ、1枚目第1検知位置、1枚目第2検知位置、1枚目第3検知位置、1枚目第1画像書き込み位置、1枚目第2画像書き込み位置、及び1枚目第2静電潜像とし、
前記1枚目第3検知位置と前記1枚目第2検知位置との差を、1枚目ズレ量とし、
前記制御部は、前記ジョブにおいて前記第3モードを実施した場合、前記第1検知部によって前記1枚目第3検知位置が検知された後に、前記感光体上の前記1枚目第2画像書き込み位置に前記1枚目第2静電潜像の形成が開始されるように前記露光部を制御すると共に、前記1枚目第2画像書き込み位置を、前記1枚目第1画像書き込み位置と、前記1枚目第1検知位置と、前記1枚目第2検知位置と、前記1枚目ズレ量と、に基づいて決定する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記ジョブにおいて、2以上の整数であるnについて、n枚目のシートの、前記第1検知位置、前記第2検知位置、前記第3検知位置、前記第1画像書き込み位置、前記第2画像書き込み位置、及び前記第2静電潜像をそれぞれ、n枚目第1検知位置、n枚目第2検知位置、n枚目第3検知位置、n枚目第1画像書き込み位置、n枚目第2画像書き込み位置、及びn枚目第2静電潜像とすると、
前記制御部は、前記ジョブにおいて前記第3モードを実施した場合、前記第1検知部によって前記n枚目第3検知位置が検知される前に、前記感光体上の前記n枚目第2画像書き込み位置に前記n枚目第2静電潜像の形成が開始されるように前記露光部を制御すると共に、前記n枚目第2画像書き込み位置を、前記n枚目第1画像書き込み位置と、前記n枚目第1検知位置と、前記n枚目第2検知位置と、前記1枚目ズレ量と、に基づいて決定する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1検知部は、前記第1検知位置と、前記シート搬送方向における前記転写部よりも上流の位置において、前記第1面に前記第1トナー像が転写された後であって前記第2面に前記第2トナー像が転写される前のシートの前記幅方向における位置である第3検知位置と、を検知し、
連続してシートを搬送するジョブにおいて、1枚目のシートの、前記第1検知位置、前記第3検知位置、前記第1画像書き込み位置、前記第2画像書き込み位置、及び前記第2静電潜像をそれぞれ、1枚目第1検知位置、1枚目第3検知位置、1枚目第1画像書き込み位置、1枚目第2画像書き込み位置、及び1枚目第2静電潜像とすると、
前記制御部は、前記ジョブにおいて前記第3モードを実施した場合、前記第1検知部によって前記1枚目第3検知位置が検知された後に、前記感光体上の前記1枚目第2画像書き込み位置に前記1枚目第2静電潜像の形成が開始されるように前記露光部を制御すると共に、前記1枚目第2画像書き込み位置を、前記1枚目第1画像書き込み位置と、前記1枚目第1検知位置と、前記1枚目第3検知位置と、に基づいて決定する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項10】
シートをそれぞれ収納する第1収納部及び第2収納部を備え、
前記1枚目のシートは、前記ジョブにおけるシートの給送元が、前記第1収納部から前記第2収納部に切り替わった後の1枚目のシートを含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1によると、シートの幅方向における端部の位置を検知する片寄り検知センサと、シート搬送方向において片寄り検知センサの上流に配置されるレジストレーションローラと、を備えた画像形成装置が提案されている。レジストレーションローラは、シートを挟持した状態で、軸方向、すなわち幅方向に移動することで、シートを幅方向にシフトさせることができる。画像形成装置の制御部は、片寄り検知センサの検知結果と、記憶部から読みだされるシートの基準端部位置と、の差から、シートの位置補正量を算出し、該位置補正量に基づいてレジストレーションローラを幅方向にシフトする。
【0003】
特許文献2によると、シートの先端及び側端の位置を計測するシート検知センサと、シート搬送方向においてシート検知センサの上流に配置されるレジストレーションローラと、を備えた画像形成装置が提案されている。画像形成装置の制御部は、シート検知センサの検知結果に基づいて、予め決められたシートの先端と側端の位置からのシートのズレ量を計算し、感光体への画像の書き込みタイミングや、幅方向における書き込み位置を補正する。
【0004】
特許文献3によると、シートに画像を形成する画像形成部と、画像形成部によって第1面に画像が形成されたシートの表裏を反転して画像形成部に再度搬送する反転搬送部と、を備えた画像形成装置が提案されている。反転搬送部には、横レジスト調整用画像の位置を検知するためのセンサが設けられている。画像形成装置は、テストモードの際に、画像形成部によってシートに横レジスト調整用画像を形成する。そして、画像形成装置の制御部は、センサによって検知された横レジスト調整用画像と、基準位置と、のズレから、シートの横レジスト量を算出する。制御部は、該横レジスト量に基づいて、感光体への画像書き込み位置を補正する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-143643号公報
特開2006-293280号公報
特開2005-241669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、レジストレーションローラを幅方向にシフトさせるためのモータ等の機構が必要である。また、レジストレーションローラによって挟持されたシートが幅方向にシフトする際には、シート搬送方向においてレジストレーションローラの上流に配置されたループローラ対のニップを解除する機構も必要となる。このため、装置が大型化及びコストアップしてしまう。
【0007】
また、特許文献2に記載の画像形成装置は、シート検知センサの検知結果に基づいて感光体に静電画像を書き込むために、1色目の静電潜像形成位置からに2次転写部までの距離よりも、シート検知センサから2次転写部までの距離の方が長くなっている。このようにシート検知センサ及び各感光体が配置されているため、画像形成装置のサイズが大型化してしまっていた。
【0008】
また、特許文献3に記載の画像形成装置は、通常の原稿複写を行う通常複写モードと、装置のセッティング時等に実施されるテストモードと、の2種類のモードを有している。この画像形成装置は、上述したテストモードにおいて横レジスト量を算出した後に、該横レジスト量に基づいて、通常複写モードにて転写されるトナー像の書き込み位置を補正する。すなわち、横レジスト量を算出するためにテストモードにおいて使用されるシートと、算出された横レジスト量を用いて書き込み位置が補正されたトナー像が転写されるシートと、が異なる。このため、例えばシートの裁断誤差等により、テストモードで使用されるシートと通常複写モードで使用されるシートのサイズが異なる場合には、シートに形成されるトナー像の位置精度が低下してしまう。
【0009】
そこで、本発明は、装置を小型化しつつ、表裏のトナー像のズレが少ない高品位な成果物を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、画像形成装置において、感光体と、前記感光体を露光して、前記感光体上に第1静電潜像及び第2静電潜像を書き込む露光部と、前記感光体上の前記第1静電潜像及び前記第2静電潜像を、それぞれ第1トナー像及び第2トナー像として現像する現像部と、前記第1トナー像及び前記第2トナー像を、シートの第1面及び第2面にそれぞれ転写する転写部と、前記転写部によって前記第1面に前記第1トナー像が転写されたシートの表裏を反転させて、前記転写部に再度、シートを搬送する再搬送部と、シート搬送方向における前記転写部よりも上流の位置において、前記第1面に前記第1トナー像が転写される前のシートの前記シート搬送方向に直交する幅方向における位置である第1検知位置を検知する第1検知部と、前記再搬送部において、前記第1面に前記第1トナー像が転写された後であって前記第2面に前記第2トナー像が転写される前のシートの前記幅方向における位置である第2検知位置を検知する第2検知部と、前記第1静電潜像を前記感光体に対して第1画像書き込み位置に形成すると共に、前記第2静電潜像を前記感光体に対して第2画像書き込み位置に形成するように前記露光部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1検知部によってシートの前記第1検知位置が検知される前に前記第1画像書き込み位置を決定し、前記第1画像書き込み位置と、前記第1検知位置と、前記第2検知位置と、に基づいて前記第2画像書き込み位置を決定する第1モードを備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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