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公開番号2024108739
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013268
出願日2023-01-31
発明の名称車両用冷却システム
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類B60L 53/16 20190101AFI20240805BHJP(車両一般)
要約【課題】ケーブルの大径化を極力抑制する。
【解決手段】ケーブル11内に、電線21、22に沿って延在する2本の冷媒流通路31、32を設ける。ケーブル11の端末部に取り付けたメスコネクタ12内のUターン接続流路33で、ケーブル11内の冷媒流通路31、32に冷媒を循環させて電線21、22を冷却し、電線21、22の発熱を抑制する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線および前記電線に沿って延在し内部を流通する冷媒によって前記電線を冷却する2本の冷媒流通路を有するケーブルと、
前記ケーブルの端末部に取り付けられ、車両に搭載された相手側コネクタに嵌合接続されるコネクタと、を備え、
前記コネクタに、前記ケーブルの2本の冷媒流通路を互いに連通させることで、前記2本の冷媒流通路のうちの一方を流れてくる冷媒を他方に流入させる接続流路が設けられている、
車両用冷却システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ケーブルの、一方の端末部に、車両に搭載された相手側コネクタに嵌合接続される前記コネクタが取り付けられ、かつ、他方の端末部に、車両外の充電ケーブルが接続される充電インレットが取り付けられており、
前記充電インレットに、前記ケーブルの電線と前記車両外の充電ケーブルの電線とを電気接続する充電端子と、前記ケーブルの2本の冷媒流通路と車両外の2本の冷媒通路とをそれぞれ流路接続する冷媒通路接続口と、が設けられている、
請求項1に記載の車両用冷却システム。
【請求項3】
前記ケーブル内の2本の冷媒流通路は、前記ケーブル内の一対の前記電線の間に配置され、
前記コネクタには、前記一対の電線が配置される一対の電線配置部が設けられ、
前記コネクタ内の前記接続流路が、前記一対の電線配置部の間に配置されている、
請求項1に記載の車両用冷却システム。
【請求項4】
前記コネクタのハウジングは、互いに合わせ面を合わせることで1つに合体される2つの半割体に半割りされており、前記2つの半割体の一方と他方とに前記一対の電線配置部の一方と他方とがそれぞれ設けられ、前記合わせ面の間に前記接続流路が配置されている、
請求項1に記載の車両用冷却システム。
【請求項5】
前記2つの半割体の合わせ面の少なくとも一方にU字状の凹部が設けられ、前記凹部に前記接続流路を形成するU字状の配管が組み付けられている、
請求項4に記載の車両用冷却システム。
【請求項6】
前記ケーブル内の電線の端末部に、前記相手側コネクタの相手側端子と接続される接続端子が取り付けられ、
前記コネクタ内の電線配置部に、その内部において前記相手側端子と前記接続端子との嵌合接続を可能にするための貫通孔が設けられ、
前記コネクタ内の前記接続流路の一端に、前記ケーブル内の一方の冷媒流通路に接続される第1接続部が設けられ、かつ、前記コネクタ内の前記接続流路の他端に、前記ケーブル内の他方の冷媒流通路に接続される第2接続部が設けられている、
請求項1に記載の車両用冷却システム。
【請求項7】
前記ケーブル内の前記2本の冷媒流通路および前記コネクタ内の前記接続流路によって構成されるケーブル側冷媒通路が、前記車両の内部に配置されて、前記車両に搭載された冷却対象物を冷却する冷媒循環通路の一部として組み込まれている、
請求項1に記載の車両用冷却システム。
【請求項8】
前記接続流路を有するコネクタが、前記ケーブルの一端側と他端側の両方に取り付けられており、
前記ケーブル内の2本の冷媒流通路のうちの一方が、長さ方向の途中で連通遮断され、その連通遮断箇所の両側の連通遮断端に冷媒流入口と冷媒流出口とが設けられ、
前記冷媒流入口および前記冷媒流出口により、前記ケーブル内の冷媒流通路が、前記車両内の冷媒循環通路に直列に接続されている、
請求項7に記載の車両用冷却システム。
【請求項9】
前記接続流路を有する前記コネクタは前記ケーブルの一端側にのみ取り付けられ、前記ケーブルの他端側には、車両に搭載された第2の相手側コネクタに嵌合接続される第2のコネクタが取り付けられ、
前記ケーブルの他端側の前記2本の冷媒流通路の端部は、前記ケーブルの他端側に取り付けられた前記第2のコネクタおよび第2の相手側コネクタの内部通路を通して、前記車両内の冷媒循環通路に接続されている、
請求項7に記載の車両用冷却システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車等の車両用冷却システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車等の高出力化に伴って、高電圧・高電流に耐える導電経路が必要になって来ている。高電圧化・高電流化が進むと、導電経路の発熱量の増大が問題となるため、例えば、充電ケーブルやモータケーブルなどのケーブルを大径化せざるを得なくなる。しかし、ケーブルを大径化すると、重量増の問題や搭載スペース増の問題が生じるため、大径化を抑制する要求が強まっている。
【0003】
特許文献1には、端子の内部に形成した流体通路に冷媒を流すことで、端子を冷却する技術が開示されている。しかし、ケーブルの冷却までは行われないため、ケーブルの大径化を防ぐことは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/106958号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した技術においては、車両内のケーブルが冷却されず、ケーブルの大径化を抑制することが困難であったため、ケーブルの重量増の問題や搭載スペース増の問題が生じるおそれがあった。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気自動車の高出力化に伴うケーブルの大径化を極力抑制することが可能な車両用冷却システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両用冷却システムは、下記を特徴としている。
【0008】
電線および前記電線に沿って延在し内部を流通する冷媒によって前記電線を冷却する2本の冷媒流通路を有するケーブルと、
前記ケーブルの端末部に取り付けられ、車両に搭載された相手側コネクタに嵌合接続されるコネクタと、を備え、
前記コネクタに、前記ケーブルの2本の冷媒流通路を互いに連通させることで、前記2本の冷媒流通路のうちの一方を流れてくる冷媒を他方に流入させる接続流路が設けられている、
車両用冷却システム。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電気自動車の高出力化に伴うケーブルの大径化を極力抑制することが可能になる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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