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公開番号2024101647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005667
出願日2023-01-18
発明の名称雌端子
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/115 20060101AFI20240723BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、雄端子に対する電気的接続信頼性の向上を図った雌端子を提供することを目的とする。
【解決手段】
雌端子1は、雄端子100のタブ部101が挿入される筒状部21と、該筒状部21の軸方向Yに延びて形成された3本のバネ片22R、23、22Lと、を備え、3本のバネ片は、基端が筒状部の一つの壁24に連続し、折り返されて自由端が一つの壁の内面に対向して延びる片持ち梁状に形成されているとともに、幅方向Xに並んで設けられ、3本のバネ片のうち中央に位置する主バネ片23にのみ、タブ部101に当接可能な凸のインデント232が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
雄端子のタブ部が挿入される筒状部と、
該筒状部の軸方向に延びて形成された3本のバネ片と、を備えた雌端子であって、
前記3本のバネ片は、基端が前記筒状部の一つの壁に連続し、折り返されて自由端が前記一つの壁の内面に対向して延びる片持ち梁状に形成されているとともに、幅方向に並んで設けられ、
前記3本のバネ片のうち中央に位置する主バネ片にのみ、前記タブ部に当接可能な凸のインデントが設けられていることを特徴とする雌端子。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記3本のバネ片は、前記主バネ片の両側に位置する一対の副バネ片を有し、
前記主バネ片の幅寸法は、前記各副バネ片の幅寸法より大きいことを特徴とする請求項1に記載の雌端子。
【請求項3】
前記筒状部には、前記一つの壁から突出し、前記主バネ片が変位した際に、前記主バネ片に当接可能な過大変位防止片が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の雌端子。
【請求項4】
前記筒状部は、前記一つの壁から立設するとともに互いに対向する一対の対向壁を有し、
前記一対の対向壁のうち、一方の対向壁には、他方の対向壁に向けて前記タブ部を付勢する横バネが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の雌端子。
【請求項5】
前記一対の対向壁のうち、前記他方の対向壁には、前記一方の対向壁に向けて突出して設けられて前記タブ部に当接可能な横突起が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の雌端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雌端子に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車には、多種多様な電子機器が搭載され、電子機器に電力や制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、を備え、このコネクタを電子機器のコネクタや他のワイヤハーネスのコネクタに嵌合させることで、電子機器や他のワイヤハーネスに接続される。
【0003】
このようなコネクタを構成する端子として、特許文献1には、雌型の端子金具(以下、雌端子と記す)が開示されている。特許文献1に開示された雌端子は、雄端子のタブが挿入される角筒状の接続部と、該接続部の内部に折り返されるとともに、雄端子のタブに弾性的に接触する弾性接触片と、が設けられている。この弾性接触片は、先端縁を切り欠いて形成された2本のスリットが形成されていることによって、3本の弾性接触片が幅方向に並んで形成されている。これらの弾性接触片は、折り返された部分を中心として先端にある自由端が上下するように独立して弾性変位可能となっている。また各弾性接触片には、突起状の接点部が設けられ、雄端子のタブは3個の接点部によっていわゆる3点支持されるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-82158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、走行中におけるエンジンや路面からの振動により、雄端子のタブ部が雌端子の接触部の内部でがたつく場合があった。即ち、振動に対して雌雄の端子が相対的に変位して、雄端子に対する電気的接続信頼性の低下を招いてしまう虞がある。
【0006】
本発明は、雄端子に対する電気的接続信頼性の向上を図った雌端子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、雄端子のタブ部が挿入される筒状部と、該筒状部の軸方向に延びて形成された3本のバネ片と、を備えた雌端子であって、前記3本のバネ片は、基端が前記筒状部の一つの壁に連続し、折り返されて自由端が前記一つの壁の内面に対向して延びる片持ち梁状に形成されているとともに、幅方向に並んで設けられ、前記3本のバネ片のうち中央に位置する主バネ片にのみ、前記タブ部に当接可能な凸のインデントが設けられていることを特徴とする雌端子である。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、振動に対して雌雄の端子が相対的に変位されることが抑制されることとなり、雄端子に対する電気的接続信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る雌端子を示す斜視図である。
前記雌端子を含む雌コネクタと雄端子を含む雄コネクタが嵌合した状態を示す断面図である。
前記雌端子を正面から見た図である。
前記雌端子を側方から見た図である。
図3中のI-I線に沿う断面図である。
図3中のII-II線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図1~6に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る雌端子1を示す斜視図である。図2は、前記雌端子1を含む雌コネクタ1Fと雄端子100を含む雄コネクタ1Mが嵌合した状態を示す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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