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公開番号
2024106777
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-08
出願番号
2023011212
出願日
2023-01-27
発明の名称
シリコーン離型剤組成物及び積層体
出願人
株式会社カーリット
代理人
主分類
C08L
83/04 20060101AFI20240801BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】離型層表面へのブリードアウトが抑制され、剥離性能を損なうことなく帯電防止能が付与されたシリコーン離型剤組成物及びその積層体を提供する。
【解決手段】シリコーン系樹脂と式(1)で表されるオニウム塩を含むシリコーン離型剤組成物。
式(1):Q
+
・(R
1
SO
2
)
2
N
-
(1)
(式中、Q
+
はアルケニル基を有するピリジニウムカチオン又はイミダゾリウムカチオンを表す。)
式(1)中のR
1
は炭素鎖が1~4のパーフルオロアルキル基もしくはフルオロ基を表す。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
シリコーン系樹脂と式(1)で表されるオニウム塩を含むシリコーン離型剤組成物。
式(1):Q
+
・(R
1
SO
2
)
2
N
-
(1)
(式中、Q
+
は式(2)又は式(3))
JPEG
2024106777000006.jpg
31
46
TIFF
2024106777000007.tif
19
46
式(1)中のR
1
は炭素鎖が1~4のパーフルオロアルキル基もしくはフルオロ基を表す。式(2)中、R
2
は、同一又は異なってもよい、炭素数1~4のアルキル基もしくは水素原子である。式(3)中、R
3
は炭素数1~4のアルキル基を表す。nは1~4を示す。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
式(1)中のR
1
がトリフルオロメチル基もしくはフルオロ基である請求項1に記載のシリコーン離型剤組成物。
【請求項3】
シリコーン系樹脂100質量部に対して、式(1)で表されるオニウム塩を0.1~10質量部含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のシリコーン離型剤組成物。
【請求項4】
前記シリコーン系樹脂が付加反応型シリコーン系樹脂である請求項1~3のいずれか1つに記載のシリコーン離型剤組成物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1つに記載のシリコーン離型剤組成物を含む離型層が、基材上に形成された積層体。
【請求項6】
基材上に、請求項1~4のいずれか1つに記載のシリコーン離型剤組成物を含む離型層を形成させる工程を含む積層体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カチオンにアルケニル基を有するオニウム塩含有シリコーン離型剤組成物及びその積層体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
シリコーン離型剤組成物への帯電防止機能付与は導電性高分子(PEDOT分散液)を用いることが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-23690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シリコーン系樹脂を含有する離型層は、帯電防止剤のシリコーン樹脂への相溶性の低さから、表面へのブリードアウトが問題となっている。また、離型層の帯電防止能を補うために、別途導電性高分子などを含む帯電防止プライマー層の塗工が必要となる。
従って、本発明は、カチオンにアルケニル基を有するオニウム塩を帯電防止剤としてシリコーン系樹脂に含有させることで、ブリードアウトにより帯電防止特性を損なうことがない、剥離特性に優れたシリコーン離型剤組成物を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、鋭意研究の結果、カチオン部位にアルケニル基を有するオニウム塩をシリコーン系樹脂に一定量含有させることで、十分な帯電防止能を有する剥離特性に優れたシリコーン離型剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成させた。
【0006】
本発明は以下[1]~[6]に示すものである。
【0007】
[1]シリコーン系樹脂と式(1)で表されるオニウム塩を含むシリコーン離型剤組成物。
式(1):Q
+
・(R
1
SO
2
)
2
N
-
(1)
(式中、Q
+
は式(2)又は式(3))
式(1)中のR
1
は炭素鎖が1~4のパーフルオロアルキル基もしくはフルオロ基を表す。
JPEG
2024106777000001.jpg
31
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2024106777000002.tif
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式(2)中、R
2
は、同一又は異なってもよい、炭素数1~4のアルキル基もしくは水素原子である。式(3)中、R
3
は炭素数1~4のアルキル基を表す。nは1~4を示す。
[2]式(1)中のR
1
がトリフルオロメチル基もしくはフルオロ基である[1]に記載のシリコーン離型剤組成物。
[3]シリコーン系樹脂100質量部に対して、式(1)で表されるオニウム塩を0.1~10質量部含むことを特徴とする[1]又は[2]に記載のシリコーン離型剤組成物。
[4]前記シリコーン系樹脂が付加反応型シリコーン系樹脂である[1]~[3]のいずれか1つに記載のシリコーン離型剤組成物。
[5][1]~[4]のいずれか1つに記載のシリコーン離型剤組成物を含む離型層が、基材上に形成された積層体。
[6]基材上に、[1]~[4]のいずれか1つに記載のシリコーン離型剤組成物を含む離型層を形成させる工程を含む積層体の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、剥離性能を損なうことなく、帯電防止能が付与されたシリコーン系樹脂を含むシリコーン離型剤組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明について説明する。
【0010】
[アルケニル基含有オニウム塩]
本発明のシリコーン離型剤組成物は、式(1)で表されるオニウム塩を含有する。
式(1):
Q
+
・(R
1
SO
2
)
2
N
-
(1)
(式中、Q
+
は式(2)又は式(3))
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2024106777000003.jpg
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2024106777000004.tif
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(【0011】以降は省略されています)
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