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公開番号2024105000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009488
出願日2023-01-25
発明の名称表示制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類G08G 1/09 20060101AFI20240730BHJP(信号)
要約【課題】移動体が交差点を通過する際に、当該移動体の遠隔操作のための表示装置の画像表示についての遠隔オペレータの視認性を向上できるようにする。
【解決手段】表示制御装置は、遠隔オペレータによる移動体の遠隔操作のための表示装置の画像表示を制御するように構成されている。表示装置は、移動体が通過する交差点に設置され、且つ、交差点のエリアの交通状況を撮像するカメラの画像である交差点画像を表示する第1画面を含む。表示制御装置は、移動体の右左折に関する遠隔オペレータの意思情報を取得するセンサと、プロセッサと、を備える。プロセッサは、交差点画像内での移動体の進行方向と意思情報とに応じて移動体の予定進路を示す進路画像の形状を決定し、進路画像を交差点画像内の移動体と関連付けつつ交差点画像に重畳的に表示させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
遠隔オペレータによる移動体の遠隔操作のための表示装置の画像表示を制御する表示制御装置であって、
前記表示装置は、前記移動体が通過する交差点に設置され且つ前記交差点のエリアの交通状況を撮像するカメラの画像である交差点画像を表示する第1画面を含み、
前記表示制御装置は、
前記移動体の右左折に関する前記遠隔オペレータの意思情報を取得するセンサと、
プロセッサと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記交差点画像内での前記移動体の進行方向と、前記意思情報とに応じて、前記移動体の予定進路を示す進路画像の形状を決定し、
前記進路画像を、前記交差点画像内の前記移動体と関連付けつつ前記交差点画像に重畳的に表示させる
表示制御装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記意思情報は、前記遠隔オペレータによって操作されるウインカー操作器が中立位置、右折指示位置、又は左折指示位置であることを示す情報である
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記表示装置は、前記移動体の前方を撮像する移動体カメラの画像を表示する第2画面を含み、
前記意思情報は、前記第2画面を見る前記遠隔オペレータの視線の情報である
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記意思情報は、前記遠隔オペレータによって操作されるステアリングホイールの操作量を示す情報である
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記移動体が第1方向から前記交差点に進入する場合に前記第1画面に表示される前記交差点画像に対して、前記第1方向と反対の第2方向から前記移動体が前記交差点に進入する場合に前記第1画面に表示される前記交差点画像を左右反転させる
請求項1に記載の表示制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動体の遠隔操作のための表示制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両に搭載された情報表示装置を備える交通情報表示システムを開示している。この情報表示装置は、選択された地点の地図情報と受信したカメラパラメータとから、受信した撮像画像中における自車両の進路の方向を求め、撮像画像に進路の方向を示す情報を合成して画面に表示する。
【0003】
また、特許文献2は、自動運転車両に遠隔指示を行うシステムを開示している。このシステムは、自動運転車両の外部状況と進路とに基づいて、車両から遠隔コマンダに送信されるセンサ情報の範囲を限定情報範囲に設定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-021514号公報
特開2021-043523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
自動車等の移動体の遠隔操作(遠隔運転又は遠隔支援)の際の遠隔オペレータの安全確認のために、交差点に設置されたカメラの画像を遠隔オペレータ端末の表示装置の画面に表示することが考えられる。このような画像の表示には、表示装置に表示される画像を見た遠隔オペレータが画像内での移動体の進路を瞬時に把握しながら交通状況を容易に把握できることが求められる。
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術において撮像画像に合成される「進路の方向を示す情報」は、地図情報とカメラパラメータとに基づいて決定されるものであり、自車両の運転者が現在考えている移動体の進路(すなわち、移動体の進路に関する運転者の意思)を速やかに反映して決定されるものではない。
【0007】
したがって、仮に「移動体の遠隔操作」に対して特許文献1の技術を適用することができたとしても、「進路の方向を示す情報」は、移動体が交差点を通過する際の遠隔オペレータの意思に応じた移動体の進路を適切に表示することはできない。このため、特許文献1に記載の技術は、「移動体の遠隔操作」を行う遠隔オペレータが画像内での移動体の進路を瞬時に把握しながら交通状況を容易に把握できるようにするうえで改善の余地を残している。このことは、特許文献2に記載の技術についても同様である。
【0008】
本開示は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、移動体が交差点を通過する際に、当該移動体の遠隔操作のための表示装置の画像表示についての遠隔オペレータの視認性を向上できる表示制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る表示制御装置は、遠隔オペレータによる移動体の遠隔操作のための表示装置の画像表示を制御するように構成されている。表示装置は、移動体が通過する交差点に設置され且つ交差点のエリアの交通状況を撮像するカメラの画像である交差点画像を表示する第1画面を含む。表示制御装置は、移動体の右左折に関する遠隔オペレータの意思情報を取得するセンサと、プロセッサと、を備える。プロセッサは、交差点画像内での移動体の進行方向と意思情報とに応じて移動体の予定進路を示す進路画像の形状を決定し、進路画像を交差点画像内の移動体と関連付けつつ交差点画像に重畳的に表示させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、移動体が交差点を通過する際に、当該移動体の遠隔操作のための表示装置の画像表示についての遠隔オペレータの視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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