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公開番号
2024143306
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023055909
出願日
2023-03-30
発明の名称
安全支援システム
出願人
株式会社IHI
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08G
1/16 20060101AFI20241003BHJP(信号)
要約
【課題】工事区間における搬入出の安全を支援することが可能な技術を提供する。
【解決手段】安全支援システム1は、自動車専用道路の進行方向において、自動車専用道路の工事区間よりも上流に配置され、工事区間よりも上流に位置するそれぞれの監視範囲を有する複数の検知装置2と、複数の検知装置2からそれぞれの検知結果を取得する取得部31、及び検知結果のそれぞれを用いて、車両の検知に関する警告情報を生成する生成部34を有する統合制御盤3と、工事区間に配置され、統合制御盤3から取得した警告情報を出力する警告装置4と、を備える。工事区間の上流には、工事区間から見て視認できない区間である監視対象区間が形成されている。監視範囲の少なくとも一部は、監視対象区間と重複する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
自動車専用道路の進行方向において、前記自動車専用道路の工事区間よりも上流に配置され、前記工事区間よりも上流に位置するそれぞれの監視範囲を有する複数の検知装置と、
前記複数の検知装置からそれぞれの検知結果を取得する取得部、及び前記検知結果のそれぞれを用いて、車両の検知に関する警告情報を生成する生成部を有する統合制御盤と、
前記工事区間に配置され、前記統合制御盤から取得した前記警告情報を出力する警告装置と、を備え、
前記工事区間の上流には、前記工事区間から見て視認できない区間である監視対象区間が形成されており、
前記監視範囲の少なくとも一部は、前記監視対象区間と重複する、
安全支援システム。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記検知結果のそれぞれは、時刻情報を含み、
前記統合制御盤は、前記検知結果のそれぞれを同時刻で統合する統合部を有し、
前記生成部は、統合した前記検知結果を用いて、前記警告情報を生成する、
請求項1に記載の安全支援システム。
【請求項3】
前記生成部は、前記監視範囲のそれぞれについて、車両が存在するか否かを示す存在情報を含む前記警告情報を生成する、
前記警告装置は、前記存在情報を出力する、
請求項1に記載の安全支援システム。
【請求項4】
前記統合制御盤は、前記監視範囲のそれぞれに車両が存在するか否かに応じて、前記工事区間に対する入退場の可否を判定した判定結果を生成する判定部を有し、
前記生成部は、前記判定結果を含む前記警告情報を生成し、
前記警告装置は、前記判定結果を出力する、
請求項1に記載の安全支援システム。
【請求項5】
前記複数の検知装置は、順序に従って、前記工事区間よりも上流に向かって配置されており、隣り合う検知装置について、下流側の検知装置の監視範囲の一部と上流側の検知装置の監視範囲の一部とが重複する、請求項1に記載の安全支援システム。
【請求項6】
前記監視対象区間は、前記工事区間よりも上流のカーブ又は勾配によって、前記工事区間から視認できない死角を含む、請求項1に記載の安全支援システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動車専用道路の安全支援システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
道路の交通状況を検知する技術が知られている。特許文献1には、車両の速度情報を基に、渋滞警報装置が設置された地点の渋滞及び渋滞解消を検知する技術が記載されている。特許文献2には、道路上の要注意場所の位置情報及び注意情報を、路側機から車両に伝達することにより、車両の運転手の支援を行うシステムが記載されている。特許文献3には、所定のフィールドにおける外界認識情報に基づいて自動運転の安全性を検証し、自動運転の車両を制御するシステムが記載されている。特許文献4には、工事現場における指定範囲内に人又は他の車両等が侵入した場合に警報するシステムが記載されている。特許文献5及び6には、レーザレーダを用いて、車両の挙動を検知する装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-181309号公報
特開2018-55286号公報
特開2022-65804号公報
特許第6417301号公報
国際公開第2019/230122号
国際公開第2019/230123号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動車専用道路上で工事が行われる場合、工事区間が設けられる。工事区間には、搬入出を行う工事車両が出入りする。搬入出時には、走行中の一般車両と工事車両との衝突の危険性がある。工事区間では、交通誘導員の目視による工事車両の誘導が行われている。見通しが悪い地点では、見張り員が目視による監視を行い交通誘導員に連絡している。或いは、後尾警戒車の配置が行われている。目視での判断は、見落とし又は車両速度の判断ミスが発生する可能性がある。さらに、交通誘導員及び見張り員の人員の確保も困難である。
【0005】
本開示は、工事区間における搬入出の安全を支援することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る安全支援システムは、自動車専用道路の進行方向において、自動車専用道路の工事区間よりも上流に配置され、工事区間よりも上流に位置するそれぞれの監視範囲を有する複数の検知装置と、複数の検知装置からそれぞれの検知結果を取得する取得部、及び検知結果のそれぞれを用いて、車両の検知に関する警告情報を生成する生成部を有する統合制御盤と、工事区間に配置され、統合制御盤から取得した警告情報を出力する警告装置と、を備える。工事区間の上流には、工事区間から見て視認できない区間である監視対象区間が形成されている。監視範囲の少なくとも一部は、監視対象区間と重複する。
【0007】
本開示の一側面に係る安全支援システムでは、監視範囲の少なくとも一部が、自動車専用道路の工事区間から見て上流且つ視認できない監視対象区間と重複する。すなわち、複数の検知装置の少なくとも一つは、監視対象区間を監視する。複数の検知装置の検知結果のそれぞれを用いて警告情報が生成される。そして、工事区間において警告情報が出力される。すなわち、警告情報は、工事区間に搬入出する工事車両の運転手又は交通誘導員に提供される。このような構成によれば、運転手又は交通誘導員は、警告情報を用いて、工事車両の搬入出を行うことができる。これにより、入退場の可否の判断に係る人的ミスを防止することができる。その結果、工事車両を安全に支援することができる。また、監視対象区間に人員を配置する必要が無くなる。
【0008】
検知結果のそれぞれは、時刻情報を含んでもよい。統合制御盤は、検知結果のそれぞれを同時刻で統合する統合部を有してもよい。生成部は、統合した検知結果を用いて、警告情報を生成してもよい。この場合、同時刻で統合された検知結果を用いて警告情報が生成される。このような警告情報によれば、自動車専用道路の車両の走行状況を正確に把握することができる。その結果、工事車両をより安全に支援することができる。
【0009】
生成部は、監視範囲のそれぞれについて、車両が存在するか否かを示す存在情報を含む警告情報を生成してもよい。警告装置は、存在情報を出力してもよい。この場合、監視範囲のどこに車両が存在するか否かを示す存在情報が出力される。これにより、入退場の判断が容易になる。その結果、工事車両をより安全に支援することができる。
【0010】
統合制御盤は、監視範囲のそれぞれに車両が存在するか否かに応じて、工事区間に対する入退場の可否を判定した判定結果を生成する判定部を有してもよい。生成部は、判定結果を含む警告情報を生成してもよい。警告装置は、判定結果を出力してもよい。この場合、監視範囲のどこに車両が存在するか否かに応じて入退場の可否が判定され、その判定結果が出力される。これにより、入退場の可否の判断に係る人的ミスを防止することができる。その結果、工事車両をより安全に支援することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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