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公開番号
2024158907
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074531
出願日
2023-04-28
発明の名称
画像計測用のスケール治具、および、画像計測用のスケール治具の製造方法
出願人
株式会社IHI
代理人
弁理士法人青海国際特許事務所
主分類
G01B
11/02 20060101AFI20241031BHJP(測定;試験)
要約
【課題】修理を容易に行う。
【解決手段】画像計測用のスケール治具100は、平面部112を有し、板形状の基部110と、平面部112から突出し、円形状の計測面122を先端に有する円柱形状である、少なくとも2つの突出部120と、突出部120の外周面に嵌合可能な内周面を有する本体部132を有し、突出部120に装着された際に、本体部132における計測面122側に配されるマスク面134の光の反射率が計測面122よりも低く、突出部120に着脱自在に設けられるマスク部130と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
平面部を有し、板形状の基部と、
前記平面部から突出し、円形状の計測面を先端に有する円柱形状である、少なくとも2つの突出部と、
前記突出部の外周面に嵌合可能な内周面を有する本体部を有し、前記突出部に装着された際に、前記本体部における前記計測面側に配されるマスク面の光の反射率が前記計測面よりも低く、前記突出部に着脱自在に設けられるマスク部と、
を備える、画像計測用のスケール治具。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記マスク部が前記突出部に装着された際、前記マスク面は、前記計測面と面一となる、請求項1に記載の画像計測用のスケール治具。
【請求項3】
前記平面部に設けられ、前記突出部の外縁に沿った環状の溝部を備え、
前記マスク部の前記本体部の一部は、前記溝部に収容される、請求項1または2に記載の画像計測用のスケール治具。
【請求項4】
前記マスク部は、前記本体部の端部から径方向外方に延在するフランジ部を有し、
前記基部の前記平面部に前記フランジ部を固定する固定部を備える、請求項1または2に記載の画像計測用のスケール治具。
【請求項5】
前記マスク部の前記本体部は、軸方向と直交する方向に分割された2つの分割部材からなり、
前記マスク部は、
前記分割部材における分割位置から前記本体部の径方向外方に突出した羽部と、
一方の前記分割部材に設けられた前記羽部と、他方の前記分割部材に設けられた前記羽部とを連結する連結部と、
を有する、請求項1または2に記載の画像計測用のスケール治具。
【請求項6】
板形状の基部の平面部から突出し、円形状の計測面を先端に有する円柱形状である、少なくとも2つの突出部から、前記突出部の外周面に嵌合した内周面を有する本体部を有するマスク部を取り外す工程と、
前記突出部に装着された際に前記本体部における前記計測面側に配されるマスク面の光の反射率よりも高い反射率を有する塗料を前記計測面に塗布する工程と、
前記マスク部を前記突出部に装着する工程と、
を含む、画像計測用のスケール治具の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像計測用のスケール治具、および、画像計測用のスケール治具の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、カメラを用いた画像計測が広く利用されている。画像計測では、カメラの較正や、計測対象物の寸法、形状、位置、角度等の計測のために、画像計測用のスケール治具が用いられる。画像計測では、まず、スケール治具に設けられた複数の指標をカメラにより撮像して計測画像を取得する。そして、計測画像における指標の位置を画像処理によって検出し、その検出結果に基づいて、カメラの較正や計測対象物の計測を行う。指標は、計測画像において計測対象物との区別が容易となり、画像処理において検出が容易となる色や形状を有する。スケール治具において、指標は、例えば、真円形状である。また、スケール治具において、指標間の距離は予め固定されており、計測画像上の指標間の長さに基づいて、計測対象物の計測を行う。
【0003】
スケール治具として、例えば、特許文献1には、真円形状の貫通孔を複数有するプレートと、プレートの下面に設置されて複数の貫通孔を塞ぐ、黒色スポンジで構成されたシートとを有し、貫通孔によって区画される領域が指標として機能するスケール治具が開示されている。
【0004】
しかし、特許文献1のスケール治具では、貫通孔の縁を形成するプレートの角部において光が不均一に反射してしまい、計測画像において貫通孔の縁の一部の輝度が他の部分よりも極めて高くなる場合がある。この場合、画像処理において、貫通孔によって区画される領域、つまり、真円形状の指標の検出精度が極めて低くなってしまうという問題がある。また、影(オクルージョン)の影響により、画像処理において、真円形状の指標の検出精度が極めて低くなってしまうという問題もある。
【0005】
そこで、平板上に貼付された真円形状のマーカを複数有し、マーカが指標として機能するスケール治具が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-139329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
画像計測は、建設現場等の屋外で行われることが多いため、溶接、塗装、土埃等の粉塵によって、スケール治具に設けられたマーカが汚れたり、マーカの一部が破損したりしてしまうことがあった。マーカが汚損すると、画像処理において、計測画像上の指標の検出精度が低下し、計測対象物の計測精度も低下してしまう。このため、マーカが汚損した場合には、新たなマーカをスケール治具に貼付し直す必要がある。しかし、汚損したマーカと同じ位置に、新たなマーカを貼付するのは、困難であり、同じ位置であるか否かを確認する術もない。
【0008】
画像計測では、スケール治具におけるマーカ間の距離、つまり、指標間の距離に基づいて、計測対象物の計測を行うため、スケール治具におけるマーカ間の距離を正確に把握しておく必要がある。このため、新たなマーカを貼付した後、マーカ間の距離を測定顕微鏡で測定して、マーカ間の距離を新たに決定する。
【0009】
しかし、測定顕微鏡は大がかりな装置であるため、計測現場に持ち出すことは困難である。このため、計測現場から、測定顕微鏡が設置されている工場に、スケール治具を移動させ、工場において、新たなマーカを貼付し直し、マーカ間の距離を決定しなければならなかった。したがって、マーカが指標として機能する従来のスケール治具は、修理に手間がかかるという問題があった。
【0010】
そこで、本開示は、このような課題に鑑み、修理を容易に行うことが可能な画像計測用のスケール治具、および、画像計測用のスケール治具の製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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