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公開番号
2025067448
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177435
出願日
2023-10-13
発明の名称
回収装置
出願人
株式会社IHIエアロスペース
代理人
個人
,
個人
主分類
B64G
1/64 20060101AFI20250417BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】飛翔体の回収を行うことが難しい場合がある。
【解決手段】回収装置は、供給された推進剤を燃焼して所定方向に対する推力を得るエンジン部を有し、回収対象となる機体が推力を得る方向とは反対方向に向かって前記エンジン部により推力を得ることができるように前記回収対象となる機体に搭載可能なよう構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
供給された推進剤を燃焼して所定方向に対する推力を得るエンジン部を有し、
回収対象となる機体が推力を得る方向とは反対方向に向かって前記エンジン部により推力を得ることができるように前記回収対象となる機体に搭載可能なよう構成されている
回収装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の回収装置であって、
前記エンジン部は、デトネーション波を利用するデトネーションエンジンを含んでいる
回収装置。
【請求項3】
請求項1に記載の回収装置であって、
前記エンジン部に対して供給する推進剤を格納する推進剤格納部を有し、
前記エンジン部は、前記回収装置を前記回収対象となる機体に搭載した状態で、前記推進剤格納部からみて前記回収対象となる機体が位置する側とは反対側に位置するように、前記推進剤格納部と接続されている
回収装置。
【請求項4】
請求項3に記載の回収装置であって、
着陸時に接地する着陸用脚を有し、
前記着陸用脚は、前記回収装置を前記回収対象となる機体に搭載した状態で、前記推進剤格納部からみて前記回収対象となる機体が位置する側とは反対側に位置するように形成されている
回収装置。
【請求項5】
請求項1に記載の回収装置であって、
当該回収装置の側面には、姿勢制御を行うガスジェットが搭載されており、
前記ガスジェットを用いて前記回収対象となる機体の姿勢を上昇時の姿勢から反転させた状態で前記エンジン部による推力を得るよう構成されている
回収装置。
【請求項6】
請求項5に記載の回収装置であって、
前記回収装置は、前記回収対象となる機体と結合する側とは反対側において、所定の分離対象を分離可能に搭載可能なよう構成されており、
前記ガスジェットは、前記分離対象を分離した後に姿勢制御を行うよう構成されている
回収装置。
【請求項7】
回収対象となる機体と、
前記回収対象となる機体の上部に搭載される回収装置と、
を有し、
前記回収装置は、供給された推進剤を燃焼して所定方向に対する推力を得るエンジン部を有しており、
前記回収装置は、前記回収対象となる機体が推力を得る方向とは反対方向に向かって前記エンジン部により推力を得ることができるように前記回収対象となる機体の上段に搭載されている
飛翔体。
【請求項8】
飛翔体の回収方法であって、
分離対象を分離した後、飛翔体の姿勢を上昇時の姿勢から反転させ、
上昇時に用いたエンジンとは異なるエンジンを用いて下降時の速度を減速させる方向に推力を得る
飛翔体の回収方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回収装置、飛翔体、飛翔体の回収方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
推進剤を燃焼させることで推力を得るロケットなどの飛翔体が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、搭載したパラシュートを開いて降下可能な飛翔体が記載されている。特許文献1によると、飛翔体は、飛翔体本体のパラシュート収納部から引き出したパラシュートを開傘させて降下するパラシュート降下状態において、懸吊索を飛翔体本体の尾部寄りの部位で拘束して該懸吊索のみで飛翔体本体を鉛直方向に沿って縦吊りする段階から、飛翔体本体の尾部寄りの部位で拘束している懸吊索を開放して該懸吊索と横吊用索とで飛翔体本体を水平に横吊りする段階へ移行させる姿勢変換装置を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-182642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のようにパラシュートを用いて飛翔体を回収する場合、着地地点の高精度な制御を行うことが難しい。そのため、機体を海に落として回収することが必要であり、その結果、回収機体側に防水機能を持たせることが必要になるなど機能の追加が必要となっていた。また、飛翔体の回収方法としては、上昇時と同じロケットエンジンを下降時に用いて減速する、という方法もある。しかしながら、上昇時と下降時とでは求められる推力レベルや制御性が全く異なる。そのため、上昇時と下降時それぞれで求められる性能を同時に満たす推進システムの設計が複雑化してしまうという問題があった。このように、飛翔体の回収を容易に行うことが難しい、という課題が生じていた。
【0006】
そこで、本発明は、上述した課題を解決することが可能な回収装置、飛翔体、回収方法を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するため本開示の一形態である回収装置は、
供給された推進剤を燃焼して所定方向に対する推力を得るエンジン部を有し、
回収対象となる機体が推力を得る方向とは反対方向に向かって前記エンジン部により推力を得ることができるように前記回収対象となる機体に搭載可能なよう構成されている
という構成をとる。
【0008】
また、本開示の他の形態である飛翔体は、
回収対象となる機体と、
前記回収対象となる機体の上部に搭載される回収装置と、
を有し、
前記回収装置は、供給された推進剤を燃焼して所定方向に対する推力を得るエンジン部を有しており、
前記回収装置は、前記回収対象となる機体が推力を得る方向とは反対方向に向かって前記エンジン部により推力を得ることができるように前記回収対象となる機体の上段に搭載されている
という構成をとる。
【0009】
また、本開示の他の形態である飛翔体の回収方法は、
分離対象を分離した後、飛翔体の姿勢を上昇時の姿勢から反転させ、
上昇時に用いたエンジンとは異なるエンジンを用いて下降時の速度を減速させる方向に推力を得る
という構成をとる。
【発明の効果】
【0010】
上述したような各構成によると、上述したような課題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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