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公開番号2024166422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024164001,2022002575
出願日2024-09-20,2017-03-31
発明の名称複合燃焼炉及び複合燃焼ボイラ
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F23C 1/12 20060101AFI20241121BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】炭素燃料に低炭素燃料を混合させて燃焼させる場合における火炎の放射率の低下を抑制する。
【解決手段】火炉と、炭素燃料を火炉に噴射して燃焼させる第1のバーナと、炭素燃料よりも炭素濃度が低い低炭素燃料を火炉に噴射して燃焼させる第2のバーナとを備え、第1のバーナは、低炭素燃料の燃焼による低炭素燃料火炎よりも火炉の炉壁の近くに炭素燃料火炎が形成されるように炭素燃料を噴射する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
火炉と、
炭素燃料を前記火炉に噴射して燃焼させる第1のバーナと、
前記炭素燃料よりも炭素濃度が低い低炭素燃料を前記火炉に噴射して燃焼させる第2のバーナとを備え、
前記第1のバーナは、前記低炭素燃料の燃焼による低炭素燃料火炎よりも前記火炉の炉壁の近くに炭素燃料火炎が形成されるように前記炭素燃料を噴射することを特徴とする複合燃焼炉。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記第1のバーナは、前記第2のバーナの周囲に複数配置されることを特徴とする請求項1に記載の複合燃焼炉。
【請求項3】
前記第1のバーナ及び前記第2のバーナは、内側から前記低炭素燃料を噴射すると共に外側から前記炭素燃料を噴射する複合バーナであることを特徴とする請求項1に記載の複合燃焼炉。
【請求項4】
前記炭素燃料は微粉炭であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の複合燃焼炉。
【請求項5】
前記低炭素燃料はアンモニアであることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の複合燃焼炉。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の複合燃焼炉を備えることを特徴とするボイラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複合燃焼炉及び複合燃焼ボイラに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1、2には、微粉炭とアンモニアとを複合燃焼させるボイラが開示されている。これらボイラでは、二酸化炭素(CO

)の排出量を低減するため、従来から燃料として用いていた微粉炭に加え、水素キャリアであるアンモニアを燃料として燃焼させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-041990号公報
特開2016-183640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、周知のように、ボイラは火炉で発生した熱を主に水に伝熱させて水蒸気を発生させる伝熱装置である。炉壁の水管に流れる水に輻射伝熱により入熱する熱量Qは、火炉の燃焼ガス温度T
gas
、炉壁温度T
wall
、火炎の放射率ε、またステファンボルツマン定数σに関して下式(1)で表される。この式(1)が示すように、ボイラの性能つまりボイラの収熱性能は、火炎の放射率εに比例する。
Q=σε(T
gas

-T
wall

) (1)
【0005】
一方、上記火炎の放射率εは燃料に含まれる炭素濃度に依存することが知られている。したがって、炭素を構成元素として含まないアンモニアのような低炭素燃料を微粉炭や石炭のような炭素燃料に混合させて火炉で燃焼させた場合、炭素燃料を単独燃料として燃焼させた場合に比較して火炎の放射率εが低下し、この結果としてボイラの収熱性能が低下することが懸念される。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、炭素燃料と低炭素燃料と同時に燃焼させる場合における火炎の放射率の低下抑制を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明では、複合燃焼炉に係る第1の解決手段として、火炉と、炭素燃料を前記火炉に噴射して燃焼させる第1のバーナと、前記炭素燃料よりも炭素濃度が低い低炭素燃料を前記火炉に噴射して燃焼させる第2のバーナとを備え、前記第1のバーナは、前記低炭素燃料の燃焼による低炭素燃料火炎よりも前記火炉の炉壁の近くに炭素燃料火炎が形成されるように前記炭素燃料を噴射する、という手段を採用する。
【0008】
本発明では、複合燃焼炉に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記第1のバーナは、前記第2のバーナの周囲に複数配置される、という手段を採用する。
【0009】
本発明では、複合燃焼炉に係る第3の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記第1のバーナ及び前記第2のバーナは、内側から前記低炭素燃料を噴射すると共に外側から前記炭素燃料を噴射する複合バーナである、という手段を採用する。
【0010】
本発明では、複合燃焼炉に係る第4の解決手段として、上記第1~第3のいずれかの解決手段において、前記炭素燃料は微粉炭である、という手段を採用する。
(【0011】以降は省略されています)

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