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公開番号2025026064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131413
出願日2023-08-10
発明の名称ブラストガン
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人
主分類B24C 5/04 20060101AFI20250214BHJP(研削;研磨)
要約【課題】ブラストメディア進行方向を切り替える曲管部12を備えたブラストガン1においてブラストメディアBMの流通部分の偏摩耗を抑制し得るブラストガンを提供する。
【解決手段】ブラストガンはブラストメディアを流通させるメディア用流路20と圧縮空気CAを流通させる空気用流路21を含む第1直管部10と、第1直管部から送り出されたブラストメディアを流通させて噴射口へ導く噴射流路22を含む第2直管部11と、第1直管部と第2直管部とを接続する曲がり流路24を含む曲管部を備える。空気用流路は少なくとも曲がり流路からメディア用流路と分離している。第2直管部内に空気用流路の下流側先端およびメディア用流路の下流側先端が噴射流路に連通して圧縮空気によりブラストメディアを吸引して噴射口32にブラストメディアを送り出す吸引領域40が形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮空気を利用してブラストメディアを噴射させるブラストガンであって、
前記ブラストメディアを流通させるメディア用流路と、前記メディア用流路内に配置され前記圧縮空気を流通させる空気用流路と、を含む第1直管部と、
前記第1直管部から送り出された前記ブラストメディアを流通させて噴射口へ導く噴射流路を含む第2直管部と、
前記第1直管部と前記第2直管部とを接続し、前記第1直管部の延伸方向と前記第2直管部の延伸方向とが異なる方向となるように前記メディア用流路及び前記空気用流路が曲がる領域である曲がり流路を含む曲管部と、を備え、
前記空気用流路は、少なくとも前記曲がり流路から前記メディア用流路の内周面と分離しており、
前記第2直管部内に、前記空気用流路の下流側先端及び前記メディア用流路の下流側先端が前記噴射流路に連通して、前記圧縮空気により前記ブラストメディアを吸引して前記噴射口に前記ブラストメディアを送り出す吸引領域が設けられるブラストガン。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記空気用流路の前記下流側先端は、前記第2直管部において前記メディア用流路に対して同軸で配置される、請求項1に記載のブラストガン。
【請求項3】
前記メディア用流路と前記空気用流路とは、前記第1直管部の少なくとも一部において、互いに前記第1直管部の延伸方向に沿って、かつ、並行して延伸する、請求項1又は2に記載のブラストガン。
【請求項4】
前記第1直管部は、
前記空気用流路の上流側に外部から前記圧縮空気を導入する空気導入口と、
前記メディア用流路の上流側に外部から前記ブラストメディアを導入するメディア導入口と、を有し、
前記メディア導入口は、前記第1直管部の側壁に設けられ、
前記空気導入口は、前記第1直管部の前記曲管部と接続する側とは反対側の端部に設けられる、請求項1又は2に記載のブラストガン。
【請求項5】
前記吸引領域には、
前記空気用流路と連続する空気用ノズルと、
前記メディア用流路と連続するメディア流通空間とが配置され、
前記空気用ノズルの先端口が、当該先端口の外周領域が前記メディア流通空間となるように前記曲がり流路に突出し、かつ、前記噴射流路の延伸方向に開口している、請求項1又は2に記載のブラストガン。
【請求項6】
前記第1直管部、前記第2直管部及び前記曲管部は、三次元積層造形により一体成形されている、請求項1又は2に記載のブラストガン。
【請求項7】
前記第1直管部、前記第2直管部及び前記曲管部は、三次元積層造形により一体成形されている、請求項3に記載のブラストガン。
【請求項8】
前記第1直管部、前記第2直管部及び前記曲管部は、三次元積層造形により一体成形されている、請求項4に記載のブラストガン。
【請求項9】
前記第1直管部、前記第2直管部及び前記曲管部は、三次元積層造形により一体成形されている、請求項5に記載のブラストガン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ブラストガンに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、被加工体に対してブラスト加工を施すブラスト装置がある。ブラスト装置は、圧縮空気を利用して砥粒等のブラストメディアを被加工体に噴射するブラストガンを備える。ブラスト装置に用い得るブラストガンとして、特許文献1は、ブラストメディアを気流に乗せて送給する配管であるブラストメディア風送配管内のブラストメディア進行方向を切り替える曲管部を備えたブラストノズルを記載している。
【0003】
このブラストノズルの構成によれば、曲管部の噴射口側に接続する最速摩耗域へのブラストメディア衝突流速が低下するため、特許文献1に記載されたブラストノズルの噴射口側の部品の寿命を延長し得るとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017―52029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このようなブラストノズルでは、ノズル部分においてブラストメディア衝突流速を低下させて偏摩耗を軽減しているものの、気流に乗せて送給されるブラストメディアによる偏摩耗の低減については更なる改良の余地があった。
【0006】
そこで、本開示は、ブラストメディア進行方向を切り替える曲管部を備えたブラスト装置のブラストガンにおいて、ブラストメディアの流通部分の偏摩耗をより効果的に抑え得るブラストガンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るブラストガンは、圧縮空気を利用してブラストメディアを噴射させるブラストガンである。前記ブラストガンは、第1直管部、第2直管部、及び曲管部を備える。前記第1直管部は、前記ブラストメディアを流通させるメディア用流路と、前記メディア用流路内に配置され前記圧縮空気を流通させる空気用流路とを含む。前記第2直管部は、前記第1直管部から送り出された前記ブラストメディアを流通させて噴射口へ導く噴射流路を含む。前記曲管部は、前記第1直管部と前記第2直管部とを接続し、前記第1直管部の延伸方向と前記第2直管部の延伸方向とが異なる方向となるように前記メディア用流路及び前記空気用流路が曲がる領域である曲がり流路を含む。前記空気用流路は、少なくとも前記曲がり流路から前記メディア用流路の内周面と分離している。前記第2直管部内に、前記空気用流路の下流側先端及び前記メディア用流路の下流側先端が前記噴射流路に連通して、前記圧縮空気により前記ブラストメディアを吸引して前記噴射口に前記ブラストメディアを送り出す吸引領域が設けられる。
【0008】
上記のブラストガンでは、前記空気用流路の前記下流側先端は、前記第2直管部において前記メディア用流路に対して同軸で配置されてもよい。メディア用流路と空気用流路とは、第1直管部の少なくとも一部において、互いに第1直管部の延伸方向に沿って、かつ、並行して延伸してもよい。第1直管部は、空気用流路の上流側に外部から圧縮空気を導入する空気導入口と、メディア用流路の上流側に外部からブラストメディアを導入するメディア導入口と、を有し、メディア導入口は、第1直管部の側壁に設けられ、空気導入口は、第1直管部の曲管部と接続する側とは反対側の端部に設けられてもよい。吸引領域に、空気用流路と連続する空気用ノズルと、メディア用流路と連続するメディア流通空間とが配置され、空気用ノズルの先端口が、当該先端口の外周領域がメディア流通空間となるように曲がり流路に突出し、かつ、噴射流路の延伸方向に開口してもよい。また、第1直管部、第2直管部及び曲管部は、三次元積層造形により一体成形されていてもよい。
【発明の効果】
【0009】
上記構成によれば、ブラストメディア進行方向を切り替える曲管部を備えたブラスト装置のブラストガンにおいて、ブラストメディアの流通部分の偏摩耗をより効果的に抑え得るブラストガンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係るブラストガンの斜視図である。
図2は、一実施形態に係るブラストガンの断面図である。
図3は、いくつかの実施形態に係るブラストガンの斜視図である。
図4は、いくつかの実施形態に係るブラストガンの断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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