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公開番号
2025002829
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103192
出願日
2023-06-23
発明の名称
インレットガイドベーン
出願人
株式会社IHI
代理人
弁理士法人青海国際特許事務所
主分類
F04D
29/46 20060101AFI20241226BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】IGVの過開状態における流体の流れの剥離を抑制すること。
【解決手段】インレットガイドベーン100は、円周方向に配列された複数のベーン8を備え、複数のベーン8の各々の角度は、主流に対し変更可能であり、角度は、主流に沿った方向に見た場合の主流の断面積が最大となる、全開状態を挟み両側に調整可能であり、複数のベーン8の各々は、第1翼片81および第2翼片82を含み、角度が、所定の角度にあるリミットを超えて全開状態から一方に傾く場合に、第1翼片と第2翼片との間に隙間が生じ、角度が、リミットを超えない場合、隙間は閉じる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮機の吸気流路に設けられるインレットガイドベーンであって、
円周方向に配列された複数のベーンを備え、
前記複数のベーンの各々の角度は、主流に対し変更可能であり、
前記角度は、前記主流に沿った方向に見た場合の前記主流の断面積が最大となる、全開状態を挟み両側に調整可能であり、
前記複数のベーンの各々は、第1翼片および第2翼片を含み、
前記角度が、所定の角度にあるリミットを超えて前記全開状態から一方に傾く場合に、前記第1翼片と前記第2翼片との間に隙間が生じ、
前記角度が、前記リミットを超えない場合、前記隙間は閉じる、
インレットガイドベーン。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記隙間は、前記ベーンが前記リミットから前記全開状態と逆の方向に向かって移動するにつれて徐々に増加する、請求項1に記載のインレットガイドベーン。
【請求項3】
前記第2翼片は、前記第1翼片から離れるように回転可能である、請求項2に記載のインレットガイドベーン。
【請求項4】
前記複数のベーンの各々は、
前記第1翼片を支持し、第1ベーン軸線を中心にして回転可能な第1シャフトと、
前記第1シャフトの周りに配置され、前記インレットガイドベーンを収容するハウジングの内壁に固定される第1歯車であって、所定の角度範囲にのみ複数の第1歯を含む、第1歯車と、
前記第2翼片を支持し、前記第1シャフトによって第2ベーン軸線を中心にして回転可能に支持される第2シャフトと、
前記第2シャフトの周りに配置され、前記第2シャフトに固定される第2歯車であって、前記第1歯車の前記第1歯と係合する複数の第2歯を含み、前記第1歯と前記第2歯とが互いに係合し、かつ、前記第1シャフトが回転する場合に、前記第2ベーン軸線を中心にして回転する、第2歯車と、
を含む、請求項3に記載のインレットガイドベーン。
【請求項5】
前記第2翼片は、前記第1翼片に対する角度を維持したまま、前記第1翼片から離れるように移動可能である、請求項2に記載のインレットガイドベーン。
【請求項6】
前記複数のベーンの各々は、
前記第1翼片を支持し、第1ベーン軸線を中心にして回転可能な第1シャフトと、
前記第2翼片を支持し、前記第1シャフトに支持される第2シャフトであって、前記第1ベーン軸線から離れるように移動可能な第2シャフトと、
前記第1シャフトの周りに配置され、前記インレットガイドベーンを収容するハウジングの内壁に固定されるカムであって、所定の角度範囲において前記第2シャフトを押圧する、カムと、
を含む、請求項5に記載のインレットガイドベーン。
【請求項7】
前記複数のベーンの各々は、
前記第1翼片および前記第2翼片の一方に回転可能に支持される蓋であって、前記ベーンが前記リミットを超えて傾く場合、前記隙間を開き、前記ベーンが全閉状態と前記リミットとの間に位置する場合、前記隙間を閉じる、蓋を含む、請求項1に記載のインレットガイドベーン。
【請求項8】
前記第1翼片および前記第2翼片は、翼弦長方向において分割される、請求項1から7のいずれか一項に記載のインレットガイドベーン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、インレットガイドベーンに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
圧縮機は、インペラの上流の位置に可変式のインレットガイドベーン(IGV)を備える場合がある(例えば、特許文献1を参照)。IGVは、流路の断面積を調整可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-5092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
IGVが全閉状態から全開状態に切り替わるにつれて、流量が増加する。IGVが全開状態から全閉状態と逆向きにさらに傾くと、流量がさらに増加する。しかしながら、IGVが全開状態からさらに移動し過ぎると、流体の流れはベーンから剥離し、圧縮機の効率が低下する。
【0005】
本開示は、IGVの過開状態における流体の流れの剥離を抑制することができる、インレットガイドベーンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るインレットガイドベーンは、圧縮機の吸気流路に設けられるインレットガイドベーンであって、円周方向に配列された複数のベーンを備え、複数のベーンの各々の角度は、主流に対し変更可能であり、角度は、主流に沿った方向に見た場合の主流の断面積が最大となる、全開状態を挟み両側に調整可能であり、複数のベーンの各々は、第1翼片および第2翼片を含み、角度が、所定の角度にあるリミットを超えて全開状態から一方に傾く場合に、第1翼片と前記第2翼片との間に隙間が生じ、角度が、リミットを超えない場合、隙間は閉じる。
【0007】
隙間は、ベーンがリミットから全開状態と逆の方向に向かって移動するにつれて徐々に増加してもよい。
【0008】
第2翼片は、第1翼片から離れるように回転可能であってもよい。
【0009】
複数のベーンの各々は、第1翼片を支持し、第1ベーン軸線を中心にして回転可能な第1シャフトと、第1シャフトの周りに配置され、インレットガイドベーンを収容するハウジングの内壁に固定される第1歯車であって、所定の角度範囲にのみ複数の第1歯を含む、第1歯車と、第2翼片を支持し、第1シャフトによって第2ベーン軸線を中心にして回転可能に支持される第2シャフトと、第2シャフトの周りに配置され、第2シャフトに固定される第2歯車であって、第1歯車の第1歯と係合する複数の第2歯を含み、第1歯と前記第2歯とが互いに係合し、かつ、第1シャフトが回転する場合に、第2ベーン軸線を中心にして回転する、第2歯車と、を含んでもよい。
【0010】
第2翼片は、第1翼片に対する角度を維持したまま、第1翼片から離れるように移動可能であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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