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公開番号
2025018516
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122289
出願日
2023-07-27
発明の名称
エネルギビームの照射位置を調整する方法、エネルギビームの照射位置を調整するプログラム及び積層造形装置
出願人
株式会社IHI
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B22F
10/366 20210101AFI20250130BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】粉末材料に対するエネルギビームの照射位置の精度を向上させる。
【解決手段】エネルギビームの照射位置を調整する方法は、エネルギビーム位置取得治具8を回転テーブル6に取り付ける工程S1と、第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を治具座標系8Sを基準として得る工程S3と、エネルギビーム位置取得治具8を第1照射エリア61Aから第2照射エリア61Bに移動させる工程S4と、第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を治具座標系8Sを基準として得る工程S5と、第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、第1固有照射位置を、第1修正照射位置に変換する第1補正情報を得ると共に、第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、第2固有照射位置を、第2修正ビーム源座標系で定義される第2修正照射位置に変換する第2補正情報を得る工程S6と、を有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
回転テーブルに配置された粉末材料に第1エネルギビーム源から第1エネルギビームを照射すると共に第2エネルギビーム源から第2エネルギビームを照射することにより造形物を得る積層造形装置のためのエネルギビームの照射位置を調整する方法であって、
前記回転テーブルにおける前記第1エネルギビームが照射される位置及び前記第2エネルギビームが照射される位置に関する情報を得るためのエネルギビーム位置取得治具を前記回転テーブルに取り付ける工程と、
前記エネルギビーム位置取得治具を前記第1エネルギビーム源の照射範囲を定義する第1照射エリアに配置すると共に、前記回転テーブルの回転テーブル座標系を基準とした前記第1照射エリアを定義する第1照射エリア座標系に前記エネルギビーム位置取得治具の治具座標系を関連付けた状態で、前記第1エネルギビーム源が有する第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を前記治具座標系を基準として得る工程と、
前記回転テーブルを回転させることにより、前記エネルギビーム位置取得治具を前記第1照射エリアから前記第2エネルギビーム源の照射範囲を定義する第2照射エリアに移動させる工程と、
前記エネルギビーム位置取得治具を前記第2照射エリアに移動させた後に、前記回転テーブル座標系を基準とした前記第2照射エリアを定義する第2照射エリア座標系に前記治具座標系を関連付けた状態で、前記第2エネルギビーム源が有する第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を前記治具座標系を基準として得る工程と、
前記第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、前記第1固有ビーム源座標系で定義される第1固有照射位置を、前記第1照射エリア座標系に一致する第1修正ビーム源座標系で定義される第1修正照射位置に変換する第1補正情報を得ると共に、前記第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、前記第2固有ビーム源座標系で定義される第2固有照射位置を、前記第1照射エリア座標系に一致する第2修正ビーム源座標系で定義される第2修正照射位置に変換する第2補正情報を得る工程と、を有するエネルギビームの照射位置を調整する方法。
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【請求項2】
前記回転テーブル座標系の原点から前記第1照射エリア座標系の原点までの距離は、前記回転テーブル座標系の原点から前記第2照射エリア座標系の原点までの距離と等しい、請求項1に記載のエネルギビームの照射位置を調整する方法。
【請求項3】
前記回転テーブル座標系の原点から前記第1照射エリア座標系の原点までの距離は、前記回転テーブル座標系の原点から前記第2照射エリア座標系の原点までの距離と異なる、請求項1に記載のエネルギビームの照射位置を調整する方法。
【請求項4】
前記エネルギビーム位置取得治具は、前記回転テーブル座標系の径方向に延びる長尺形状であって、内周側に設けられた内周位置取得部と、外周側に設けられた外周位置取得部と、を有し、
前記エネルギビーム位置取得治具が前記第1照射エリアに配置されたときに、前記内周位置取得部が前記第1照射エリアに重複し、
前記エネルギビーム位置取得治具が前記第2照射エリアに配置されたときに、前記外周位置取得部が前記第2照射エリアに重複する、請求項3に記載のエネルギビームの照射位置を調整する方法。
【請求項5】
前記エネルギビーム位置取得治具は、前記回転テーブル座標系の径方向に移動可能な可動位置取得部を有し、
前記エネルギビーム位置取得治具を前記第1照射エリアに配置したときに、前記可動位置取得部は前記第1照射エリアに重複するように内周側に移動し、
前記エネルギビーム位置取得治具を前記第2照射エリアに配置したときに、前記可動位置取得部は前記第2照射エリアに重複するように外周側に移動する、請求項3に記載のエネルギビームの照射位置を調整する方法。
【請求項6】
前記第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を得る工程は、
前記エネルギビーム位置取得治具を前記第1照射エリア内における第1位置に配置したときの、前記回転テーブル座標系に対する前記第1固有ビーム源座標系のずれ示す第1位置ずれ情報を得る工程と、
前記回転テーブルを所定角度だけ回転させる工程と、
前記回転テーブルを所定角度だけ回転させる工程の後に、前記エネルギビーム位置取得治具を前記1位置から前記第1照射エリア内における第2位置に配置したときの、前記回転テーブル座標系に対する前記第1固有ビーム源座標系のずれを示す第2位置ずれ情報を得る工程と、
前記回転テーブルの回転角度、前記第1位置ずれ情報及び前記第2位置ずれ情報を用いて、前記回転テーブル座標系の原点を基準とした前記エネルギビーム位置取得治具の半径位置を得る工程と、を含む、請求項1に記載のエネルギビームの照射位置を調整する方法。
【請求項7】
回転テーブルに配置された粉末材料に第1エネルギビーム源から第1エネルギビームを照射すると共に第2エネルギビーム源から第2エネルギビームを照射することにより造形物を得る積層造形装置のためのエネルギビームの照射位置を調整するプログラムであって、
コンピュータを、
前記回転テーブルにおける前記第1エネルギビームが照射される位置及び前記第2エネルギビームが照射される位置に関する情報を得るためのエネルギビーム位置取得治具を、前記第1エネルギビーム源の照射範囲を定義する第1照射エリアに配置すると共に、前記回転テーブルの回転テーブル座標系を基準とした前記第1照射エリアを定義する第1照射エリア座標系に前記エネルギビーム位置取得治具の治具座標系を関連付けた状態で、前記第1エネルギビーム源が有する第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を前記治具座標系を基準として得る第1処理部と、
前記回転テーブルを回転させることにより、前記エネルギビーム位置取得治具を前記第1照射エリアから前記第2エネルギビーム源の照射範囲を定義する第2照射エリアに移動させる回転テーブル指令部と、
前記エネルギビーム位置取得治具を前記第2照射エリアに移動させた後に、前記回転テーブル座標系を基準とした前記第2照射エリアを定義する第2照射エリア座標系に前記治具座標系を関連付けた状態で、前記第2エネルギビーム源が有する第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を前記治具座標系を基準として得る第2処理部と、
前記第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、前記第1固有ビーム源座標系で定義される第1固有照射位置を、前記第1照射エリア座標系に一致する第1修正ビーム源座標系で定義される第1修正照射位置に変換する第1補正情報を得ると共に、前記第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、前記第2固有ビーム源座標系で定義される第2固有照射位置を、前記第1照射エリア座標系に一致する第2修正ビーム源座標系で定義される第2修正照射位置に変換する第2補正情報を得る補正情報演算部と、して機能させる、エネルギビームの照射位置を調整するプログラム。
【請求項8】
粉末材料を支持する回転テーブルと、
前記回転テーブルの回転テーブル座標系を基準とした第1照射エリアに第1エネルギビームを照射する第1エネルギビーム源と、
前記回転テーブル座標系を基準とした第2照射エリアに第2エネルギビームを照射する第2エネルギビーム源と、
前記回転テーブルにおける前記第1エネルギビームが照射される位置及び前記第2エネルギビームが照射される位置に関する情報を得るエネルギビーム位置取得治具と、
前記回転テーブル、前記第1エネルギビーム源及び前記第2エネルギビーム源に与える制御指令を出力するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記エネルギビーム位置取得治具を、前記第1エネルギビーム源の照射範囲を定義する第1照射エリアに配置すると共に、前記回転テーブルの回転テーブル座標系を基準とした前記第1照射エリアを定義する第1照射エリア座標系に前記エネルギビーム位置取得治具の治具座標系を関連付けた状態で、前記第1エネルギビーム源が有する第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を前記治具座標系を基準として得る第1処理部と、
前記回転テーブルを回転させることにより、前記エネルギビーム位置取得治具を前記第1照射エリアから前記第2エネルギビーム源の照射範囲を定義する第2照射エリアに移動させる回転テーブル指令部と、
前記エネルギビーム位置取得治具を前記第2照射エリアに移動させた後に、前記回転テーブル座標系を基準とした前記第2照射エリアを定義する第2照射エリア座標系に前記治具座標系を関連付けた状態で、前記第2エネルギビーム源が有する第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を前記治具座標系を基準として得る第2処理部と、
前記第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、前記第1固有ビーム源座標系で定義される第1固有照射位置を、前記第1照射エリア座標系に一致する第1修正ビーム源座標系で定義される第1修正照射位置に変換する第1補正情報を得ると共に、前記第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、前記第2固有ビーム源座標系で定義される第2固有照射位置を、前記第1照射エリア座標系に一致する第2修正ビーム源座標系で定義される第2修正照射位置に変換する第2補正情報を得る補正情報演算部と、を含む積層造形装置。
【請求項9】
回転テーブルに配置された粉末材料に第1エネルギビーム源から第1エネルギビームを照射することにより造形物を得る積層造形装置のためのエネルギビームの照射位置を調整する方法であって、
前記回転テーブルにおける前記第1エネルギビームが照射される位置に関する情報を得るためのエネルギビーム位置取得治具を前記回転テーブルに取り付ける工程と、
前記エネルギビーム位置取得治具を前記第1エネルギビーム源の照射範囲を定義する第1照射エリア内における第1位置に配置したときの、前記回転テーブルの回転テーブル座標系に対する前記第1エネルギビーム源が有する第1固有ビーム源座標系のずれ示す第1位置ずれ情報を得る工程と、
前記回転テーブルを所定角度だけ回転させる工程と、
前記回転テーブルを所定角度だけ回転させる工程の後に、前記エネルギビーム位置取得治具を前記1位置から前記第1照射エリア内における第2位置に配置したときの、前記回転テーブル座標系に対する前記第1固有ビーム源座標系のずれを示す第2位置ずれ情報を得る工程と、
前記回転テーブルの回転角度、前記第1位置ずれ情報及び前記第2位置ずれ情報を用いて、前記回転テーブル座標系の原点を基準とした前記エネルギビーム位置取得治具の半径位置を得る工程と、を含む、エネルギビームの照射位置を調整する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、エネルギビームの照射位置を調整する方法、エネルギビームの照射位置を調整するプログラム及び積層造形装置に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電子ビームやレーザといったエネルギビームを対象物に照射する装置が知られている。例えば、特許文献1は、電子ビームを用いた三次元積層造形装置を開示する。特許文献2は、レーザを用いた三次元積層造形装置を開示する。また、特許文献3は、荷電粒子ビームを用いた加工装置を開示する。特許文献4は、電子ビームを用いて光ディスクに信号を記録する装置を開示する。特許文献5は、電子ビームを用いた電子ビーム描画装置を開示する。
【0003】
これらの装置では、対象物の所望の位置にエネルギビームを精度よく照射することが重要視される。特許文献1、4、5は、エネルギビームの照射位置をいわゆるファラデーカップを用いて測定する。特許文献2は、エネルギビームの照射位置をテーブルに設けたマーカの位置を基準として測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6190040号
国際公開第2019/139775号明細書
特開2022-180890号公報
特開2003-249188号公報
特開昭63-174158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
いわゆる積層造形装置は、テーブル上に粉末材料を敷き均す工程と、敷き均した粉末材料にエネルギビームを照射することによって部分的に固化させる工程と、を繰り返す。造形物を所望の形状に仕上げるためには、粉末材料に対するエネルギビームの照射位置の精度が重要である。当該技術分野にあっては、簡易な手法によって粉末材料に対するエネルギビームの照射位置の精度を高めることができる技術が望まれていた。
【0006】
そこで、本開示は、粉末材料に対するエネルギビームの照射位置の精度を向上させることが可能なエネルギビームの照射位置を調整する方法、エネルギビームの照射位置を調整するプログラム及び積層造形装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一形態は、回転テーブルに配置された粉末材料に第1エネルギビーム源から第1エネルギビームを照射すると共に第2エネルギビーム源から第2エネルギビームを照射することにより造形物を得る積層造形装置のためのエネルギビームの照射位置を調整する方法である。本開示のエネルギビームの照射位置を調整する方法は、回転テーブルにおける第1エネルギビームが照射される位置及び第2エネルギビームが照射される位置に関する情報を得るためのエネルギビーム位置取得治具を回転テーブルに取り付ける工程と、エネルギビーム位置取得治具を第1エネルギビーム源の照射範囲を定義する第1照射エリアに配置すると共に、回転テーブルの回転テーブル座標系を基準とした第1照射エリアを定義する第1照射エリア座標系にエネルギビーム位置取得治具の治具座標系を関連付けた状態で、第1エネルギビーム源が有する第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を治具座標系を基準として得る工程と、回転テーブルを回転させることにより、エネルギビーム位置取得治具を第1照射エリアから第2エネルギビーム源の照射範囲を定義する第2照射エリアに移動させる工程と、エネルギビーム位置取得治具を第2照射エリアに移動させた後に、回転テーブル座標系を基準とした第2照射エリアを定義する第2照射エリア座標系に治具座標系を関連付けた状態で、第2エネルギビーム源が有する第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を治具座標系を基準として得る工程と、第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、第1固有ビーム源座標系で定義される第1固有照射位置を、第1照射エリア座標系に一致する第1修正ビーム源座標系で定義される第1修正照射位置に変換する第1補正情報を得ると共に、第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、第2固有ビーム源座標系で定義される第2固有照射位置を、第1照射エリア座標系に一致する第2修正ビーム源座標系で定義される第2修正照射位置に変換する第2補正情報を得る工程と、を有する。
【0008】
本開示の別の形態は、回転テーブルに配置された粉末材料に第1エネルギビーム源から第1エネルギビームを照射すると共に第2エネルギビーム源から第2エネルギビームを照射することにより造形物を得る積層造形装置のためのエネルギビームの照射位置を調整するプログラムである。エネルギビームの照射位置を調整するプログラムは、コンピュータを、回転テーブルにおける第1エネルギビームが照射される位置及び第2エネルギビームが照射される位置に関する情報を得るためのエネルギビーム位置取得治具を、第1エネルギビーム源の照射範囲を定義する第1照射エリアに配置すると共に、回転テーブルの回転テーブル座標系を基準とした第1照射エリアを定義する第1照射エリア座標系にエネルギビーム位置取得治具の治具座標系を関連付けた状態で、第1エネルギビーム源が有する第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を治具座標系を基準として得る第1処理部、回転テーブルを回転させることにより、エネルギビーム位置取得治具を第1照射エリアから第2エネルギビーム源の照射範囲を定義する第2照射エリアに移動させる回転テーブル指令部、エネルギビーム位置取得治具を第2照射エリアに移動させた後に、回転テーブル座標系を基準とした第2照射エリアを定義する第2照射エリア座標系に治具座標系を関連付けた状態で、第2エネルギビーム源が有する第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を治具座標系を基準として得る第2処理部、及び、第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、第1固有ビーム源座標系で定義される第1固有照射位置を、第1照射エリア座標系に一致する第1修正ビーム源座標系で定義される第1修正照射位置に変換する第1補正情報を得ると共に、第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、第2固有ビーム源座標系で定義される第2固有照射位置を、第1照射エリア座標系に一致する第2修正ビーム源座標系で定義される第2修正照射位置に変換する第2補正情報を得る補正情報演算部として機能させる。
【0009】
本開示のさらに別の形態である積層造形装置は、粉末材料を支持する回転テーブルと、回転テーブルの回転テーブル座標系を基準とした第1照射エリアに第1エネルギビームを照射する第1エネルギビーム源と、回転テーブル座標系を基準とした第2照射エリアに第2エネルギビームを照射する第2エネルギビーム源と、回転テーブルにおける第1エネルギビームが照射される位置及び第2エネルギビームが照射される位置に関する情報を得るエネルギビーム位置取得治具と、回転テーブル、第1エネルギビーム源及び第2エネルギビーム源に与える制御指令を出力するコントローラと、を備える。コントローラは、エネルギビーム位置取得治具を、第1エネルギビーム源の照射範囲を定義する第1照射エリアに配置すると共に、回転テーブルの回転テーブル座標系を基準とした第1照射エリアを定義する第1照射エリア座標系にエネルギビーム位置取得治具の治具座標系を関連付けた状態で、第1エネルギビーム源が有する第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を治具座標系を基準として得る第1処理部と、回転テーブルを回転させることにより、エネルギビーム位置取得治具を第1照射エリアから第2エネルギビーム源の照射範囲を定義する第2照射エリアに移動させる回転テーブル指令部と、エネルギビーム位置取得治具を第2照射エリアに移動させた後に、回転テーブル座標系を基準とした第2照射エリアを定義する第2照射エリア座標系に治具座標系を関連付けた状態で、第2エネルギビーム源が有する第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を治具座標系を基準として得る第2処理部と、第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、第1固有ビーム源座標系で定義される第1固有照射位置を、第1照射エリア座標系に一致する第1修正ビーム源座標系で定義される第1修正照射位置に変換する第1補正情報を得ると共に、第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を用いて、第2固有ビーム源座標系で定義される第2固有照射位置を、第1照射エリア座標系に一致する第2修正ビーム源座標系で定義される第2修正照射位置に変換する第2補正情報を得る補正情報演算部と、を含む。
【0010】
この方法、プログラム及び積層造形装置によれば、第1照射エリアにおいて第1固有ビーム源座標系の位置を示す情報の取得に用いたエネルギビーム位置取得治具を、回転テーブルを回転させることにより、第1照射エリアから第2照射エリアに移動させる。そして、第2照射エリアにおいて第2固有ビーム源座標系の位置を示す情報を取得する。従って、複数の照射エリアにおけるエネルギビームの照射位置の調整のために、複数の治具や大型の治具を準備する必要がないので、粉末材料に対するエネルギビームの照射位置の精度を簡易な方法により向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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