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公開番号
2024176289
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094744
出願日
2023-06-08
発明の名称
消火システム
出願人
株式会社IHI
代理人
弁理士法人青海国際特許事務所
主分類
A62C
3/16 20060101AFI20241212BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】火災の消火後において火災前の状態に容易に復旧させることを可能とする。
【解決手段】消火システム1は、電池10と、電池10が内部に収容されたコンテナ12と、コンテナ12の内部に火災が発生したことを検知可能な火災検知センサ14と、コンテナ12の内部の空間に連通し、末端部に排気口32を有する排気流路16と、排気流路16に設けられ、コンテナ12の内部の空気を、排気流路16を通じて吸引して排気口32から排出可能なポンプ18と、火災が検知された場合、ポンプ18を動作させることで、火災が検知される前と比べコンテナ12の内部の酸素濃度を低下させる制御装置22と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電池と、
前記電池が内部に収容されたコンテナと、
前記コンテナの内部に火災が発生したことを検知可能な火災検知センサと、
前記コンテナの内部の空間に連通し、末端部に排気口を有する排気流路と、
前記排気流路に設けられ、前記コンテナの内部の空気を、前記排気流路を通じて吸引して前記排気口から排出可能なポンプと、
前記火災が検知された場合、前記ポンプを動作させることで、前記火災が検知される前と比べ前記コンテナの内部の酸素濃度を低下させる制御装置と、
を備える、消火システム。
続きを表示(約 2,900 文字)
【請求項2】
前記排気流路に設けられ、前記火災の発生により生じる環境負荷物質を捕集するフィルタ、をさらに備える、請求項1に記載の消火システム。
【請求項3】
前記コンテナの内部の空間に連通し、前記コンテナの外部の空気を取得可能な取得口を有する給気流路と、
前記給気流路を開閉可能な給気バルブと、
をさらに備え、
前記制御装置は、
前記火災が検知されていない場合、前記給気バルブを開状態にさせ、前記ポンプを動作させることで、前記取得口から取得される空気を前記電池の周囲に流動させ、
前記火災が検知された場合、前記給気バルブを閉状態にさせ、前記ポンプを動作させることで、前記火災が検知される前と比べ前記コンテナの内部の酸素濃度を低下させる、請求項1に記載の消火システム。
【請求項4】
前記排気流路における前記コンテナと前記ポンプとの間に設けられ、前記排気流路を開閉可能な排気バルブと、
前記排気流路における前記排気バルブと前記ポンプとの間の部分に連通し、前記コンテナの外部の空気を取得可能な吸気口を有する吸気流路と、
前記吸気流路を開閉可能な吸気バルブと、
空冷の対象となる装置である空冷対象装置と、
前記排気流路における前記ポンプと前記排気口との間の部分に連通し、前記空冷対象装置に空気を供給可能な供給流路と、
前記供給流路が前記排気流路に接続される部分に設けられる切替バルブと、
をさらに備え、
前記切替バルブは、前記切替バルブに対して前記ポンプ側の前記排気流路と前記供給流路とが繋がる第1切替状態と、前記切替バルブに対して前記ポンプ側の前記排気流路と前記切替バルブに対して前記排気口側の前記排気流路とが繋がる第2切替状態と、を切替可能な構成となっており、
前記制御装置は、
前記火災が検知されていない場合、前記切替バルブを前記第1切替状態にさせ、前記排気バルブを閉状態にさせ、前記吸気バルブを開状態にさせ、前記ポンプを動作させることで、前記吸気口から取得される空気を前記空冷対象装置に流動させ、
前記火災が検知された場合、前記切替バルブを前記第2切替状態にさせ、前記吸気バルブを閉状態にさせ、前記排気バルブを開状態にさせ、前記ポンプを動作させることで、前記火災が検知される前と比べ前記コンテナの内部の酸素濃度を低下させる、請求項1に記載の消火システム。
【請求項5】
前記排気流路における前記コンテナと前記ポンプとの間に設けられ、内部に空間を有するタンクと、
前記排気流路における前記コンテナと前記タンクとの間に設けられ、前記排気流路における前記コンテナと前記タンクとの間の流路を開閉可能な中間バルブと、
をさらに備え、
前記制御装置は、
前記火災が検知されていない場合、前記中間バルブを閉状態にさせ、前記ポンプを動作させることで、前記タンクの内部を負圧にし、
前記火災が検知された場合、前記中間バルブを開状態にさせることで、前記コンテナの内部の空気を前記タンクに吸引させ、前記火災が検知される前と比べ前記コンテナの内部の酸素濃度を低下させる、請求項1に記載の消火システム。
【請求項6】
前記コンテナの内部の空間に連通し、前記コンテナの外部の空気を取得可能な取得口を有する給気流路と、
前記給気流路を開閉可能な給気バルブと、
前記排気流路における前記コンテナと前記ポンプとの間に設けられ、内部に空間を有するタンクと、
前記排気流路における前記コンテナと前記タンクとの間に設けられ、前記排気流路における前記コンテナと前記タンクとの間の流路を開閉可能な中間バルブと、
一方の端部が、前記排気流路における前記コンテナと前記中間バルブとの間の部分に連通し、他方の端部が、前記排気流路における前記タンクと前記ポンプとの間の部分に連通する副流路と、
前記副流路を開閉可能な補助バルブと、
をさらに備え、
前記制御装置は、
前記火災が検知されていない場合、前記給気バルブを開状態にさせ、前記補助バルブを開状態にさせ、前記中間バルブを閉状態にさせ、前記ポンプを動作させることで、前記取得口から取得される空気を前記電池の周囲に流動させるとともに、前記タンクの内部を負圧にし、
前記火災が検知された場合、前記給気バルブを閉状態にさせ、前記補助バルブを閉状態にさせ、前記中間バルブを開状態にさせることで、前記コンテナの内部の空気を前記タンクに吸引させ、前記火災が検知される前と比べ前記コンテナの内部の酸素濃度を低下させる、請求項1に記載の消火システム。
【請求項7】
前記排気流路における前記コンテナと前記ポンプとの間に設けられ、内部に空間を有するタンクと、
前記排気流路における前記コンテナと前記タンクとの間に設けられ、前記排気流路における前記コンテナと前記タンクとの間の流路を開閉可能な中間バルブと、
前記排気流路における前記タンクと前記ポンプとの間の部分に連通し、前記コンテナの外部の空気を取得可能な吸気口を有する吸気流路と、
前記吸気流路を開閉可能な吸気バルブと、
空冷の対象となる装置である空冷対象装置と、
前記排気流路における前記ポンプと前記排気口との間の部分に連通し、前記空冷対象装置に空気を供給可能な供給流路と、
前記供給流路が前記排気流路に接続される部分に設けられる切替バルブと、
をさらに備え、
前記切替バルブは、前記切替バルブに対して前記ポンプ側の前記排気流路と前記供給流路とが繋がる第1切替状態と、前記切替バルブに対して前記ポンプ側の前記排気流路と前記切替バルブに対して前記排気口側の前記排気流路とが繋がる第2切替状態と、を切替可能な構成となっており、
前記制御装置は、
前記火災が検知されていない場合、前記切替バルブを前記第1切替状態にさせ、前記中間バルブを閉状態にさせ、前記吸気バルブを開状態にさせ、前記ポンプを動作させることで、前記吸気口から取得される空気を前記空冷対象装置に流動させるとともに、前記タンクの内部を負圧にし、
前記火災が検知された場合、前記切替バルブを前記第2切替状態にさせ、前記吸気バルブを閉状態にさせ、前記中間バルブを開状態にさせることで、前記コンテナの内部の空気を前記タンクに吸引させ、前記火災が検知される前と比べ前記コンテナの内部の酸素濃度を低下させる、請求項1に記載の消火システム。
【請求項8】
前記排気流路における前記ポンプよりも前記コンテナ側に設けられ、前記排気流路を流通する空気から、前記排気流路を流通する空気に含まれる水分を分離する気水分離器、をさらに備える、請求項1に記載の消火システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、火災を消火する消火システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、消火剤や水を電池パックの内部に供給することで、電池パックの内部の火災を消火する消火システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7085169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、火災の消火が行われると電池パックの内部に消火剤や水が充満することになるため、消火後において電池パックの内部の状態を火災前の状態に復旧させる際、時間を要してしまう。
【0005】
本開示は、火災の消火後において火災前の状態に容易に復旧させることが可能な消火システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る消火システムは、電池と、電池が内部に収容されたコンテナと、コンテナの内部に火災が発生したことを検知可能な火災検知センサと、コンテナの内部の空間に連通し、末端部に排気口を有する排気流路と、排気流路に設けられ、コンテナの内部の空気を、排気流路を通じて吸引して排気口から排出可能なポンプと、火災が検知された場合、ポンプを動作させることで、火災が検知される前と比べコンテナの内部の酸素濃度を低下させる制御装置と、を備える。
【0007】
また、消火システムは、排気流路に設けられ、火災の発生により生じる環境負荷物質を捕集するフィルタ、をさらに備えるようにしてもよい。
【0008】
また、消火システムは、コンテナの内部の空間に連通し、コンテナの外部の空気を取得可能な取得口を有する給気流路と、給気流路を開閉可能な給気バルブと、をさらに備え、制御装置は、火災が検知されていない場合、給気バルブを開状態にさせ、ポンプを動作させることで、取得口から取得される空気を電池の周囲に流動させ、火災が検知された場合、給気バルブを閉状態にさせ、ポンプを動作させることで、火災が検知される前と比べコンテナの内部の酸素濃度を低下させるようにしてもよい。
【0009】
また、消火システムは、排気流路におけるコンテナとポンプとの間に設けられ、排気流路を開閉可能な排気バルブと、排気流路における排気バルブとポンプとの間の部分に連通し、コンテナの外部の空気を取得可能な吸気口を有する吸気流路と、吸気流路を開閉可能な吸気バルブと、空冷の対象となる装置である空冷対象装置と、排気流路におけるポンプと排気口との間の部分に連通し、空冷対象装置に空気を供給可能な供給流路と、供給流路が排気流路に接続される部分に設けられる切替バルブと、をさらに備え、切替バルブは、切替バルブに対してポンプ側の排気流路と供給流路とが繋がる第1切替状態と、切替バルブに対してポンプ側の排気流路と切替バルブに対して排気口側の排気流路とが繋がる第2切替状態と、を切替可能な構成となっており、制御装置は、火災が検知されていない場合、切替バルブを第1切替状態にさせ、排気バルブを閉状態にさせ、吸気バルブを開状態にさせ、ポンプを動作させることで、吸気口から取得される空気を空冷対象装置に流動させ、火災が検知された場合、切替バルブを第2切替状態にさせ、吸気バルブを閉状態にさせ、排気バルブを開状態にさせ、ポンプを動作させることで、火災が検知される前と比べコンテナの内部の酸素濃度を低下させるようにしてもよい。
【0010】
また、消火システムは、排気流路におけるコンテナとポンプとの間に設けられ、内部に空間を有するタンクと、排気流路におけるコンテナとタンクとの間に設けられ、排気流路におけるコンテナとタンクとの間の流路を開閉可能な中間バルブと、をさらに備え、制御装置は、火災が検知されていない場合、中間バルブを閉状態にさせ、ポンプを動作させることで、タンクの内部を負圧にし、火災が検知された場合、中間バルブを開状態にさせることで、コンテナの内部の空気をタンクに吸引させ、火災が検知される前と比べコンテナの内部の酸素濃度を低下させるようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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