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公開番号2024101331
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023005265
出願日2023-01-17
発明の名称ベルト
出願人芦森工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類A62B 35/00 20060101AFI20240722BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】ベルト幅方向にベルトが曲がっても、ベルト長手方向に延びるシワがベルトにできることを抑制できるようにする。
【解決手段】ベルト1は、タテ糸11と、ヨコ糸12と、を備える。タテ糸11は、ベルト長手方向Lに延びるように配置され、複数本設けられる。ヨコ糸12は、ベルト幅方向Wに延びるように配置され、タテ糸11に織り込まれ、ベルト長手方向Lに並ぶように配置される。ヨコ糸12は、モノフィラメント12aを含む。モノフィラメント12aは、ベルト幅方向Wの曲げに対して弾性変形するように構成されたモノフィラメント弾性糸である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ベルト長手方向に延びるように配置され、複数本設けられるタテ糸と、
ベルト幅方向に延びるように配置され、前記タテ糸に織り込まれ、前記ベルト長手方向に並ぶように配置されるヨコ糸と、
を備え、
前記ヨコ糸は、モノフィラメントを含み、
前記モノフィラメントは、前記ベルト幅方向の曲げに対して弾性変形するように構成されたモノフィラメント弾性糸である、
ベルト。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
請求項1に記載のベルトであって、
前記ヨコ糸は、前記モノフィラメントとマルチフィラメント糸との引き揃え、前記モノフィラメントと前記マルチフィラメント糸との合撚、および、前記モノフィラメントへの前記マルチフィラメント糸のカバーリング、の少なくともいずれかを含む、
ベルト。
【請求項3】
請求項1に記載のベルトであって、
前記モノフィラメントは、熱可塑性エラストマーを含む、
ベルト。
【請求項4】
請求項1に記載のベルトであって、
前記モノフィラメントの直径は、0.19mm~0.60mmであり、
前記モノフィラメントの10%伸長時の応力は、0.24cN/dtex~0.50cN/dtexである、
ベルト。
【請求項5】
請求項1に記載のベルトであって、
前記タテ糸は、引張強度が1GPa以上の高強度繊維を含む、
ベルト。
【請求項6】
請求項5に記載のベルトであって、
前記高強度繊維は、超高分子量ポリエチレンを含む、
ベルト。
【請求項7】
請求項1に記載のベルトであって、
織られた状態の前記タテ糸および前記ヨコ糸の前記ベルト幅方向における外側の端である耳部端部において、前記ヨコ糸どうしを締め付けるカラミ糸を備える、
ベルト。
【請求項8】
請求項1に記載のベルトであって、
前記タテ糸および前記ヨコ糸は、前記ベルト幅方向における外側の端部である耳部において、平織以外の織り組織により構成される、
ベルト。
【請求項9】
請求項8に記載のベルトであって、
前記タテ糸および前記ヨコ糸は、前記耳部よりも前記ベルト幅方向における内側の部分である地部において、平織により構成される、
ベルト。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載のベルトであって、
フルハーネス用である、
ベルト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タテ糸とヨコ糸とを備えるベルトに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に、従来のベルト(同文献では「ストラップ部」)が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2001-500769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ベルトの材質によっては、ベルト幅方向にベルトが曲がると、ベルト長手方向に延びるシワが、ベルトにできる。一旦ベルトにシワができると、シワが回復しにくい。このようなシワを抑制することができるベルトが望まれている。
【0005】
そこで、本発明では、ベルト幅方向にベルトが曲がっても、ベルト長手方向に延びるシワができることを抑制できるベルトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ベルトは、タテ糸と、ヨコ糸と、を備える。前記タテ糸は、ベルト長手方向に延びるように配置され、複数本設けられる。前記ヨコ糸は、ベルト幅方向に延びるように配置され、前記タテ糸に織り込まれ、前記ベルト長手方向に並ぶように配置される。前記ヨコ糸は、モノフィラメントを含む。前記モノフィラメントは、前記ベルト幅方向の曲げに対して弾性変形するように構成されたモノフィラメント弾性糸である。
【発明の効果】
【0007】
上記のベルトは、ベルト幅方向にベルトが曲がっても、ベルト長手方向に延びるシワができることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ベルト1をベルト厚さ方向Tから見た図である。
図1に示すベルト1の織り組織を示す図である。
図1に示すベルト1の一例である試料Dの写真である。
図1に示すベルト1を含む試料の折り曲げ試験の結果などを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1~図4を参照して、ベルト1について説明する。
【0010】
ベルト1は、帯状の部材である。ベルト1は、図1に示すように、長手方向を有する形状を有する。ベルト1は、厚みを有し、平らな形状を有する。ベルト1は、1本で使用されてもよい。複数本のベルト1が、組み合わされて使用されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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