TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025005064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105068
出願日2023-06-27
発明の名称架設材固定構造
出願人株式会社IHIインフラシステム,日建リース工業株式会社,信和株式会社
代理人弁理士法人アテンダ国際特許事務所
主分類E01D 21/00 20060101AFI20250108BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】架設材同士の固定作業を容易に行うことのできる架設材固定構造を提供する。
【解決手段】間隔保持部材40は、上側間隔保持部41を上側フレーム部材11に着脱可能に固定する固定機構50を備え、固定機構50は、上側フレーム部材11に係止可能な係止部材51と、係止部材51が一端に設けられた固定ボルト52と、上側間隔保持部41側に固定されるボルト取付部(基板53,ネジ部材54,ナット55)とを有し、上側間隔保持部41の係合部41cに係合する上側フレーム部材11に係止部材51が近づくように固定ボルト52を回動することにより、係止部材51を上側フレーム部材11に係止させて係合部41cに対する上側フレーム部材11の係合解除方向への移動を規制するように構成しているので、固定ボルト52の回動のみによって上側フレーム部材11に上側間隔保持部41を固定することができる。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項1】
土木または建築工事現場に用いられる架設材同士を固定するための架設材固定構造において、
互いに固定される架設材のうち一方の架設材側に配置され、他方の架設材に係合可能なフック状の係合部を有する係合部材と、
他方の架設材の外周面に係止可能な係止部材と、
係止部材が一端に設けられた固定ボルトと、
係合部材側に設けられ、固定ボルトが螺合するボルト支持部とを備え、
係合部材の係合部に係合する他方の架設材に係止部材が近づくように固定ボルトを回動することにより、係止部材を他方の架設材に係止させて係合部に対する他方の架設材の係合解除方向への移動を規制し、他方の架設材から係止部材が離れるように固定ボルトを回動することにより、係止部材を係合部に対する他方の架設材の係合を解除可能な位置まで移動させるように構成した
ことを特徴とする架設材固定構造。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記係止部材は先端側に向かって厚さ寸法が小さくなるように形成され、
固定ボルトによって係止部材を他方の架設材に係止すると、係止部材が他方の架設材と他の所定の部材との間に楔状に圧入するように構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の架設材固定構造。
【請求項3】
前記固定ボルトは軸方向が他方の架設材の長手方向に対して斜めになるように設けている
ことを特徴とする請求項1記載の架設材固定構造。
【請求項4】
前記係合部材は、他方の架設材の端部に互いに厚さ方向に間隔をおいて配置された一対の板状部材からなり、
前記係止部材、固定ボルト及びボルト支持部が各係合部材の間に配置されている
ことを特徴とする請求項1記載の架設材固定構造。
【請求項5】
前記各係合部材は、係合部を含む先端側が板厚方向一方に偏位するように形成されている
ことを特徴とする請求項4記載の架設材固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、土木または建築工事現場に用いられる架設材同士を固定するための架設材固定構造であって、例えば橋梁等の構造物の新設、補修、床版取替施工等の作業現場に設置される吊足場用の架設材に用いられるものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一般道や高速道路等の橋梁において、鋼橋を建設する場合、鋼桁の架設、組立に伴い鋼桁直下に作業足場を設置して鋼桁の組立、塗装等が行われる。また、既設の鋼桁が劣化損傷した場合は、鋼桁直下に作業足場を設置し、損傷箇所の補修、補強、加工等が行われる。更に、既設の床版が老朽化した場合は、既設床版を主桁上から撤去して新たな床版を架設する床版取替施工が行われる。その際、橋梁本体には作業用の足場が設置されるが、その下方及び下方近傍には車道等がある場合が多く、地上から足場を組み上げることができない。そこで、このような橋梁においては、橋桁から吊り下げられた吊足場が用いられる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、現場に吊足場を架設する際には、架設材としての単管パイプが用いられ、単管パイプ同士の接合には単管クランプが用いられる。単管クランプとしては、単管パイプに着脱可能な一対のクランプ部材を互いに回動自在に連結し、二本の単管パイプを互いに直交または平行に固定できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-316070号公報
特許第6930716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の単管クランプによる架設材の固定構造では、単管クランプのクランプ部材を開閉して単管パイプに装着した後、クランプ部材の締結部材を締め付ける作業が必要となり、単管パイプ同士の固定作業が煩雑になるという問題点があった。
【0006】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、架設材同士の固定作業を容易に行うことのできる架設材固定構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は前記目的を達成するために、土木または建築工事現場に用いられる架設材同士を固定するための架設材固定構造において、互いに固定される架設材のうち一方の架設材側に配置され、他方の架設材に係合可能なフック状の係合部を有する係合部材と、他方の架設材の外周面に係止可能な係止部材と、係止部材が一端に設けられた固定ボルトと、係合部材側に設けられ、固定ボルトが螺合するボルト支持部とを備え、係合部材の係合部に係合する他方の架設材に係止部材が近づくように固定ボルトを回動することにより、係止部材を他方の架設材に係止させて係合部に対する他方の架設材の係合解除方向への移動を規制し、他方の架設材から係止部材が離れるように固定ボルトを回動することにより、係止部材を係合部に対する他方の架設材の係合を解除可能な位置まで移動させるように構成している。
【0008】
これにより、一方の架設材側に配置された係合部材の係合部を他方の架設材の外周面に係合し、固定ボルトを回動して係止部材を他方の架設材に係止させることにより、係合部に対する他方の架設材の係合解除方向への移動が規制されることから、固定ボルトの回動のみによって一方の架設材側に他方の架設材が固定される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、固定ボルトの回動のみによって一方の架設材側に他方の架設材を固定することができるので、従来の単管クランプのようにクランプ部材を開閉する作業を必要とせず、架設材の固定作業を極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態を示す吊足場の要部分解斜視図
吊足場の要部側面図
A-A線矢視方向における吊足場の要部正面図
吊足場の要部拡大平面図
吊足場の要部拡大側面図
吊足場の要部拡大分解側面図
第1の連結部の回動工程を示す要部正面図
第1の連結部の回動工程を示す要部正面図
間隔保持部材の斜視図
間隔保持部材の要部平面図
固定機構の斜視図
固定機構の分解斜視図
固定機構の側面断面図
固定機構の分解側面断面図
固定機構の動作を示す間隔保持部材の要部側面断面図
固定機構の動作を示す間隔保持部材の要部側面断面図
間隔保持部材の取付工程を示す要部側面断面図
間隔保持部材の取付工程を示す要部側面断面図
吊足場の設置工程を示す要部平面図
吊足場の設置工程を示す要部平面図
吊足場の設置工程を示す要部平面図
吊足場の設置工程を示す要部平面図
吊足場の設置工程を示す要部平面図
吊足場の設置工程を示す要部平面図
間隔保持部材の取付工程を示す要部側面断面図
間隔保持部材の取付状態を示す要部平面図
従来の単管クランプによる接合部分を示す平面図
本発明の架設材固定構造の他の適用例を示す吊足場の概略斜視図
本発明の架設材固定構造の他の適用例を示す枠組足場の概略斜視図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
手動除排雪具
1か月前
株式会社ハルコン
除雪機
3日前
戸田建設株式会社
足場の制振装置
23日前
フジイコーポレーション株式会社
除雪機
1日前
個人
倉庫出入口ガード機構
1日前
株式会社大林組
歩道橋
19日前
株式会社ライトボーイ
注意喚起装置
2日前
個人
人工芝充填剤製造装置
17日前
株式会社ワイズテック
目地材除去装置
1か月前
カナデビア株式会社
浮体構造体
4日前
株式会社京都スペーサー
仮設通路
4日前
第一ビニール株式会社
ぬかるみ地面用の敷板
26日前
日鉄神鋼建材株式会社
ワイヤクリップ
1か月前
清水建設株式会社
床版取替え方法
2日前
NOK株式会社
安全柵および安全柵集合体
24日前
第一建設工業株式会社
鉄道レールパッド剥離装置
1か月前
フリー工業株式会社
橋梁の更新方法
24日前
保線機器整備株式会社
2頭式レールフロー削正装置
4日前
株式会社日保
ロードコーン
5日前
株式会社フタミ
表面処理システム及び表面処理方法
23日前
世紀東急工業株式会社
締固め車両
2日前
株式会社プロテックエンジニアリング
防護柵
1か月前
株式会社マキタ
モータユニット
1か月前
大成ロテック株式会社
石材ブロックの評価方法
24日前
三井住友建設株式会社
壁高欄一体型床版とその製造方法
1か月前
松本油脂製薬株式会社
アスファルト乳剤の分解剤組成物及びその利用
9日前
墨東化成工業株式会社
舗装用混合物およびその製造方法
23日前
株式会社トップ
ロードコーン用補助部材およびロードコーン用移動方法
4日前
日鉄ケミカル&マテリアル株式会社
継手構造
15日前
住友建機株式会社
施工情報管理システム、および施工情報管理方法
1か月前
大鉄工業株式会社
スラブ調整装置
5日前
大成建設株式会社
遮音壁、支持部材及び施工方法
4日前
前田道路株式会社
路面施工装置、及び路面施工方法
3日前
日本鋳鉄管株式会社
水管橋の点検方法
1か月前
日鉄建材株式会社
防音壁の頂部構造および防音壁
24日前
ユニチカ株式会社
再帰性反射型防草シート及びその製造方法
15日前
続きを見る