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公開番号
2025072784
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183108
出願日
2023-10-25
発明の名称
スラブ調整装置
出願人
大鉄工業株式会社
,
株式会社高萩自工
代理人
弁理士法人あい特許事務所
主分類
E01B
37/00 20060101AFI20250501BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】路盤コンクリートに対するスラブの位置および姿勢の調整に要する時間を短縮することができるスラブ調整装置を提供する。
【解決手段】スラブ調整装置1は、スラブSLの下面に接する複数のハンド4と、複数のハンド4を保持しており、路盤コンクリート上に配置されるフレーム21と、複数のハンド4の少なくとも1つをフレーム21に対して上下に移動させる上下アクチュエーター41uと、複数のハンド4の少なくとも1つをフレーム21に対して前後に移動させる前後アクチュエーター41fと、複数のハンド4の少なくとも1つをフレーム21に対して左右に移動させる左右アクチュエーター41Lと、複数のアクチュエーターの少なくとも1つによって複数のハンド4の少なくとも1つをフレーム21に対して移動させるときに操作される2つの操作端末31とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
路盤コンクリートに対してスラブの位置および姿勢を調整するスラブ調整装置であって、
左右方向における前記スラブの中央の右側で前記スラブの下面に接する第1右ハンドと、左右方向における前記スラブの前記中央の左側で前記スラブの前記下面に接する第1左ハンドと、を含む複数の第1ハンドと、
前記第1右ハンドよりも前方または後方に配置されており、左右方向における前記スラブの前記中央の右側で前記スラブの下面に接する第2右ハンドと、前記第1左ハンドよりも前方または後方に配置されており、左右方向における前記スラブの前記中央の左側で前記スラブの前記下面に接する第2左ハンドと、を含む複数の第2ハンドと、
前記複数の第1ハンドと前記複数の第2ハンドとを保持しており、前記路盤コンクリート上に配置されるフレームと、
前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して上下に移動させる第1上下アクチュエーターと、前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して前後に移動させる第1前後アクチュエーターと、前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して左右に移動させる第1左右アクチュエーターと、を含む複数の第1アクチュエーターと、
前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して上下に移動させる第2上下アクチュエーターと、前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して前後に移動させる第2前後アクチュエーターと、前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して左右に移動させる第2左右アクチュエーターと、を含む複数の第2アクチュエーターと、
前記複数の第1アクチュエーターの少なくとも1つによって前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して移動させるときに操作される第1操作端末と、
前記複数の第2アクチュエーターの少なくとも1つによって前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して移動させるときに操作される第2操作端末と、を備える、スラブ調整装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1操作端末は、前記複数の第1アクチュエーターの少なくとも1つによって前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して移動させることができる個別モードと、前記複数の第1アクチュエーターの少なくとも1つによって前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して移動させることができ、前記複数の第2アクチュエーターの少なくとも1つによって前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して移動させることができる連動モードと、の間で切り替え可能である、請求項1に記載のスラブ調整装置。
【請求項3】
前記複数の第1アクチュエーターは、前記第1ハンドを回転させることにより、左右方向における前記フレームの中央から前記第1ハンドまでの左右方向への距離を増加または減少させる第1回転アクチュエーターをさらに含む、請求項1または2に記載のスラブ調整装置。
【請求項4】
前記複数の第1アクチュエーターは、前記スラブの前記下面に接する前記第1ハンドの第1支持面が水平な水平姿勢と、前記第1ハンドの前記第1支持面が傾いた傾斜姿勢と、の間で、前後に延びる水平な回転軸まわりに前記前記第1右ハンドおよび第1左ハンドを前記フレームに対して回転させる第1姿勢変更アクチュエーターをさらに含み、
前記複数の第2アクチュエーターは、前記スラブの前記下面に接する前記第2ハンドの第2支持面が水平な水平姿勢と、前記第2ハンドの前記第2支持面が傾いた傾斜姿勢と、の間で、前後に延びる水平な回転軸まわりに前記前記第2右ハンドおよび第2左ハンドを前記フレームに対して回転させる第2姿勢変更アクチュエーターをさらに含み、
前記第1上下アクチュエーターは、前記第1右ハンドおよび第1左ハンドが前記水平姿勢および傾斜姿勢のいずれのときでも、前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して前記第1ハンドの前記第1支持面に垂直な方向に移動させ、
前記第2上下アクチュエーターは、前記第2右ハンドおよび第2左ハンドが前記水平姿勢および傾斜姿勢のいずれのときでも、前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して前記第2ハンドの前記第2支持面に垂直な方向に移動させる、請求項1または2に記載のスラブ調整装置。
【請求項5】
前記スラブ調整装置は、前記第1右ハンドおよび第1左ハンドと前記第2右ハンドおよび第2左ハンドとを前記スラブの前記下面に接触させる前に、左右に延びる鉛直面内の2つの位置から前記スラブの上面までの距離を測定する2つの距離センサーをさらに備え、
前記第1姿勢変更アクチュエーターおよび第2姿勢変更アクチュエーターは、前記2つの距離センサーの検出値に基づいて前記前記第1右ハンドおよび第1左ハンドと前記前記第2右ハンドおよび第2左ハンドとを回転させる、請求項4に記載のスラブ調整装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、路盤コンクリートに対してスラブの位置および姿勢を調整するスラブ調整装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、左右の仮軌道の間に置かれた軌道スラブを基準敷設位置に対して位置調節するための軌道スラブ敷設位置調整装置を開示している。特許文献1の段落0008には「スラブはクレーンによって持上げられる。持上げられた状態で、上下、前後および左右を含むいずれの方向へもスラブを簡単に移動させることができる。」との記載がある。特許文献1の段落0032には「左右の前巻上機34は、手回し式の同一構造のものである。」との記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-104849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1には、クレーンによって持上げられたスラブを上下、前後、および左右に移動させるアクチュエーターの記載がない。したがって、人の手で巻上機を回したり移動させたりすることにより、スラブを移動させる必要がある。このような作業は、多くの時間を要する。
【0005】
そこで、本発明の一つの目的は、路盤コンクリートに対するスラブの位置および姿勢の調整に要する時間を短縮することができるスラブ調整装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態は、路盤コンクリートに対してスラブの位置および姿勢を調整するスラブ調整装置であって、左右方向における前記スラブの中央の右側で前記スラブの下面に接する第1右ハンドと、左右方向における前記スラブの前記中央の左側で前記スラブの前記下面に接する第1左ハンドと、を含む複数の第1ハンドと、前記第1右ハンドよりも前方または後方に配置されており、左右方向における前記スラブの前記中央の右側で前記スラブの下面に接する第2右ハンドと、前記第1左ハンドよりも前方または後方に配置されており、左右方向における前記スラブの前記中央の左側で前記スラブの前記下面に接する第2左ハンドと、を含む複数の第2ハンドと、前記複数の第1ハンドと前記複数の第2ハンドとを保持しており、前記路盤コンクリート上に配置されるフレームと、前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して上下に移動させる第1上下アクチュエーターと、前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して前後に移動させる第1前後アクチュエーターと、前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して左右に移動させる第1左右アクチュエーターと、を含む複数の第1アクチュエーターと、前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して上下に移動させる第2上下アクチュエーターと、前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して前後に移動させる第2前後アクチュエーターと、前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して左右に移動させる第2左右アクチュエーターと、を含む複数の第2アクチュエーターと、前記複数の第1アクチュエーターの少なくとも1つによって前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して移動させるときに操作される第1操作端末と、前記複数の第2アクチュエーターの少なくとも1つによって前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して移動させるときに操作される第2操作端末と、を備える、スラブ調整装置を提供する。
【0007】
前記実施形態において、以下の特徴の少なくとも1つを前記スラブ調整装置に加えてもよい。
【0008】
前記第1操作端末は、前記複数の第1アクチュエーターの少なくとも1つによって前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して移動させることができる個別モードと、前記複数の第1アクチュエーターの少なくとも1つによって前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して移動させることができ、前記複数の第2アクチュエーターの少なくとも1つによって前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して移動させることができる連動モードと、の間で切り替え可能である。
【0009】
前記複数の第1アクチュエーターは、前記第1ハンドを回転させることにより、左右方向における前記フレームの中央から前記第1ハンドまでの左右方向への距離を増加または減少させる第1回転アクチュエーターをさらに含む。
【0010】
前記複数の第1アクチュエーターは、前記スラブの前記下面に接する前記第1ハンドの第1支持面が水平な水平姿勢と、前記第1ハンドの前記第1支持面が傾いた傾斜姿勢と、の間で、前後に延びる水平な回転軸まわりに前記前記第1右ハンドおよび第1左ハンドを前記フレームに対して回転させる第1姿勢変更アクチュエーターをさらに含み、前記複数の第2アクチュエーターは、前記スラブの前記下面に接する前記第2ハンドの第2支持面が水平な水平姿勢と、前記第2ハンドの前記第2支持面が傾いた傾斜姿勢と、の間で、前後に延びる水平な回転軸まわりに前記前記第2右ハンドおよび第2左ハンドを前記フレームに対して回転させる第2姿勢変更アクチュエーターをさらに含み、前記第1上下アクチュエーターは、前記第1右ハンドおよび第1左ハンドが前記水平姿勢および傾斜姿勢のいずれのときでも、前記複数の第1ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して前記第1ハンドの前記第1支持面に垂直な方向に移動させ、前記第2上下アクチュエーターは、前記第2右ハンドおよび第2左ハンドが前記水平姿勢および傾斜姿勢のいずれのときでも、前記複数の第2ハンドの少なくとも1つを前記フレームに対して前記第2ハンドの前記第2支持面に垂直な方向に移動させる。
(【0011】以降は省略されています)
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