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公開番号2024102504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006426
出願日2023-01-19
発明の名称再生材、再生材の製造方法及び再生材の使用方法
出願人株式会社フジタ
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類B28C 7/06 20060101AFI20240724BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】産業廃棄物として廃棄される焼却灰を、生コンクリートに混合、攪拌させることにより、路盤材として使用できる再生材を提供する。
【解決手段】本発明の再生材の製造方法は、セメント10~25.0質量%、水5~10質量%、骨材60~85質量%を含有する生コンクリートに、生コンクリート100質量%に対し0.3~1.5質量%の焼却灰を混合させることを含む。さらに焼却灰を生コンクリートが硬化する前に混合し、その後、攪拌する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
セメント10.0~25.0質量%、水3.0~15.0質量%、骨材60.0~85.0質量%を含有する生コンクリートに、生コンクリート100質量%に対し0.3~1.5質量%の焼却灰を混合させることを含む、再生材の製造方法。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記焼却灰は、生コンクリートが硬化する前に混合され、その後、攪拌されることを含む、請求項1の製造方法。
【請求項3】
前記焼却灰1kgあたり、0.1~0.7kgのフッ素化合物を含有させる、請求項1の製造方法。
【請求項4】
前記生コンクリートと焼却灰との混合物を炭酸化することを含む、請求項2の製造方法。
【請求項5】
前記焼却灰がペーパースラッジ灰を含有する、請求項1の製造方法。
【請求項6】
粒径0.5~10mmの骨材の周囲にセメント及び焼却灰を含有する組成物が被覆された、再生材。
【請求項7】
前記骨材の周囲に被覆された組成物が、炭酸カルシウムを含有する,
請求項6の再生材。
【請求項8】
請求項6又は7に記載の再生材を、路盤材として使用する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は使用されずに残った生コンクリートから、路盤材などに使用される
再生材、再生材の製造方法及び再生材の使用方法に関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築現場などでコンクリート構造物を製造際に打設されずに残った生コンクリート(以下、本明細書中において残コンクリートと呼ぶ)は、そのまま使用されずに工場へ戻される。その後、敷地に余裕のある工場であれば、残コンクリートを土間状に薄く敷き固められた後に重機などで粉砕し、その後、産業廃棄物として処理され、又は路盤材などとして再利用される。
【0003】
しかし、重機等で粉砕する場合でも廃棄物処理用の敷地が必要である上に、重機の使用により二酸化炭素が発生することからも、環境上、好ましくない。
【0004】
特許文献1には、残コンクリートを水槽等に流し入れ骨材とコンクリートスラッジ微粉末とを分離し、これらとフライアッシュ及び混和剤を混合させて水硬化性硬化体を得る方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-88278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載された方法は、多量の水が必要である上に、洗浄処理による材料の分別や残ったスラッジ分の乾燥処理などに多大な手間がかかるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題を解決するために、残コンクリートの重機による粉砕や多量の水を用いた分離を使用せずに、残コンクリートの再利用を可能とする方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態における一態様の再生材の製造方法は、セメント10.0~20.0質量%、水3.0~15.0質量%、骨材60.0~85.0質量%を含有する生コンクリートに、生コンクリート100質量%に対し0.3~1.5質量%の焼却灰を混合させることを含む。
【0009】
本発明の実施形態における一態様の再生材の製造方法において、焼却灰は、生コンクリートが硬化する前に混合され、その後、攪拌される。
【0010】
本発明の実施形態における一態様の再生材の製造方法において、焼却灰は1kgあたり、0.1~0.7kgのフッ素化合物を含有する。
(【0011】以降は省略されています)

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