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公開番号
2024102421
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-31
出願番号
2023006278
出願日
2023-01-19
発明の名称
上型ホルダ及びプレス機械
出願人
村田機械株式会社
代理人
個人
主分類
B21D
37/14 20060101AFI20240724BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】上型を、前側クランプ部材とホルダ本体との間、及び後側クランプ部材とホルダ本体との間のいずれであっても容易に挟み込むことを可能とする。
【解決手段】第1軸AX1まわりに回転した操作レバー24に押されてレバー部材25が回転することでホルダ本体21の前方に一方の端部25aが移動して前側クランプ部材22の前側揺動軸AXFより上方部分22aを押し、かつホルダ本体21の後方に他方の端部25bが移動して後側クランプ部材23の後側揺動軸AXRより上方部分23aを押し、一方の端部25aが前方に移動することで前側クランプ部材22の前側揺動軸AXFより下方部分22aとホルダ本体21との間で上型13を挟み込み、又は他方の端部25bが後方に移動することで後側クランプ部材23の後側揺動軸AXRより下方部分23bとホルダ本体21との間で上型を挟み込む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
上型と下型とでワークを挟むことによりワークを加工するプレス機械に設けられ、前記上型を保持する上型ホルダであって、
ホルダ本体と、
前記ホルダ本体の前側に設けられ、水平方向の前側揺動軸まわりに揺動可能な前側クランプ部材と、
前記ホルダ本体の後側に設けられ、水平方向の後側揺動軸まわりに揺動可能な後側クランプ部材と、
前記ホルダ本体に設けられ、鉛直方向の第1軸まわりに回転可能な操作レバーと、
前記ホルダ本体に設けられ、鉛直方向の第2軸まわりに回転可能であり、前記第1軸まわりに回転した前記操作レバーに押されて回転することで前記ホルダ本体の前方に一方の端部が移動して前記前側クランプ部材の前記前側揺動軸より上方部分を押し、かつ前記ホルダ本体の後方に他方の端部が移動して前記後側クランプ部材の前記後側揺動軸より上方部分を押すレバー部材と、を備え、
前記一方の端部が前方に移動することで前記前側クランプ部材の前記前側揺動軸より下方部分と前記ホルダ本体との間で前記上型を挟み込み、又は前記他方の端部が後方に移動することで前記後側クランプ部材の前記後側揺動軸より下方部分と前記ホルダ本体との間で前記上型を挟み込む、上型ホルダ。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記レバー部材の前記第2軸は、平面視において前記ホルダ本体の長手方向における中央部に配置される、請求項1に記載の上型ホルダ。
【請求項3】
前記操作レバーは、前記第1軸からの距離が変化する偏心カム部を備え、
前記レバー部材は、前記偏心カム部により押されるカムフォロア部を備える、請求項1に記載の上型ホルダ。
【請求項4】
前記レバー部材は、前記一方の端部及び前記他方の端部のそれぞれに、鉛直方向の第3軸まわりに回転可能な回転部材を備え、
前記カムフォロア部は、前記一方の端部及び前記他方の端部のうちいずれか一方の前記回転部材が用いられる、請求項3に記載の上型ホルダ。
【請求項5】
前記一方の端部における前記第3軸から前記第2軸までの距離と、前記他方の端部における前記第3軸から前記第2軸までの距離とが同一又はほぼ同一である、請求項4に記載の上型ホルダ。
【請求項6】
前記操作レバーは、前記ホルダ本体から前記ホルダ本体の前側に延びるように設けられる、請求項1に記載の上型ホルダ。
【請求項7】
上型と下型とでワークを挟むことによりワークを加工するプレス機械であって、前記上型を保持する上型ホルダとして、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の上型ホルダが用いられる、プレス機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、上型ホルダ及びプレス機械に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
プレス機械の一つとして、板状のワークに曲げ加工を施すプレスブレーキ(曲げ加工機)が知られている。プレスブレーキでは、上型と下型とでワークを挟むことによりワークを加工する。上型は、上型ホルダに保持され、下型は下型ホルダに保持される。上型ホルダとしては、ホルダ本体と、ホルダ本体の前側に設けられて開閉する前側クランプ部材と、ホルダ本体の後側に固定される後側クランプ部材とを有し、上型を、前側クランプ部材とホルダ本体との間、又は後側クランプ部材とホルダ本体との間で挟み込む構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5048251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の上型ホルダは、前側クランプ部材とホルダ本体との間で上型を挟み込む場合は、操作レバーによる操作で行うことができるが、後側クランプ部材とホルダ本体との間に上型を挟み込む場合はボルトを締め付ける必要がある。このため、作業者は、ボルトによる後側クランプ部材の締め付けに手間がかかり、上型の設定において時間がかかるといった問題がある。
【0005】
本発明は、上型を、前側クランプ部材とホルダ本体との間、及び後側クランプ部材とホルダ本体との間のいずれであっても容易に挟み込むことが可能な上型ホルダ及びプレス機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る上型ホルダは、上型と下型とでワークを挟むことによりワークを加工するプレス機械に設けられ、上型を保持する上型ホルダであって、ホルダ本体と、ホルダ本体の前側に設けられ、水平方向の前側揺動軸まわりに揺動可能な前側クランプ部材と、ホルダ本体の後側に設けられ、水平方向の後側揺動軸まわりに揺動可能な後側クランプ部材と、ホルダ本体に設けられ、鉛直方向の第1軸まわりに回転可能な操作レバーと、ホルダ本体に設けられ、鉛直方向の第2軸まわりに回転可能であり、第1軸まわりに回転した操作レバーに押されて回転することでホルダ本体の前方に一方の端部が移動して前側クランプ部材の前側揺動軸より上方部分を押し、かつホルダ本体の後方に他方の端部が移動して後側クランプ部材の後側揺動軸より上方部分を押すレバー部材と、を備え、一方の端部が前方に移動することで前側クランプ部材の前側揺動軸より下方部分とホルダ本体との間で上型を挟み込み、又は他方の端部が後方に移動することで後側クランプ部材の後側揺動軸より下方部分とホルダ本体との間で上型を挟み込む。
【0007】
本発明の態様に係るプレス機械は、上型と下型とでワークを挟むことによりワークを加工するプレス機械であって、上型を保持する上型ホルダとして、上記の上型ホルダが用いられる。
【発明の効果】
【0008】
上記態様に係る上型ホルダ及びプレス機械によれば、操作レバーの回転によりレバー部材の一方の端部を前方に移動させる又はレバー部材の他方の端部を後方に移動させることで、前側クランプ部材又は後側クランプ部材を揺動させて、前側クランプ部材とホルダ本体との間、又は後側クランプ部材とホルダ本体との間で上型を挟み込むことができる。その結果、上型を挟み込むためにボルトの締め付け等の操作が不要であり、上型を容易に挟み込んで保持することができる。
【0009】
また、上記態様に係る上型ホルダにおいて、レバー部材の第2軸は、平面視においてホルダ本体の長手方向における中央部に配置されてもよい。この構成によれば、レバー部材がホルダ本体の長手方向における中央部から前側クランプ部材及び後側クランプ部材を押すため、前側クランプ部材及び後側クランプ部材に対して長手方向にバランスよく力を加えることができる。また、上記態様に係る上型ホルダにおいて、操作レバーは、第1軸からの距離が変化する偏心カム部を備え、レバー部材は、偏心カム部により押されるカムフォロア部を備えてもよい。この構成によれば、操作レバーを回転させることでレバー部材をスムーズに回転させることができる。
【0010】
また、上記態様に係る上型ホルダにおいて、レバー部材は、一方の端部及び他方の端部のそれぞれに、鉛直方向の第3軸まわりに回転可能な回転部材を備え、カムフォロア部は、一方の端部及び他方の端部のうちいずれか一方の回転部材が用いられてもよい。この構成によれば、操作レバーの回転方向に沿ってカムフォロア部が回転するため、操作レバーとカムフォロア部との間の回転方向の摩擦を低減することができる。また、上記態様に係る上型ホルダにおいて、一方の端部における第3軸から第2軸までの距離と、他方の端部における第3軸から第2軸までの距離とが同一又はほぼ同一であってもよい。この構成によれば、前側クランプ部材と後側クランプ部材とに同一又はほぼ同一の力を加えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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