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公開番号
2024104276
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-02
出願番号
2023173983
出願日
2023-10-06
発明の名称
プレス成形品の製造方法
出願人
JFEスチール株式会社
代理人
個人
主分類
B21D
22/26 20060101AFI20240726BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】天板部に天板谷線が形成され、天板谷線を挟んで第1天板部及び第2天板部を備えてなるプレス成形品を製造するにあたり、縦壁部先端やフランジ部先端における伸びフランジ成形部位の割れを抑制し、かつ、天板谷線が縦壁部に接続する稜線部の部位に発生しやすい座屈を抑制する。
【解決手段】本発明に係るプレス成形品1の製造方法は、中間天板谷線19cと中間天板谷線19cを挟んで設けられた第1中間天板部19a及び第2中間天板部19bと、稜線部5に相当する部位に形成された中間稜線部21、中間稜線部21に連続する中間縦壁部20、及び中間縦壁部に連続する中間段差谷部22を含む段差からなるステップ形状部23と、ステップ形状部23に連続して外方に延出する外方面部25と、を有する中間成形品17をプレス成形する第1成形工程と、中間成形品17をプレス成形品1にプレス成形する第2成形工程と、を備えている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
天板部と、該天板部から稜線部を介して連続する縦壁部とを有し、前記天板部には稜線部に交差する天板谷線が形成され、該天板谷線を挟んで第1天板部及び第2天板部を備えてなるプレス成形品の製造方法であって、
中間天板谷線と該中間天板谷線を挟んで設けられた第1中間天板部及び第2中間天板部と、前記稜線部に相当する部位に形成された中間稜線部、該中間稜線部に連続する中間縦壁部、及び該中間縦壁部に連続する中間段差谷部を含む段差からなるステップ形状部と、該ステップ形状部に連続して外方に延出する外方面部と、を有する中間成形品をプレス成形する第1成形工程と、
前記中間成形品を前記プレス成形品にプレス成形する第2成形工程と、を備えたことを特徴とするプレス成形品の製造方法。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
プレス成形によって製造されるプレス成形品が、前記天板部と、該天板部から前記稜線部を介して連続する前記縦壁部と、該縦壁部から連続するフランジ部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のプレス成形品の製造方法。
【請求項3】
前記中間成形品の前記中間稜線部の曲率半径が、前記プレス成形品の稜線部の曲率半径と同じかそれ以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のプレス成形品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
天板部と、該天板部から稜線部を介して連続する縦壁部とを有し、前記天板部には稜線部に交差する天板谷線が形成され、該天板谷線を挟んで第1天板部及び第2天板部を備えてなるプレス成形品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車の衝突安全性基準の厳格化により、車体の衝突安全性の向上が進む中で、二酸化炭素排出規制を受けて、燃費向上やEV化のために車体の軽量化も必要とされている。これら車体の衝突安全性向上と軽量化を両立させるために、車体構造部品への590MPa級以上の高強度鋼板(ハイテン材とも称する)の適用が進んでいる。
【0003】
自動車部品には、例えば図5に示すプレス成形品1がある。プレス成形品1は、天板部3と、天板部3から稜線部5を介して連続する縦壁部7とを有し、天板部3に天板谷線3cが形成され、天板谷線3cを挟んで第1天板部3a及び第2天板部3bを備えてなる。
このようなプレス成形品1をプレス成形した場合、天板谷線3cの延長上に位置する(縦壁部7の先端やフランジ部の先端)に伸びフランジ変形が加わって、割れが発生しやすくなる。また、天板谷線3cが縦壁部7に接続する稜線部5の部位に座屈(しわ、折れ込み)が発生しやすい。
特にハイテン材の場合、高強度化によって、前記先端の伸びフランジ成形部位の割れや前記稜線部5の座屈(しわ、折れ込み)が発生しやすくなり問題である。
【0004】
この点、従来は、平坦かつ上面視で凹状外周縁を有する天板部と、該天板部から該凹状外周縁に沿って連続する縦壁部を有するプレス成形品の伸びフランジ変形に伴う割れ対策について、例えば特許文献1に提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2014/097745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の特許文献1に記載されるプレス成形方法は、天板部が平坦であり、上面視で該天板部の外周縁が凹状であるプレス成形品を対象としている。
一方、本発明が対象とするプレス成形品は、天板部に天板谷線が形成され、該天板谷線を挟んで第1天板部及び第2天板部を備えてなるプレス成形品である。
このように、特許文献1が対象としているプレス成形品と本願発明が対象としているプレス成形品とは、形状が異なっている。
【0007】
このため、特許文献1のプレス成形方法を、本願発明が対象としているプレス成形品に適用しても、天板谷線の延長上に位置する先端の割れや、天板谷線が縦壁部に接続する稜線部の部位の座屈(しわ、折れ込み)を防止することはできない。
【0008】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、天板部から稜線部を介して連続する縦壁部を有し、天板部に天板谷線が形成され、天板谷線を挟んで第1天板部及び第2天板部を備えてなるプレス成形品を製造するにあたり、縦壁部先端やフランジ部先端における伸びフランジ成形部位の割れを抑制し、かつ、天板谷線が縦壁部に接続する稜線部の部位に発生しやすい座屈の部位(しわ、折れ込み)を抑制することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明に係るプレス成形品の製造方法は、天板部と、該天板部から稜線部を介して連続する縦壁部とを有し、前記天板部には稜線部に交差する天板谷線が形成され、該天板谷線を挟んで第1天板部及び第2天板部を備えてなるプレス成形品の製造方法であって、
中間天板谷線と該中間天板谷線を挟んで設けられた第1中間天板部及び第2中間天板部と、前記稜線部に相当する部位に形成された中間稜線部、該中間稜線部に連続する中間縦壁部、及び該中間縦壁部に連続する中間段差谷部を含む段差からなるステップ形状部と、該ステップ形状部に連続して外方に延出する外方面部と、を有する中間成形品をプレス成形する第1成形工程と、
前記中間成形品を前記プレス成形品にプレス成形する第2成形工程と、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、プレス成形によって製造されるプレス成形品が、前記天板部と、該天板部から前記稜線部を介して連続する前記縦壁部と、該縦壁部から連続するフランジ部と、を有することを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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