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公開番号2024096566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-17
出願番号2023000123
出願日2023-01-04
発明の名称プレス成型方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B21J 5/08 20060101AFI20240709BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】棒状素材の座屈の発生を抑制するためのコストを低減可能なプレス成型方法を提供すること。
【解決手段】本開示に係るプレス成型方法は、棒状素材Mを上ダイスUD及び下ダイスLDに設けられた貫通孔に嵌入させ、棒状素材Mの軸方向上部及び軸方向下部を軸絞り成型する工程と、棒状素材Mの下端面中心部を下パンチLPによって押圧し、棒状素材Mの下端面に深穴部Hを成型する工程と、棒状素材Mの上端面を上パンチUPによって押圧し、軸絞り成型された棒状素材Mの軸方向上部を、上ダイスUDに設けられた貫通孔から押し出す工程と、棒状素材Mを上パンチUP及び上ダイスUDによって押圧し、棒状素材Mを据え込み成型する工程と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
棒状素材を上ダイス及び下ダイスに設けられた貫通孔に嵌入させ、前記棒状素材の軸方向上部及び軸方向下部を軸絞り成型する工程と、
前記棒状素材の下端面中心部を下パンチによって押圧し、前記棒状素材の下端面に深穴部を成型する工程と、
前記棒状素材の上端面を上パンチによって押圧し、軸絞り成型された前記棒状素材の軸方向上部を、前記上ダイスに設けられた貫通孔から押し出す工程と、
前記棒状素材を前記上パンチ及び前記上ダイスによって押圧し、前記棒状素材を据え込み成型する工程と、を備える、
プレス成型方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、プレス成型方法に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、棒状素材の据え込み成型方法が開示されている。特許文献１に係る据え込み成型方法においては、棒状素材の座屈を抑制するために、複数工程に分けて段階的に据え込み成型を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００１－１３７９９９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の据え込み加工方法のように、複数工程に分けて段階的に据え込み工程を行う場合、複数の据え込み工程それぞれに対応する金型を用意する必要があり、それに起因した設備の複雑化及びコストの増加が課題となっていた。
【０００５】
特に、成型後の金属部材が中空状である場合、中空形状、言い換えると深穴部を形成する工程において棒状素材に大きな負荷が掛かるため、座屈が発生しやすく、その結果として、製造コストが大きく増加するという課題があった。
【０００６】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、棒状素材の座屈の発生を抑制するためのコストを低減可能なプレス成型方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示に係るプレス成型方法は、棒状素材を上ダイス及び下ダイスに設けられた貫通孔に嵌入させ、前記棒状素材の軸方向上部及び軸方向下部を軸絞り成型する工程と、前記棒状素材の下端面中心部を下パンチによって押圧し、前記棒状素材の下端面に深穴部を成型する工程と、前記棒状素材の上端面を上パンチによって押圧し、軸絞り成型された前記棒状素材の軸方向上部を、前記上ダイスに設けられた貫通孔から押し出す工程と、前記棒状素材を前記上パンチ及び前記上ダイスによって押圧し、前記棒状素材を据え込み成型する工程と、を備える、プレス成型方法である。
【０００８】
このような構成によると、深穴部を形成する工程において、棒状素材の軸方向上部及び軸方向下部を固定できるため、複雑な設備を用いずとも、棒状素材の座屈の発生を抑制できる。その結果として、棒状素材の座屈の発生を抑制するためのコストを低減できる。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によって、棒状素材の座屈の発生を抑制するためのコストを低減可能なプレス成型方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
第１の実施形態に係る棒状素材、金属部材、及びプレス成型装置の構成を示す模式断面図である。
第１の実施形態に係るプレス成型方法の動作を示すフローチャートである。
第１の実施形態に係るプレス成型方法の動作を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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