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公開番号2024062113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022169897
出願日2022-10-24
発明の名称アウタパネルの製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B21D 11/20 20060101AFI20240430BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】タクトタイムを短縮し、高意匠の適用ができるアウタパネルの製造方法を提供すること。
【解決手段】本開示に係るアウタパネルの製造方法は、ヘミング加工を含むアウタパネルの製造方法であって、アウタパネル20となる鋼板の内側にレーザ光40を照射し、第1の角度となるように曲げ加工を行い、レーザは、鋼板の曲げ半径の中心部の稜線に沿って照射され、レーザ照射後に、鋼板にヘミング加工を行い、第1の角度よりも小さい第2の角度となるように曲げ加工を行うものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ヘミング加工を含むアウタパネルの製造方法であって、
アウタパネルとなる鋼板の内側にレーザを照射し、第1の角度となるように曲げ加工を行い、
前記レーザは、前記鋼板の曲げ半径の中心部の稜線に沿って照射され、
レーザ照射後に、前記鋼板にヘミング加工を行い、前記第1の角度よりも小さい第2の角度となるように曲げ加工を行う
アウタパネルの製造方法。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記第1の角度は、110度以下である
請求項1に記載のアウタパネルの製造方法。
【請求項3】
レーザ照射後及びヘミング加工前に、前記鋼板を急冷する工程を含む
請求項1に記載のアウタパネルの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アウタパネルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロボットにローラーを持たせてヘミング加工を実施するローラヘミング加工装置を、車両のドアやフードなどのシェル部品の加工に使用することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-225725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両のドアやフードなどのシェル部品は、意匠側のアウタパネルと、運転席側のインナパネルの袋構造になっている。アウタパネル及びインナパネルは、材料となる鋼板をそれぞれプレス型の寄せ曲げによって形成され、アウタパネルは、予め端部が所定の角度に曲げられている形状(フランジ)を有する。アウタパネルとインナパネルとを被せ合わせる工程(マリッジ工程)を行い、フランジを折り返し曲げ加工(ヘミング加工)によって塑性加工することで、一体のアセンブリが形成される。
【0005】
また、車両の部品の製造工程は、厳密に管理されており、限られたタクトタイム内にて加工を終える必要がある。シェル部品の製造においては、ヘミング加工がタクトタイムのボトルネックとなっている。鋼板の曲げ工程にて、一度に大きく曲げると品質不良の原因となることから、複数回に分けて曲げ加工を行う必要があるためである。
【0006】
ヘミング加工の時間を減らす方法として、アウタパネルのフランジの角度を予め小さくしておくことが考えられるが、フランジの角度を小さくしすぎると、以下に説明するように、マリッジ工程においてアウタパネルとインナパネルが干渉する問題が発生する。
【0007】
図5(a)は、車両の略図である。図5(a)に示される車両1の破線II-IIにおけるアセンブリの断面模式図を図5(b)に示す。アセンブリ10は、マリッジ工程及びヘミング加工によってアウタパネル20とインナパネル30を加工することにより形成される。また、インナパネル30の端部は、アウタパネル20内のフランジ21において挟まれる構成となっている。
【0008】
ここで、フランジ21の角度θが小さい場合(図5(c)参照)は、マリッジ工程においてインナパネル30の端部がアウタパネル20と干渉し、嵌合不良が生じる。したがって、干渉を生じないようにするためには、フランジ21の角度θをある程度大きくする必要がある(図5(d)参照)。
【0009】
このように、ヘミング加工とマリッジ工程の両方の要件を満たしつつ、限られたタクトタイム内にてシェル部品を製造するため、意匠に制限が掛けられている。
【0010】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、タクトタイムを短縮し、高意匠の適用ができるアウタパネルの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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