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公開番号2024064531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173184
出願日2022-10-28
発明の名称配管部品の製造方法
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B21D 22/02 20060101AFI20240507BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】筒体内部に設けられる凹部の形状精度を高められる配管部品の製造方法を提供する。
【解決手段】金属製の筒体30と、筒体の中心軸を含む断面において内周面と連続して設けられた角部321Dを有する凹部321とを備える配管部品の製造方法である。配管部品の製造方法は、筒体の外周面に外側金型101を当てた状態で内周面に第1内側金型102を押し当てることで、筒体を外側金型と第1内側金型とで保持する工程と、筒体が外側金型と第1内側金型とによって保持された状態で、外側金型と共に筒体を挟むように内周面に第2内側金型103を押し当てることで凹部を形成する工程とを備える。凹部を形成する工程では、角部が凹部の他の部位よりも第1内側金型に近接するように凹部を形成する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
金属製の筒体と、前記筒体の内周面から径方向外側に凹むと共に、前記筒体の中心軸を含む断面において前記内周面と連続して設けられた角部を有する凹部と、を備える配管部品の製造方法であって、
前記筒体の外周面に外側金型を当てた状態で前記内周面に第1内側金型を押し当てることで、前記筒体を前記外側金型と前記第1内側金型とで保持する工程と、
前記筒体が前記外側金型と前記第1内側金型とによって保持された状態で、前記外側金型と共に前記筒体を挟むように前記内周面に第2内側金型を押し当てることで前記凹部を形成する工程と、
を備え、
前記凹部を形成する工程では、前記角部が前記凹部の他の部位よりも前記筒体の軸方向において前記第1内側金型に近接するように前記凹部を形成する、配管部品の製造方法。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配管部品の製造方法であって、
前記配管部品は、内燃機関の排気ガスが導入される排気系部品である、配管部品の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の配管部品の製造方法であって、前記第1内側金型及び前記第2内側金型は、それぞれ、前記筒体の周方向に並んで配置された複数の分割片を有する、配管部品の製造方法。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の配管部品の製造方法であって、
前記外側金型の前記筒体の前記外周面に接触する部位のうち、少なくとも前記筒体の径方向において前記第2内側金型と重なる領域は、平滑面である、配管部品の製造方法。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の配管部品の製造方法であって、
前記凹部は、
前記角部から前記筒体の径方向外側に延伸する壁面と、
前記壁面に近づくに連れて前記筒体の中心軸からの距離が大きくなる底面と、
を有し、
前記壁面と前記筒体の中心軸とが成す角度は、45°以上135°以下である、配管部品の製造方法。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の配管部品の製造方法であって、
前記保持する工程では、前記筒体に前記筒体の径方向内側から前記第1内側金型の凸部が食い込む、配管部品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配管部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
金属製の筒体の内周面に凹部を形成する加工方法が公知である(特許文献1参照)。この加工方法では、筒体の内周面に金型を押し当てることで、凹部が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-121446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように金型の押し当てにより凹部を形成する工法では、金型の押し当てによる金属の流動によって、凹部の角部にダレ(つまり、エッジ部分への丸み形成)が発生する可能性がある。そのため、凹部の形状精度が低下するおそれがある。
【0005】
本開示の一局面は、筒体内部に設けられる凹部の形状精度を高められる配管部品の製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、金属製の筒体と、筒体の内周面から径方向外側に凹むと共に、筒体の中心軸を含む断面において内周面と連続して設けられた角部を有する凹部と、を備える配管部品の製造方法である。
【0007】
配管部品の製造方法は、筒体の外周面に外側金型を当てた状態で内周面に第1内側金型を押し当てることで、筒体を外側金型と第1内側金型とで保持する工程と、筒体が外側金型と第1内側金型とによって保持された状態で、外側金型と共に筒体を挟むように内周面に第2内側金型を押し当てることで凹部を形成する工程と、を備える。凹部を形成する工程では、角部が凹部の他の部位よりも筒体の軸方向において第1内側金型に近接するように凹部を形成する。
【0008】
このような構成によれば、第1内側金型と外側金型とによって筒体が保持された状態において、保持された領域に凹部の角部が近接する向きで、第2内側金型による凹部の形成が行われる。そのため、凹部の角部への金属の流動が抑制され、角部でのダレの発生が抑制される。その結果、凹部の形状精度が高められる。
【0009】
本開示の一態様では、配管部品は、内燃機関の排気ガスが導入される排気系部品であってもよい。このような構成によれば、緩衝部材、吸音材等の取付部材が凹部に配置される排気系部品において、凹部の形状精度の向上に基づいて取付部材の位置ずれを抑制することができる。
【0010】
本開示の一態様では、第1内側金型及び第2内側金型は、それぞれ、筒体の周方向に並んで配置された複数の分割片を有してもよい。このような構成によれば、筒体の周方向において同時に複数の凹部を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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