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公開番号2024100389
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004355
出願日2023-01-16
発明の名称船舶
出願人川崎重工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類B63B 11/00 20060101AFI20240719BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】
乗組員がアンダーデッキパッセージに入る前に、アンダーデッキパッセージの内部状況を確認可能な船舶を提供する。
【解決手段】
本開示の一態様に係る船舶は、船内に位置するアンダーデッキパッセージと、前記アンダーデッキパッセージにつながる安全エリアと、前記アンダーデッキパッセージと前記安全エリアを隔てる隔壁と、を備え、前記隔壁は透明部分を有する透明窓を含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
船内に位置するアンダーデッキパッセージと、
前記アンダーデッキパッセージにつながる安全エリアと、
前記アンダーデッキパッセージと前記安全エリアを隔てる隔壁と、を備え、
前記隔壁は透明な面を有する透明窓を含んでいる、船舶。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記アンダーデッキパッセージは前記隔壁に向かって直線状に延びる直線部を含み、
前記透明窓は、前記直線部の延長線上に位置している、請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記安全エリアは非危険区域であって、
当該船舶は前記安全エリアに位置する非防爆機器を備え、
前記非防爆機器は、
前記透明窓を介して前記アンダーデッキパッセージを撮影するカメラ、
前記透明窓を介して前記アンダーデッキパッセージから発信された信号を受信し又は前記アンダーデッキパッセージへ信号を送信するアンテナ、及び、
前記透明窓を介して前記アンダーデッキパッセージから視認可能なランプのうち、少なくとも1つを含む、請求項1に記載の船舶。
【請求項4】
前記透明窓は、前記アンダーデッキパッセージ側に張り出した出窓であり、
前記非防爆機器の少なくとも一部は、前記透明窓内に位置している、請求項3に記載の船舶。
【請求項5】
前記アンダーデッキパッセージ内の可燃性ガスを検知するガス検知器と、
前記アンダーデッキパッセージ内の酸素濃度を測定する酸素濃度計と、を備え、
前記非防爆機器は前記ランプを含み、
前記ランプは、前記ガス検知器が前記アンダーデッキパッセージ内の可燃性ガスを検知したとき、又は、前記酸素濃度計が測定した酸素濃度が規定値を下回ったとき、点灯するように構成されている、請求項3に記載の船舶。
【請求項6】
前記隔壁は隔壁ドアを有し、
前記透明窓は前記隔壁ドアに取り付いている、請求項1に記載の船舶。
【請求項7】
前記隔壁は隔壁ドアを有し、
前記透明窓は前記隔壁の前記隔壁ドア以外の部分に取り付いている、請求項1に記載の船舶。
【請求項8】
船内に位置する非危険区域と、
前記非危険区域につながる危険区域と、
前記非危険区域と前記危険区域を隔てる隔壁と、
前記非危険区域に位置する非防爆機器と、を備え、
前記隔壁は透明な面を有する透明窓を含み、
前記非防爆機器は、
前記透明窓を介して前記危険区域を撮影するカメラ、
前記透明窓を介して前記危険区域から発信された信号を受信し又は前記危険区域へ信号を送信するアンテナ、及び、
前記透明窓を介して前記危険区域から視認可能なランプのうち、少なくとも1つを含む、船舶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、「液化天然ガス運搬船(LNG船)やコンテナ船等においては、上甲板の下部で、かつ、船体を構成している二重側壁(二重船殻)の内部の上部部位に、貨物領域の全長に亘って縦通したアンダーデッキパッセージと呼ばれる縦通通行区画が設けられ、船員等の通行用通路および配管設置場所としていることが多い」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-14453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アンダーデッキパッセージは、外部から可燃性ガスが浸入するリスクがあるとともに、漏れが発生すると火災の発生源となり得る油配管や蒸気配管が内部に配置される場合がある。
【0005】
そこで、本開示は、乗組員がアンダーデッキパッセージに入る前に、アンダーデッキパッセージの内部状況を確認可能な船舶を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る船舶は、船内に位置するアンダーデッキパッセージと、前記アンダーデッキパッセージにつながる安全エリアと、前記アンダーデッキパッセージと前記安全エリアを隔てる隔壁と、を備え、前記隔壁は透明部分を有する透明窓を含んでいる。
【発明の効果】
【0007】
この構成によれば、乗組員がアンダーデッキパッセージに入る前に、アンダーデッキパッセージの内部状況を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、アンダーデッキパッセージ端部周辺の平面図である。
図2は、安全エリアから隔壁を見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について説明する。本実施形態に係る船舶100は、液化ガスタンクを備えた液化ガス運搬船である。ただし、船舶100は、液化ガス運搬船に限定されず、例えばコンテナ船であってもよい。図1は、アンダーデッキパッセージ10端部周辺の平面図である。図1の紙面左右方向が船舶100の前後方向であって、以下では単に「前後方向」と称する。また、図1の紙面上下方向が船舶100の幅方向であって、以下では「船幅方向」と称する。なお、図1の紙面上方が船幅方向内方であって、紙面下方が船幅方向外方である。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係る船舶100は、アンダーデッキパッセージ10と、安全エリア20と、隔壁30と、非防爆機器40と、を備えている。以下、これらの構成要素について順に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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