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公開番号2024098476
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-23
出願番号2023080110
出願日2023-05-15
発明の名称噛合式剛性可変耐風免震支持座
出願人同済大学
代理人個人
主分類F16F 1/32 20060101AFI20240716BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】免震層の水平剛性を向上させ、かつ部品を交換する必要がなく使用しやすく、メンテナンス費用を大幅に削減できる噛合式剛性可変耐風免震支持座を提供する。
【解決手段】本発明は、ゴム免震支持座と、抗風剛性調整器とを備え、ゴム免震支持座は、免震層の上部構造と下部構造との間に設けられ、抗風剛性調整器は、上部接続板と下部接続板との間に設けられると共に、前記ゴム免震支持座の回りに設けられる。抗風剛性調整器は、前記上部接続板に固定された水平スライド噛合板と、前記下部接続板に設けられた縦方向ガイド溝と、バーズノズル板、皿ばね組及び剛性調整ボルトを備える。バーズノズル板は、縦方向ガイド溝に沿って上下に摺動することができ、バーズノズル板の上部フック状構造は、さらに前記水平スライド噛合板に貼り合せて引っかけられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
噛合式剛性可変耐風免震支持座であって、
免震層の上部構造と下部構造との間に設けられ、上面及び下面にそれぞれ前記免震層の
上部構造と下部構造とを接続するための上部接続板(1)及び下部接続板(2)が設けら
れたゴム免震支持座(4)と、
前記上部接続板(1)及び前記下部接続板(2)との間に設けられると共に、前記ゴム
免震支持座(4)の回りに設けられた若干組の抗風剛性調整器とを備え、
前記抗風剛性調整器は、前記上部接続板(1)に固定された水平スライド噛合板(3)
と、前記下部接続板(2)に設けられた縦方向ガイド溝(7)と、前記縦方向ガイド溝(
7)内に上から下への順に設置されたバーズノズル板(6)及び皿ばね組(10)とを備
え、前記バーズノズル板(6)は前記縦方向ガイド溝(7)に沿って上下に摺動すること
ができ、前記バーズノズル板(6)の上部フック状構造はさらに前記水平スライド噛合板
(3)に貼り合せて引っかけることを特徴とする噛合式剛性可変耐風免震支持座。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記バーズノズル板(6)はコンマ形状であり、円形構造及び前記円形構造に一体に連
接した上部フック状構造を含み、前記水平スライド噛合板(3)はL字状構造であり、横
レバーおよび前記横レバーの端部に設けられたバンプを備え、前記バーズノズル板(6)
の上部フック状構造は前記水平スライド噛合板(3)のバンプに貼り合せて引っかけるこ
とを特徴とする請求項1に記載の噛合式剛性可変耐風免震支持座。
【請求項3】
前記バーズノズル板(6)の上部フック状構造が、前記水平スライド噛合板(3)のバ
ンプに貼り合せて引っかけると、貼り合せて引っかけられる界面は傾斜する坂面になるこ
とを特徴とする請求項2に記載の噛合式剛性可変耐風免震支持座。
【請求項4】
前記バーズノズル板(6)の円心構造の中央には、水平リンク(8)が前記バーズノズ
ル板(6)を貫通して並列に設置された若干組の前記抗風剛性調整器に連接するための孔
をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の噛合式剛性可変耐風免震支持座。
【請求項5】
前記縦方向ガイド溝(7)の両側壁は非等長構造であり、長い側壁及び短い側壁を含み
、前記長い側壁の最高箇所は前記水平スライド噛合板(3)の最も低い箇所よりも低いこ
とを特徴とする請求項2に記載の噛合式剛性可変耐風免震支持座。
【請求項6】
前記長い側壁は、さらに前記バーズノズル板(6)の上部フック状構造にスライドして
貼り合せられ、前記短い側壁は、前記バーズノズル板(6)の円形構造にスライド移動し
て貼り合せられることを特徴とする請求項5に記載の噛合式剛性可変耐風免震支持座。
【請求項7】
前記皿ばね組(10)の上面と、下面には、上部スチールガスケット(11)と、下部
スチールガスケット(12)が設けられ、前記上部スチールガスケット(11)は、前記
バーズノズル板(6)の底部に貼り合せられ、前記下部スチールガスケット(12)の下
には、前記皿ばね組(10)の圧縮状態を調整するための剛性調整ボルト(9)が設けら
れていることを特徴とする請求項1に記載の噛合式剛性可変耐風免震支持座。
【請求項8】
前記剛性調整ボルト(9)は、前記縦方向ガイド溝(7)に設けられたボルト端板(9
-1)と、前記ボルト端板(9-1)に固定されたスクリュー(9-2)と、前記スクリュ
ー(9-2)を上から下への順に貫通するガスケット(9-3)及びナット(9-4)とを
備えることを特徴とする請求項7に記載の噛合式剛性可変耐風免震支持座。
【請求項9】
前記下部スチールガスケット(12)の中心に、前記スクリュー(9-2)が前記下部
スチールガスケット(12)を貫通して前記ナット(9-4)により前記皿ばね組(10
)を固定連接するための孔が開設されていることを特徴とする請求項8に記載の噛合式剛
性可変耐風免震支持座。
【請求項10】
前記スクリュー(9-2)が前記下部スチールガスケット(12)を貫通して、前記剛
性調整ボルト(9)と前記皿ばね組(10)とを固定すると、前記ガスケット(9-3)
は、さらに前記下部スチールガスケット(12)に貼り合せられ、前記ボルト端板(9-
1)は、さらに前記縦方向ガイド溝(7)の底部に貼り合わせられることを特徴とする請
求項8に記載の噛合式剛性可変耐風免震支持座。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耐風免震建築構造の技術分野に属し、特に噛合式剛性可変耐風免震支持座に
関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
免震技術は、地震による建築構造への損害を効果的に軽減し、人の生命及び財産の安全
を十分に保護することができ、近年ますます広く応用されている。免震技術の基本的な原
理は、免震層に水平剛性の低い免震支持座を設置し、構造の自己振動周期を延長し、地震
作用の卓越した周期を回避することで、上部構造の地震動力応答を軽減することである。
したがって、理論的には、免震層の水平剛性が低いほど、免震効果がよくなる。
【0003】
免震設計を行う時には、関連する仕様及び標準に合致する前提で、免震層の水平剛性を
できるだけ低くして、免震支持座の免震性能を十分に発揮させるべきである。しかし、免
震構造が同時に大きな設計風荷重に耐える必要がある場合(例えば、風荷重が大きい地域
に位置し、階が高いか風感受性構造に属する等)、低すぎる免震層の剛性は、構造が風荷
重の作用で床面加速度応答が過大になる等の問題、すなわち風荷重作用での快適性の問題
を引き起こす可能性がある。
【0004】
免震構造が耐風快適性の要求を満たすために、従来の技術では、一般的に免震層の水平
剛性を向上させる必要がある。該方法は免震構造の機能優位性をある程度削減し、最大限
の「水平地震隔離」の機能を実現することができず、免震構造の免震効率を低下させてし
まう。
【0005】
免震構造の耐風快適性制御問題と免震層の柔軟性の最大化問題を協調的に解決するため
に、免震構造の免震層に耐風ユニットを追加設置し、それが風荷重の作用下で免震層に付
加的な剛性を提供し、中、大地震の作用で作動を終了し、免震層の柔軟性が完全に解放す
る必要がある。従来の免震支持座に増設された耐風装置は、ある程度で耐風効果を果たす
ことができるが、付加剛性の調整不可、構造が複雑でメンテナンスしにくく、「耐風ロッ
ク→免震ロック解除」状態の遷移転換を自動的に実現することができず、大きな地震の作
用で部品の塑性損傷等が発生するなど、様々な欠陥がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、上述の従来技術に存在する欠陥を克服するために、噛合式剛性可変耐
風免震支持座を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は、以下の技術解決策によって実現することができる。
本発明の技術解決策は、免震層の上部構造と下部構造との間に設けられ、上面及び下面
にそれぞれ前記免震層の上部構造と下部構造とを接続するための上部接続板及び下部接続
板が設けられたゴム免震支持座と、
前記上部接続板及び前記下部接続板との間に設けられると共に、前記ゴム免震支持座の
回りに設けられた若干組の抗風剛性調整器とを備える噛合式剛性可変耐風免震支持座を提
供することである。前記抗風剛性調整器は、前記上部接続板に固定された水平スライド噛
合板と、前記下部接続板に設けられた縦方向ガイド溝と、前記縦方向ガイド溝内に上から
下への順に設置されたバーズノズル板及び皿ばね組とを備える。前記バーズノズル板は前
記縦方向ガイド溝に沿って上下に摺動することができ、前記バーズノズル板の上部フック
状構造は、さらに前記水平スライド噛合板に貼り合せて引っかけられる。
【0008】
そのうち、ゴム免震支持座は、建築免震用ゴム支持座などの従来の市販商品である。
【0009】
また、バーズノズル板はコンマ形状であり、円形構造及び前記円形構造に一体に連接し
た上部フック状構造を備え、前記水平スライド噛合板はL字状構造であり、横レバーおよ
び前記横レバーの端部に設けられたバンプを備える。前記バーズノズル板の上部フック状
構造は、前記水平スライド噛合板のバンプに貼り合せて引っかけられる。
また、前記バーズノズル板の上部フック状構造が、前記水平スライド噛合板のバンプに
貼り付けて引っかけられると、貼り付けて引っかけられている界面は傾斜する坂面になる

【0010】
また、前記バーズノズル板の円心構造の中央には、水平リンクが前記バーズノズル板を
貫通して並列に設置された若干組の前記抗風剛性調整器に連接するための孔をさらに有し
ている。
(【0011】以降は省略されています)

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