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公開番号2024098034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-19
出願番号2024080621,2021030818
出願日2024-05-17,2021-02-26
発明の名称被膜積層体及びその形成方法
出願人ベック株式会社
代理人
主分類E04F 13/02 20060101AFI20240711BHJP(建築物)
要約【課題】低光沢で落ち着きのある仕上り感を呈することができ、耐擦り傷性等も具備する被膜を形成する。
【解決手段】本発明は、内装材層、及び透明被覆材層を有する被膜積層体であって、上記内装材層は、樹脂成分100重量部に対し、体質顔料200~2000重量部を含む内装材によって形成されるものであり、内装材の塗付け量(固形分換算)は、80~3000g/m 2 であり、上記透明被覆材層は、透明被覆材によって形成されるものであり、その塗付け量が固形分換算で0.1~30g/m2であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
内装材層、及び透明被覆材層を有する被膜積層体であって、
上記内装材層は、樹脂成分100重量部に対し、体質顔料200~2000重量部を含む
内装材によって形成される
ものであり、
内装材の塗付け量(固形分換算)は、80~3000g/m

であり、
上記透明被覆材層は、
透明被覆材によって形成されるものであり、
その塗付け量が固形分換算で0.1~30g/m

であることを特徴とする被膜積層体。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記内装材層は、前記内装材を0~50℃で乾燥させて得られるものであることを特徴とする請求項1に記載の被膜積層体。
【請求項3】
前記透明被覆材層は、前記透明被覆材を0~50℃で乾燥させて得られるものであることを特徴とする請求項1に記載の被膜積層体。
【請求項4】
内装材層、及び透明被覆材層を有する被膜積層体の形成方法であって、
上記内装材層は、樹脂成分100重量部に対し、体質顔料200~2000重量部を含む
内装材を塗付け量(固形分換算)が80~3000g/m

となるように塗付して内装材層を形成し

上記内装材層に対し、透明被覆材を、その塗付け量が固形分換算で0.1~30g/m

となるように塗付して透明被覆層を形成することを特徴とする被膜積層体の形成方法。
【請求項5】
前記内装材を塗付後、0~50℃で乾燥させて内装材層を形成することを特徴とする請求項4に記載の被膜積層体の形成方法。
【請求項6】
前記透明被覆材を塗布後、0~50℃で乾燥させて透明被覆材層を形成することを特徴とする請求項4に記載の被膜積層体の形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物内装の表面化粧に適用可能な被膜積層体に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物の内壁面等に対し、内装材の塗装によって美観性を付与することが行われている。このような内装材の一例として、粉粒体を主成分とするものが知られている。このような内装材では、低光沢で落ち着きのある仕上り感等を得ることができる。
【0003】
特許文献1には、室内のクロス壁を改装する内装材として、粒状骨材、粉末状充填材、繊維状物質、水溶性糊料、合成樹脂バインダー等を含む塗材が記載されている。このような内装材では、聚楽調等の仕上げを得ることができるが、その被膜表面に擦り傷がつきやすい場合がある。
【0004】
特許文献2には、内装材に対しクリヤー塗料による透明被膜を形成することが記載されている。このような透明被膜を設けることにより、内装材の耐擦り傷性向上が期待できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-141090号公報
特開平8-89887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2のように、内装材を透明被膜で覆うと、内装材固有の仕上り感が損われるおそれがある。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、低光沢で落ち着きのある仕上り感を呈することができ、耐擦り傷性等も具備する被膜を形成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討の結果、特定の内装材層、及び透明被覆材層を有する被膜積層体に想到し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.内装材層、及び透明被覆材層を有する被膜積層体であって、
上記内装材層は、樹脂成分100重量部に対し、体質顔料200~2000重量部を含む
内装材によって形成される
ものであり、
内装材の塗付け量(固形分換算)は、80~3000g/m

であり、
上記透明被覆材層は、
透明被覆材によって形成されるものであり、
その塗付け量が固形分換算で0.1~30g/m

であることを特徴とする被膜積層体。
2.前記内装材層は、前記内装材を0~50℃で乾燥させて得られるものであることを特徴とする1.に記載の被膜積層体。
3.前記透明被覆材層は、前記透明被覆材を0~50℃で乾燥させて得られるものであることを特徴とする1.に記載の被膜積層体。
4.内装材層、及び透明被覆材層を有する被膜積層体の形成方法であって、
上記内装材層は、樹脂成分100重量部に対し、体質顔料200~2000重量部を含む
内装材を塗付け量(固形分換算)が80~3000g/m

となるように塗付して内装材層を形成し

上記内装材層に対し、透明被覆材を、その塗付け量が固形分換算で0.1~30g/m

となるように塗付して透明被覆層を形成することを特徴とする被膜積層体の形成方法。
5.前記内装材を塗付後、0~50℃で乾燥させて内装材層を形成することを特徴とする4.に記載の被膜積層体の形成方法。
6.前記透明被覆材を塗布後、0~50℃で乾燥させて透明被覆材層を形成することを特徴とする4.に記載の被膜積層体の形成方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、低光沢で落ち着きのある仕上り感を呈することができ、耐擦り傷性等も具備する被膜が得られる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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