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公開番号2024094677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211376
出願日2022-12-28
発明の名称ステアリングの回転範囲規制機構及び反力付与装置
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類B62D 5/04 20060101AFI20240703BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】容易な構成でステアリングの回転を規制する。
【解決手段】回転範囲規制機構100は、ケース40と、ステアリング軸10に連結され積層されて収容される複数のディスク50と、を備え、複数のディスク50は、本体部51に形成され本体部51から軸方向の一方に突出するボス部52と、本体部51におけるボス部52とは反対側の面に形成され、隣接して積層されるディスク50のボス部52を回転自在に支持するボス受け部53と、本体部51の外周面に形成され、隣接して積層されるディスク50の外周面に沿って摺動可能な係止部54と、をそれぞれ有し、複数のディスク50は、隣接して積層されるディスク50の係止部54が互いに当接することで一体に回転し、ケース40は、収容穴41の底面41aに積層されるディスク50の係止部54が当接してディスク50全体の回転を規制する規制部44を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
操舵トルクが入力されるステアリングと、前記操舵トルクに応じて転舵される車輪と、が機械的に分離された操舵装置の前記ステアリングの回転範囲規制機構であって、
収容穴を有するケースと、
前記ステアリングの回転に応じて回転するステアリング軸に連結されるとともに、積層されて前記収容穴に収容される複数の回転部材と、を備え、
前記複数の回転部材は、
円盤状の本体部と、
前記本体部に形成され前記本体部から軸方向の一方に突出するボス部と、
前記本体部における前記ボス部とは反対側の面に形成され、隣接して積層される回転部材の前記ボス部を回転自在に支持するボス受け部と、
前記本体部の外周面に形成され、隣接して積層される回転部材の外周面に沿って摺動可能な係止部と、をそれぞれ有し、
前記複数の回転部材は、隣接して積層される回転部材の前記係止部が互いに当接することで一体に回転し、
前記ケースは、前記収容穴の底面に積層される回転部材の前記係止部が当接して前記回転部材全体の回転を規制する規制部を有することを特徴とするステアリングの回転範囲規制機構。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1に記載のステアリングの回転範囲規制機構であって、
積層された前記複数の回転部材において最も前記ステアリング軸に近い回転部材は、前記ステアリング軸と連結可能な連結部を有することを特徴とするステアリングの回転範囲規制機構。
【請求項3】
請求項1に記載のステアリングの回転範囲規制機構であって、
前記複数の回転部材は、互いに同じ形状に形成されることを特徴とするステアリングの回転範囲規制機構。
【請求項4】
請求項1に記載のステアリングの回転範囲規制機構であって、
前記ケースの前記収容穴の前記底面には、前記底面に積層される前記回転部材の前記係止部を案内する溝が周方向に形成され、
前記規制部は、前記溝の端部に形成されることを特徴とするステアリングの回転範囲規制機構。
【請求項5】
前記ステアリングに操舵反力を付与する反力モータと、請求項1から4のいずれか一つに記載のステアリングの回転範囲規制機構と、を有する反力付与装置であって、
前記ステアリングの回転範囲規制機構は、前記ケースが前記反力モータのハウジングに取り付けられることを特徴とする反力付与装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステアリングの回転範囲規制機構及び反力付与装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、操舵部材と転舵輪との機械的な連結が解除された車両用操舵装置が、ハウジングと、操舵部材の回転操作に伴って回転するシャフトと、操舵部材の回転量を所定角度以下に規制する回転規制機構と、を備える構成が開示されている。
【0003】
回転規制機構は、シャフトの端部に設けられる。回転規制機構は、シャフトの回転軸と同軸的に設けられシャフトと一体に回転する回転可能要素と、回転可能要素と対向して配置されてハウジングに設けられ回転可能要素に対して回転不能な回転不能要素と、を有する。回転不能要素と回転可能要素の間には、シャフトの外周面に嵌合されてシャフトの軸方向に並ぶ複数の中間要素が設けられる。複数の中間要素のそれぞれの間には、シャフトの外周面に嵌合しない摩擦付与要素が設けられる。摩擦付与要素と摩擦付与要素が隣接する部材との間で生じる摩擦力により、操舵部材の回転量が規制される。シャフトと回転不能要素の間には、回転不能要素をシャフトに支持する軸受が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-1183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の回転規制機構は、シャフトが複数の中間要素及び複数の摩擦付与要素を貫通するように設けられ、回転不能要素内にはシャフトの回転を受ける軸受が設けられる。また、シャフトとともに回転する複数の中間要素とシャフトの回転を規制するための複数の摩擦付与要素及び回転不能要素は、別々に設けられる。そのため、回転規制機構の部品点数が多く、回転規制機構の製造に手間がかかる。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成の回転範囲規制機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、操舵トルクが入力されるステアリングと、操舵トルクに応じて転舵される車輪と、が機械的に分離された操舵装置のステアリングの回転範囲規制機構であって、収容穴を有するケースと、ステアリングの回転に応じて回転するステアリング軸に連結されるとともに、積層されて収容穴に収容される複数の回転部材と、を備え、複数の回転部材は、円盤状の本体部と、本体部に形成され本体部から軸方向の一方に突出するボス部と、本体部におけるボス部とは反対側の面に形成され、隣接して積層される回転部材のボス部を回転自在に支持するボス受け部と、本体部の外周面に形成され、隣接して積層される回転部材の外周面に沿って摺動可能な係止部と、をそれぞれ有し、複数の回転部材は、隣接して積層される回転部材の係止部が互いに当接することで一体に回転し、ケースは、収容穴の底面に積層される回転部材の係止部が当接して回転部材全体の回転を規制する規制部を有することを特徴とする。
【0008】
この発明では、複数の回転部材は、ボス部とボス受け部を介して回転自在に積層される。そのため、複数の回転部材を支持するために、複数の回転部材を貫通する軸やその軸を支持する軸受を設けることが不要となる。また、ステアリングの回転を伝達するための係止部が回転部材に一体に形成され、ケースの収容穴の底面に積層される回転部材の係止部がケースの規制部に当接することで回転部材全体の回転が規制される。そのため、回転範囲規制機構の部品点数が減少し、簡易な構成でステアリングの回転を規制することができる。
【0009】
また、本発明は、積層された複数の回転部材において最もステアリング軸に近い回転部材は、ステアリング軸と連結可能な連結部を有することを特徴とする。
【0010】
この発明では、回転範囲規制機構の組み立てが容易になる。
(【0011】以降は省略されています)

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