TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024093168
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209366
出願日2022-12-27
発明の名称光通信装置および伝送制御方法
出願人富士通株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人
主分類H04J 14/02 20060101AFI20240702BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数の波長バンドを使用するWDM伝送システムにおいて、光信号の品質の劣化を抑制する。
【解決手段】波長フィルタは、受信WDM信号から第1のWDM信号および第2のWDM信号を抽出する。第1のWSSは、第1のWDM信号から抽出する光信号を第3のWSSに導き、第1のWDM信号中の残りの光信号を出力方路に導く。第2のWSSは、第2のWDM信号から抽出する光信号を、波長変換器を介して第3のWSSに導き、第2のWDM信号中の残りの光信号を出力方路に導く。第3のWSSは、第1のWDM信号から分岐された光信号および第2のWDM信号から分岐された光信号をアクセスネットワークに導く。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
第1の波長バンドおよび前記第1の波長バンドと異なる第2の波長バンドを使用するWDM伝送システムにおいて、WDM信号を処理する光通信装置であって、
前記WDM伝送システムの第1のノードから受信する受信WDM信号から前記第1の波長バンド内に配置されている第1のWDM信号および前記第2の波長バンド内に配置されている第2のWDM信号を抽出する波長フィルタと、
前記波長フィルタにより抽出された前記第1のWDM信号を処理する第1の波長選択スイッチと、
前記波長フィルタにより抽出された前記第2のWDM信号を処理する第2の波長選択スイッチと、
第3の波長選択スイッチと、
前記第2の波長バンドから第3の波長バンドへの変換を行う波長変換器と、
前記第1の波長バンド内の光信号を処理する第4の波長選択スイッチと、
前記第2の波長バンド内の光信号を処理する第5の波長選択スイッチと、
前記第4の波長選択スイッチから出力される光信号および前記第5の波長選択スイッチから出力される光信号を合波する合波器と、を備え、
前記第1の波長選択スイッチにより前記第1のWDM信号から分岐される光信号は、前記第3の波長選択スイッチに導かれ、
前記第1の波長選択スイッチにより前記第1のWDM信号から分岐されなかった残りの光信号は、前記第4の波長選択スイッチに導かれ、
前記第2の波長選択スイッチにより前記第2のWDM信号から分岐される光信号は、前記波長変換器を介して前記第3の波長選択スイッチに導かれ、
前記第2の波長選択スイッチにより前記第2のWDM信号から分岐されなかった残りの光信号は、前記第5の波長選択スイッチに導かれ、
前記第3の波長選択スイッチは、前記第1のWDM信号から分岐された光信号および前記第2のWDM信号から分岐された光信号を、当該光通信装置に接続するアクセスネットワークに導く
ことを特徴とする光通信装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第3の波長バンドから前記第2の波長バンドへの変換を行う第2の波長変換器をさらに備え、
前記アクセスネットワークから前記第2のノードに向かう光信号のうちで前記第1のバンド内の波長チャネルを使用して前記第2のノードに送信すべき光信号は、前記第3の波長選択スイッチにより前記第4の波長選択スイッチに導かれ、
前記アクセスネットワークから前記第2のノードに向かう光信号のうちで前記第2のバンド内の波長チャネルを使用して前記第2のノードに送信すべき光信号は、前記第3の波長選択スイッチにより前記第2の波長変換器を介して前記第5の波長選択スイッチに導かれる
ことを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
【請求項3】
前記第3の波長バンドは、前記第1の波長バンドと同じである
ことを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
【請求項4】
前記第3の波長バンドは、前記第1の波長バンドと異なる
ことを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
【請求項5】
前記第1の波長バンドは、CバンドまたはLバンドであり、
前記第2の波長バンドは、SバンドまたはUバンドであり、
前記第3の波長バンドは、CバンドまたはLバンドである、
ことを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
【請求項6】
第1の波長バンドおよび前記第1の波長バンドと異なる第2の波長バンドを使用するWDM伝送システムにおいて、第1のノードと第2のノードとの間のノードに設けられる光通信装置を用いてWDM信号を処理する伝送制御方法であって、
前記光通信装置は、
前記第1のノードから受信する受信WDM信号から前記第1の波長バンド内に配置されている第1のWDM信号および前記第2の波長バンド内に配置されている第2のWDM信号を抽出する波長フィルタと、
前記波長フィルタにより抽出された前記第1のWDM信号を処理する第1の波長選択スイッチと、
前記波長フィルタにより抽出された前記第2のWDM信号を処理する第2の波長選択スイッチと、
第3の波長選択スイッチと、
前記第2の波長バンドから第3の波長バンドへの変換を行う波長変換器と、
前記第1の波長バンド内の光信号を処理する第4の波長選択スイッチと、
前記第2の波長バンド内の光信号を処理する第5の波長選択スイッチと、
前記第4の波長選択スイッチから出力される光信号および前記第5の波長選択スイッチから出力される光信号を合波する合波器と、を備え、
前記第1の波長選択スイッチにより前記第1のWDM信号から分岐される光信号を、前記第3の波長選択スイッチに導き、
前記第1のWDM信号から分岐されなかった残りの光信号を、前記第4の波長選択スイッチに導き、
前記第2の波長選択スイッチにより前記第2のWDM信号から分岐される光信号を、前記波長変換器を介して前記第3の波長選択スイッチに導き、
前記第2のWDM信号から分岐されなかった残りの光信号を、前記第5の波長選択スイッチに導き、
前記第3の波長選択スイッチは、前記第1のWDM信号から分岐された光信号および前記第2のWDM信号から分岐された光信号を、当該光通信装置に接続するアクセスネットワークに導く
ことを特徴とする伝送制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)信号を伝送する光通信装置およびWDM信号の伝送を制御する方法に係わる。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
大容量の光通信を実現するために、WDM伝送が実用化されている。WDMは、複数の波長チャネルを多重化することにより、1本の光ファイバを介して複数の光信号を伝送することができる。WDM伝送システムの各ノードには、例えば、光分岐挿入装置(ROADM:Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer)が設けられる。ROADMは、WDM信号から所望の波長の光信号を分岐できる。分岐された光信号は、例えば、アクセスネットワークに転送される。また、ROADMは、アクセスネットワークから受信する光信号を、WDM信号の空きチャネルに挿入できる。
【0003】
既存のWDM伝送システムにおいては、Cバンド及び/またはLバンドが使用される。Cバンドの波長範囲は約1530~1565nmであり、Lバンドの波長範囲は約1565~1625nmである。そして、各バンド内に複数の波長チャネルが設定される。
【0004】
近年、光通信のさらなる大容量化を実現するために、Cバンド/Lバンドに加えて、Sバンドおよび/またはUバンドを使用するWDM伝送が検討されている。Sバンドの波長範囲は約1460~1530nmであり、Uバンドの波長範囲は約1625~1675nmである。
【0005】
なお、特許文献1には、波長単位で光信号の分離と結合を行う機能を備えたOADMシステムおよびROADMシステムが記載されている。また、特許文献2には、WDM方式により多重化された光信号の伝送を行う光通信において、WDMネットワークを構成するための有用な波長変換装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2016/051774号
特開2001-249368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
WDM伝送システムが複数の波長バンド(S、C、L、Uなど)を使用する場合、ROADMは、1または複数の波長変換器を備えてもよい。例えば、WDM伝送システムがCバンドの波長チャネルおよびSバンドの波長チャネルを使用して光信号を伝送するものとする。また、ROADMは、Cバンド内の波長チャネルを処理する波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)を備えるものとする。このケースでは、ROADMは、SバンドとCバンドとの間の波長変換を行う波長変換器を備える。
【0008】
ただし、この構成では、波長変換器において発生する雑音により、光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal-to-Noise Ratio)が劣化することがある。そして、WDM信号が複数のノード(すなわち、複数のROADM)を通過する場合、OSNRの劣化が累積し、通信品質が悪くおそれがある。
【0009】
本発明の1つの側面に係わる目的は、複数の波長バンドを使用するWDM伝送システムにおいて、光信号の品質の劣化を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の1つの態様に係わる光通信装置は、第1の波長バンドおよび前記第1の波長バンドと異なる第2の波長バンドを使用するWDM伝送システムにおいて、WDM信号を処理する。この光通信装置は、前記WDM伝送システムの第1のノードから受信する受信WDM信号から前記第1の波長バンド内に配置されている第1のWDM信号および前記第2の波長バンド内に配置されている第2のWDM信号を抽出する波長フィルタと、前記波長フィルタにより抽出された前記第1のWDM信号を処理する第1の波長選択スイッチと、前記波長フィルタにより抽出された前記第2のWDM信号を処理する第2の波長選択スイッチと、第3の波長選択スイッチと、前記第2の波長バンドから第3の波長バンドへの変換を行う波長変換器と、前記第1の波長バンド内の光信号を処理する第4の波長選択スイッチと、前記第2の波長バンド内の光信号を処理する第5の波長選択スイッチと、前記第4の波長選択スイッチから出力される光信号および前記第5の波長選択スイッチから出力される光信号を合波する合波器と、を備える。前記第1の波長選択スイッチにより前記第1のWDM信号から分岐される光信号は、前記第3の波長選択スイッチに導かれる。前記第1の波長選択スイッチにより前記第1のWDM信号から分岐されなかった残りの光信号は、前記第4の波長選択スイッチに導かれる。前記第2の波長選択スイッチにより前記第2のWDM信号から分岐される光信号は、前記波長変換器を介して前記第3の波長選択スイッチに導かれる。前記第2の波長選択スイッチにより前記第2のWDM信号から分岐されなかった残りの光信号は、前記第5の波長選択スイッチに導かれる。前記第3の波長選択スイッチは、前記第1のWDM信号から分岐された光信号および前記第2のWDM信号から分岐された光信号を、当該光通信装置に接続するアクセスネットワークに導く。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
多重無線通信方法
1か月前
個人
デジタル放送受信装置
5日前
個人
スピーカーキャビネット
15日前
ブラザー工業株式会社
複合機
28日前
オンキヨー株式会社
電子機器
29日前
日本精機株式会社
プロジェクタ
2か月前
エムケー精工株式会社
音響装置
12日前
キヤノン株式会社
通信装置
2か月前
株式会社三井光機製作所
暗視装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
操作機器
1か月前
個人
コメント荒らし判別プログラム
26日前
個人
ヘッドホンの簡単な側圧調整器
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
2日前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
5日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
池上通信機株式会社
撮像処理装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像処理システム
12日前
日本放送協会
LDM送信システム
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
富士通株式会社
光信号増幅
今日
個人
電子透かしの埋め込み及び抽出方法
1か月前
三菱電機株式会社
中継装置
13日前
アイホン株式会社
インターホン機器
2か月前
株式会社CT
顧客開発推進システム
1か月前
アイホン株式会社
インターホン機器
1か月前
株式会社日立国際電気
通信システム
14日前
アイホン株式会社
インターホン機器
1か月前
アイホン株式会社
インターホン機器
1か月前
株式会社日立国際電気
通信システム
1か月前
続きを見る