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公開番号2024092052
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024076400,2020069892
出願日2024-05-09,2020-04-08
発明の名称インクジェットプリンタ
出願人ローランドディー.ジー.株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240628BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】光照射装置からの光が記録ヘッドに照射されるのを抑制できるインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】本発明に係るインクジェットプリンタは、記録媒体を支持する支持台30と、キャリッジ40に設けられた記録ヘッド50および光照射装置60と、支持台30のY1方向側の側面30Lと対向するように設けられた遮光板90とを備える。光照射装置60の照射口62は、記録ヘッド50よりもY2方向側に設けられている。キャリッジ40は、記録ヘッド50が遮光板90よりもY1方向側に位置するように移動可能である。Y方向に関する支持台30と遮光板90との間の距離D2は、照射口62のY1方向側の端部と記録ヘッド50のY2方向側の端部との間の距離D1よりも短い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向および前記第1方向に直交する第2方向に延び、記録媒体を支持する支持台と、
前記支持台よりも上方に、前記支持台と対向するように設けられたキャリッジと、
前記キャリッジを前記第1方向に移動させるキャリッジ移動装置と、
光硬化性のインクを吐出するノズルを備え、前記支持台と対向するように前記キャリッジに設けられた記録ヘッドと、
前記インクを硬化させる光が照射される照射口を備え、前記支持台と対向するように前記キャリッジに設けられた光照射装置と、
前記支持台の前記第1方向の一方側の側面と対向するように設けられた遮光板と、
を備え、
前記照射口は、前記記録ヘッドよりも前記第1方向の他方側に設けられ、
前記キャリッジ移動装置は、前記記録ヘッドが前記遮光板よりも前記第1方向の前記一方側に位置するように前記キャリッジを移動させることが可能に構成され、
前記第1方向に関する前記支持台と前記遮光板との間の距離は、前記照射口の前記第1方向の前記一方側の端部と前記記録ヘッドの前記第1方向の前記他方側の端部との間の距離よりも短く設定されている、
インクジェットプリンタ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1方向に関する前記支持台と前記遮光板との間の距離は、前記照射口の前記第1方向に関する長さよりも長い、
請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
【請求項3】
前記遮光板の前記第2方向に関する長さは、前記記録ヘッドの前記第2方向に関する長さよりも長い、
請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
【請求項4】
前記遮光板は、前記支持台の側を向いた遮光面を備え、
前記遮光面には、光の反射を抑制するような表面処理がなされている、
請求項1~3のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
【請求項5】
前記インクは、所定の波長帯の光を受けると硬化するインクであり、
前記遮光板は、前記支持台の側を向いた反射面を備え、
前記反射面は、少なくとも前記所定の波長帯の光を反射するように構成されている、
請求項1~3のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
【請求項6】
前記所定の波長帯は、紫外線領域に含まれ、
前記反射面を構成する材料は、少なくとも前記所定の波長帯の光を選択的に反射する透明な材料である、
請求項5に記載のインクジェットプリンタ。
【請求項7】
前記支持台よりも下方において前記第1方向および前記第2方向に延びるベース面と、
前記ベース面のうち前記支持台と前記遮光板との間の部分の上方に広がり、光の反射を抑制するような表面処理がなされた反射防止部と、
を備えている、
請求項1~6のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
【請求項8】
前記キャリッジ移動装置および前記光照射装置を制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、
前記キャリッジ移動装置を制御して、前記記録ヘッドが前記遮光板よりも前記第1方向の前記一方側に位置するように前記キャリッジを移動させる第1制御部と、
前記光照射装置の動作を制御する第2制御部と、
を備え、
前記第2制御部は、前記第1方向に関して前記照射口の前記一方側の端部の位置が前記支持台の前記一方側の側面の位置と一致する時点から、前記第1方向に関して前記照射口の前記他方側の端部の位置が前記支持台の前記一方側の側面の位置と一致する時点までの間の少なくとも一部の時間において前記光照射装置に光を照射させる、
請求項1~7のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
【請求項9】
前記遮光板の上端は、前記支持台よりも上方であって前記記録ヘッドおよび前記光照射装置よりも下方に位置している、
請求項1~8のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
【請求項10】
前記支持台の前記第1方向の前記一方側の側面と前記遮光板との間には空間が設けられている、
請求項1~9のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットプリンタに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、光硬化性のインクを記録媒体に吐出する記録ヘッドと、インクに光を照射する光照射装置とを備えたインクジェットプリンタが知られている。そのようなインクジェットプリンタの中には、光照射装置からの光が反射されて記録ヘッドに照射されることを抑制する反射防止部材を備えたものが存在する。光照射装置からの光の反射光が記録ヘッドに照射されると、記録ヘッドのノズル面に付着したインクやノズル内のインクが増粘または硬化し、一部のノズルからインクが正常に吐出されない等の不具合が発生するおそれがある。反射防止部材は、そのような不具合を防止するためのものである。例えば、特許文献1には、プラテンと略平行な上面を有し、プラテンの側方に配置された反射防止部材を備えたインクジェットプリンタが開示されている。特許文献1に開示されたインクジェットプリンタによれば、記録ヘッドが反射防止部材の上方に配置されたときには記録ヘッドと反射防止部材との間に反射光が入っていきにくいため、反射光の記録ヘッドへの照射が抑制される。特許文献1に開示されたインクジェットプリンタでは、記録ヘッドとほぼ同じ面積を有する反射防止部材が支持台の側方に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4770837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、光照射装置からの光が記録ヘッドに照射されるのを抑制できる他の構成を備えたインクジェットプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ここに開示するインクジェットプリンタは、第1方向および前記第1方向に直交する第2方向に延び、記録媒体を支持する支持台と、前記支持台よりも上方に、前記支持台と対向するように設けられたキャリッジと、前記キャリッジを前記第1方向に移動させるキャリッジ移動装置と、光硬化性のインクを吐出するノズルを備え、前記支持台と対向するように前記キャリッジに設けられた記録ヘッドと、前記インクを硬化させる光が照射される照射口を備え、前記支持台と対向するように前記キャリッジに設けられた光照射装置と、前記支持台の前記第1方向の一方側の側面と対向するように設けられた遮光板と、を備える。前記照射口は、前記記録ヘッドよりも前記第1方向の他方側に設けられている。前記キャリッジ移動装置は、前記記録ヘッドが前記遮光板よりも前記第1方向の前記一方側に位置するように前記キャリッジを移動させることが可能に構成されている。前記第1方向に関する前記支持台と前記遮光板との間の距離は、前記照射口の前記第1方向の前記一方側の端部と前記記録ヘッドの前記第1方向の前記他方側の端部との間の距離よりも短く設定されている。
【0006】
上記インクジェットプリンタによれば、光照射装置の照射口の進行方向前方側の端部が支持台上から支持台の側方に出ようとしている時点において、記録ヘッドは、遮光板よりも照射口から離間している。すなわち、このとき、遮光板は、照射口と記録ヘッドとの間に位置している。そのため、このとき、光照射装置によって照射された光の一部は、遮光板により遮られ、記録ヘッドに到達しない。よって、光照射装置からの光の反射光が記録ヘッドに照射されることが抑制される。
【0007】
このように、上記インクジェットプリンタによれば、光照射装置からの光が記録ヘッドに照射されるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係るプリンタを示す斜視図である。
フロントカバーを開けた状態のプリンタを示す正面図である。
フラットベッドおよびキャリッジ周辺の平面図である。
フラットベッドおよびキャリッジ周辺の正面図である。
フラットベッドおよびキャリッジ周辺の右側面図である。
反射防止機構の斜視図である。
プリンタのブロック図である。
照射口の進行方向前方側の端部がフラットベッド上から外部に出る時点のフラットベッドおよびキャリッジを示す正面図である。
照射口の進行方向後方側の端部がフラットベッド上から外部に出る時点のフラットベッドおよびキャリッジを示す正面図である。
第2実施形態に係るフラットベッドおよびキャリッジ周辺の正面図である。
第2実施形態に係る遮光板の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、一実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、プリンタと呼ぶ。)10を示す斜視図である。以下の説明では、特に断らない限り、プリンタ10を正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方、プリンタ10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、後述するフラットベッド30(図2参照)が略水平となるように設置されたプリンタ10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。図面中の符号Yは主走査方向を示している。主走査方向Yは左右方向である。符号Xは、副走査方向を示している。副走査方向Xは前後方向である。副走査方向Xは、主走査方向Yに直交している。符号Zは、上下方向を示している。上下方向Zは、主走査方向Yおよび副走査方向Xに直交している。
(【0011】以降は省略されています)

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