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公開番号2024091900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024070630
出願日2024-04-24
発明の名称HIVウイルス感染の判定方法
出願人個人
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C12Q 1/686 20180101AFI20240628BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】HIV-1ウイルス感染の診断、予防、および治療に有用な技術情報を提供する。
【解決手段】被験者の生体サンプルに含まれるtRNA様塩基配列を含む核酸の量を測定する工程、対照者の生体サンプルに含まれるtRNA様塩基配列を含む核酸の量を測定する工程、および、被験者における量が、対照者における量と比較して5%以上変動しているときに、被験者がHIV-1ウイルスに感染していると判定する工程を含む、HIV-1ウイルス感染の判定方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被験者の生体サンプルに含まれるtRNA様塩基配列を含む核酸の量を測定する工程、
対照者の生体サンプルに含まれるtRNA様塩基配列を含む核酸の量を測定する工程、および、
被験者における量が、対照者における量と比較して5%以上変動しているときに、被験者がHIVウイルスに感染していると判定する工程を含む、
HIVウイルス感染の判定方法。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
生体サンプルが、血液、鼻腔粘膜、口腔粘膜、または嗅覚上皮である、請求項1に記載の判定方法。
【請求項3】
HIVウイルスが、HIV-1ウイルス、またはHIV-2ウイルスである、請求項1または2に記載の判定方法。
【請求項4】
tRNA様塩基配列が、配列番号2、または配列番号4と、95%以上の配列同一性を有する、請求項1または2に記載の判定方法。
【請求項5】
tRNA様塩基配列に相補的な配列を有する核酸を含む、HIVウイルス増殖抑制組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、HIVウイルス感染の判定方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
コンピュータプログラムを用いたゲノム解析技術とバイオインフォマティクスの進歩に伴い、ヒトを含む生物における低分子量RNAが広く研究されている。このような進歩の一つとして、細菌におけるトランスファー・メッセンジャーRNA(tmRNA;ssrA遺伝子)の発見(非特許文献1~2)や、tRNA遺伝子データベースであるtRNA DB-CEの構築(非特許文献3~4)が挙げられる。
【0003】
2020年に発生したパンデミックの原因である新型コロナウイルスSARS-CoV-2は、30kb弱の一本鎖ゲノムをもつRNAウイルスである。本発明者は、新型コロナウイルスゲノムに新規pseudo-tRNA(TTA)遺伝子が存在することを見出している(非特許文献5、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-191903号公報
【非特許文献】
【0005】
Ushida et al. Nucleic Acids Res. 22, 3392-3396 (1994)
Komine et al. Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. 91, 9223-9227 (1994)
Abe et al. Nucleic Acids Res. 39, D210-D213 (2011)
Abe et al. Frontiers in GENETICS doi:10.3389/fgene.2014.00114 (2014)
H. Inokuchi, Genes & Genomics (2022) 44:1399-1404
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願の目的は、HIVウイルス感染の診断、予防、および治療に有用な技術情報を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、非特許文献3~4のデータベースと方法論を用いて、ヒトゲノム、およびヒトに感染性を有するウイルスのゲノムにおけるpseudo-tRNA遺伝子を探索した。その結果、HIVウイルスのゲノムに相補的な配列で、pseudo-tRNAのオーカー遺伝子を見出した。
【0008】
本発明は、以下の態様を含む。
<1>被験者の生体サンプルに含まれるtRNA様塩基配列を含む核酸の量を測定する工程、
対照者の生体サンプルに含まれるtRNA様塩基配列を含む核酸の量を測定する工程、および、
被験者における量が、対照者における量と比較して5%以上変動しているときに、被験者がHIVウイルスに感染していると判定する工程を含む、
HIVウイルス感染の判定方法。
【0009】
<2>生体サンプルが、血液、鼻腔粘膜、口腔粘膜、または嗅覚上皮である、項1に記載の判定方法。
【0010】
<3>HIVウイルスが、HIV-1ウイルス、またはHIV-2ウイルスである、項1または2に記載の判定方法。
(【0011】以降は省略されています)

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