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公開番号2024090780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206882
出願日2022-12-23
発明の名称液体吐出装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240627BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】搬送部と案内部との間で媒体が弛むことを抑制でき、印刷品質の低下を抑制できる液体吐出装置を提供する。
【解決手段】液体吐出装置11は、搬送部41、吐出部62、受け溝部71、案内部45、及び支持部46を備える。搬送部41は、第1ローラー42及び第1ローラー42に向けて媒体Mを押圧可能な第2ローラー43によって、媒体Mを挟持して搬送方向D1に搬送する。吐出部62は、搬送方向D1において、搬送部41よりも下流の位置で媒体Mに液体を吐出する。受け溝部71は、搬送方向D1と交差する高さ方向-Zにおいて、吐出部62と対向する。案内部45は、搬送方向D1において、吐出部62よりも下流の位置で媒体Mを案内する。支持部46は、搬送方向D1において受け溝部71よりも上流側に位置し且つ搬送部41よりも下流側の位置で媒体Mを支持可能に設けられる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1ローラー及び前記第1ローラーに向けて媒体を押圧可能な第2ローラーによって、前記媒体を挟持して搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送方向において、前記搬送部よりも下流の位置で前記媒体に液体を吐出する吐出部と、
前記搬送方向と交差する高さ方向において、前記吐出部と対向する受け溝部と、
前記搬送方向において、前記吐出部よりも下流の位置で前記媒体を案内する案内部と、
前記搬送方向において前記受け溝部よりも上流側に位置し且つ前記搬送部よりも下流側の位置で前記媒体を支持可能に設けられる支持部と、
を備えることを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記支持部は、前記高さ方向において前記案内部と同じ高さで前記媒体を支持可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記第2ローラーの軸心の前記搬送方向における位置は、前記第1ローラーの軸心の前記搬送方向における位置よりも下流の位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記第1ローラーは、前記高さ方向において前記案内部と同じ高さで前記媒体を支持することを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記媒体において前記吐出部と対向する部分の浮き上がりを規制する規制部材と、
前記規制部材の高さ位置を調整可能に構成される調整機構とを備え、
前記支持部は、前記調整機構を構成する部材のうち前記規制部材と共に前記高さ方向に変位可能に設けられる部材に備えられることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記第1ローラーが前記媒体を支持する高さは、前記案内部が前記媒体を支持する高さよりも低く、
前記支持部は、前記案内部が前記媒体を支持する高さと同じ高さで前記媒体を支持可能とした高さである第1位置と、前記案内部と前記第1ローラーとの間の高さで前記媒体を支持可能とした高さである第2位置との間で変位可能に構成され、
前記支持部を前記第1位置と前記第2位置とに切り替える切替機構を備えることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体を搬送する搬送部と、媒体にインク等の液体を吐出する吐出部とを備える液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、布帛等の媒体を搬送するローラー対(搬送部の一例)と、インク等の液体を媒体に向けて吐出する吐出ヘッド(吐出部の一例)とを備えるインクジェット記録装置(液体吐出装置の一例)が開示されている。
【0003】
この記録装置は、鉛直方向において吐出部ヘッドと媒体の搬送路を挟んで反対側となる位置に、上方が開口した凹溝を有するインク受け部(受け溝部の一例)を備える。インク受け部は、媒体を通り抜けて滴下したインク滴を受け入れて回収する凹溝を有する。
【0004】
記録ヘッドと対向する領域は、媒体に印刷する印刷領域(インク吐出領域)となっている。搬送部は、媒体の搬送方向において印刷領域よりも上流の位置に配置される。また、印刷領域よりも下流の位置には搬送ローラー(案内部の一例)が配置される。記録装置は、印刷領域に位置する媒体の部分を搬送部と案内部とで空中に支持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-194332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、近年、吐出部の搬送方向長さが長くなっている。これに伴い搬送部と案内部との距離も長くなってきている。搬送部と案内部とで媒体を引っ張る構成である場合、例えば、布帛のように柔らかい媒体である場合は、媒体が吐出部の近傍で弛む可能性がある。吐出部が、弛んだ媒体に印刷することは必要な印刷品質を確保するのが困難であるという課題がある。したがって、搬送部と案内部との間で媒体が空中で引っ張られた状態で搬送される構成の液体吐出装置であっても、吐出部の吐出領域における媒体の弛みを抑制したいという要望がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する液体吐出装置は、第1ローラー及び前記第1ローラーに向けて媒体を押圧可能な第2ローラーによって、前記媒体を挟持して搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送方向において、前記搬送部よりも下流の位置で前記媒体に液体を吐出する吐出部と、前記搬送方向と交差する高さ方向において、前記吐出部と対向する受け溝部と、前記搬送方向において、前記吐出部よりも下流の位置で前記媒体を案内する案内部と、前記搬送方向において前記受け溝部よりも上流側に位置し且つ前記搬送部よりも下流側の位置で前記媒体を支持可能に設けられる支持部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態における液体吐出装置を示す模式正断面図である。
液体吐出装置を示す模式側断面図である。
柔らかい媒体を搬送するときの搬送機構を示す模式側面図である。
硬い媒体を搬送するときの搬送機構を示す模式側面図である。
比較例における柔らかい媒体を搬送するときの搬送機構を示す模式側面図である。
比較例における硬い媒体を搬送するときの搬送機構を示す模式側面図である。
第1実施例の吐出部及び媒体支持構造を示す側断面図である。
第2実施形態における柔らかい媒体を搬送するときの搬送機構を示す模式側面図である。
硬い媒体を搬送するときの搬送機構を示す模式側面図である。
第2実施例における柔らかい媒体を搬送するときの搬送機構を示す模式側断面図である。
硬い媒体を搬送するときの搬送機構を示す模式側断面図である。
第3実施例における柔らかい媒体を搬送するときの搬送機構を示す模式側断面図である。
硬い媒体を搬送するときの搬送機構を示す模式側断面図である。
変更例における液体吐出装置を示す模式側面図である。
案内ローラーの接触長と限界軸間距離との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、液体吐出装置の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1、図2では、液体吐出装置11が水平面上に置かれているものとして重力の方向をZ軸で示し、水平面に沿う方向をX軸とY軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。以下の説明では、X軸に沿う方向は、後述する吐出部62が走査される方向であるので、走査方向Xともいう。また、Z軸に沿う方向を鉛直方向Zともいう。Y軸に沿う方向は、媒体Mに印刷される印刷位置において媒体Mが搬送される搬送方向であるので、搬送方向Y1ともいう。また、X軸に沿う方向は、媒体Mの幅方向であるので、幅方向Xともいう。
【0010】
<液体吐出装置11の構成>
図1、図2に示すように、液体吐出装置11は、媒体Mに液体の一例としてのインクを吐出する吐出部62を備える。液体吐出装置11は、吐出部62が媒体Mにインクを吐出することにより媒体Mに印刷するインクジェット方式の印刷装置である。液体吐出装置11は、例えば、長尺の布帛等の媒体Mに印刷を行う捺染装置である。液体吐出装置11は、例えば、印刷データに基づいて吐出部62がインクを布帛等の媒体Mに吐出するデジタル式の捺染装置である。また、液体吐出装置11は、媒体Mを支持するベース部70(プラテン)を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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