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公開番号2024090700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206759
出願日2022-12-23
発明の名称振れ補正機能付き光学ユニット
出願人ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 5/00 20210101AFI20240627BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】反射部材を回転可能に支持する支持機構のばね部材を支持体に取り付ける作業を容易化し、ばね部材のがたつきを抑制する。
【解決手段】振れ補正機能付き光学ユニット1は、プリズム40を備える第1反射ユニット4を揺動させることにより振れ補正を行う。第1反射ユニット4を回転軸線R1回りに揺動可能に支持する第1揺動支持機構6は、支持体3の側板部35A、35Bに配置される一対のばね部材64と、第1反射ユニット4の側面に配置されてばね部材64と回転軸線R1上で点接触するばね受け部材61を備える。ばね部材64は、側板部35Aの内側面に沿う板部640を備える。板部640の上端に設けられたフック部66が側板部35Aの先端に掛けられ、且つ、板部640の下端がケース30の差し込み部37に挿入されることにより、ばね部材64が側板部35Aに固定される。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
カメラモジュールを支持する支持体と、
前記カメラモジュールに向かう光路に配置される反射部材、および前記反射部材を保持するホルダを備える反射ユニットと、
前記反射ユニットを前記反射部材の反射面に沿う回転軸線を中心として揺動可能に支持する揺動支持機構と、を有し、
前記支持体は、前記回転軸線に沿う回転軸線方向で対向する一対の側板部を備え、前記一対の側板部の間に前記反射ユニットが配置され、
前記揺動支持機構は、前記一対の側板部に配置される一対のばね部材と、前記反射ユニットの前記回転軸線方向の両側の側面に配置される一対のばね受け部材と、を備え、
前記ばね部材は、前記側板部の内側面に沿う板部と、前記板部の幅方向の一部から前記側板部の側に折り返したフック部と、前記板部の幅方向の一部から前記反射ユニットの側に折り返したばね部と、を備え、
前記反射ユニットの前記回転軸線方向の両側において、前記ばね部と前記ばね受け部材とが前記回転軸線上で点接触し、
前記フック部は前記側板部の先端に掛けられ、且つ、前記板部の前記フック部とは反対側の端部が前記側板部の内側に設けられた差し込み部に挿入されることを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニット。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記ホルダは、前記反射部材の前記回転軸線方向の両側に配置される一対のホルダ端板部を備え、
前記ホルダ端板部は、前記差し込み部と同じ側に開口する凹部を備え、
前記ばね受け部材は、前記凹部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
【請求項3】
カメラモジュールを支持する支持体と、
前記カメラモジュールに向かう光路に配置される反射部材、および前記反射部材を保持するホルダを備える反射ユニットと、
前記反射ユニットを前記反射部材の反射面に沿う回転軸線を中心として揺動可能に支持する揺動支持機構と、を有し、
前記支持体は、前記回転軸線に沿う回転軸線方向と交差する方向で前記反射ユニットと対向する側板部を備え、
前記揺動支持機構は、前記側板部に配置されるばね部材と、前記反射ユニットの前記回転軸線方向の両側の側面に配置される一対のばね受け部材と、を備え、
前記ばね部材は、前記側板部の内側面に沿う板部と、前記板部の幅方向の一部から前記側板部の側に折り返したフック部と、前記板部の幅方向の一部における前記回転軸線方向の両端から前記反射ユニットの側に屈曲して前記反射ユニットの前記回転軸線方向の両側に配置される一対のばね部と、を備え、
前記反射ユニットの前記回転軸線方向の両側において、前記ばね部と前記ばね受け部材とが前記回転軸線上で点接触し、
前記フック部は前記側板部の先端に掛けられ、且つ、前記板部の前記フック部とは反対側の端部が前記側板部の内側に設けられた差し込み部に挿入されることを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニット。
【請求項4】
前記ホルダは、前記反射部材の前記回転軸線方向の両側に配置される一対のホルダ端板部を備え、
前記ホルダ端板部は、前記側板部の側に開口する凹部を備え、
前記ばね受け部材は、前記凹部に配置されることを特徴とする請求項3に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
【請求項5】
前記ホルダ端板部は、前記凹部内から前記側板部の側へ延びる溝部を備え、
前記ばね部材は、前記一対のばね部が前記回転軸線方向の両側に向けて付勢された状態で、前記溝部内を前記凹部内まで延びており、
前記一対のばね受け部材は、前記一対のばね部に前記回転軸線方向の両側から点接触するように前記凹部内に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
【請求項6】
前記フック部は、前記板部の幅方向の両端に設けられ、
前記ばね部は、前記板部の幅方向の中央に設けられていることを特徴とする請求項1または3に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
【請求項7】
前記フック部は、前記側板部の先端に設けられた薄肉部に掛けられていることを特徴とする請求項1または3に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
【請求項8】
前記側板部は、前記支持体の底板部から突出し、
前記差し込み部は、前記底板部から突出する突出部と前記側板部との間の隙間であり、
前記板部の先端が前記底板部に当接していることを特徴とする請求項1または3に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
【請求項9】
前記側板部は、前記突出部と対向する部分を貫通する貫通部が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
【請求項10】
前記ばね部は、凹曲面を備え、
前記ばね受け部材は、前記凹曲面に前記回転軸線上で点接触する球体と、前記球体が固定される球体固定部および前記球体固定部の幅方向の両端から前記球体の側に屈曲した一対の腕部が設けられたスラスト受け部材と、を備えることを特徴とする請求項1または3に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入射光を反射する反射部材を回転させて振れ補正を行う振れ補正機能付き光学ユニットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
携帯端末や移動体に搭載される光学ユニットの中には、携帯端末や移動体の移動時の撮影画像の乱れを抑制するために、レンズおよび撮像素子を備えたカメラモジュールに対して入射光を反射する反射部材を回転させる機構を備えたものがある。特許文献1、2には、この種の振れ補正機能付き光学ユニットが記載される。
【0003】
特許文献1の振れ補正機能付き光学ユニットは、入射光を反射する反射部材としてプリズムを備える。プリズムはプリズムホルダに保持されており、カメラモジュールを保持する保持部材(ホルダ)に対して回転可能に支持される。プリズムは、磁石とコイルとの間に作用するローレンツ力により駆動される。磁石は、プリズムホルダに固定される。
【0004】
特許文献1において、プリズムおよびプリズムホルダを回転可能に支持する支持機構は、プリズムホルダの両側に固定される金属製のボール固定板およびボールと、プリズムホルダの両側においてカメラモジュールを保持する保持部材(ホルダ)に固定される一対の板バネにより構成される。板バネに設けられたバネ部とボールとがプリズムホルダの両側で点接触することにより、プリズムホルダが回転可能に支持される。板バネはU字形に曲げられた形状をしており、ホルダに設けられた凹部に固定される。
【0005】
特許文献2の振れ補正機能付き光学ユニットは、特許文献1と同様に、プリズムおよびプリズムホルダを回転可能に支持する支持機構を備える。特許文献2の支持機構は、金属製のボールに点接触する板バネとして、カメラモジュールを保持する保持部材(可動体)の溝に挿入される平板状の被保持部と、被保持部からわずかに屈曲したばね部を備えたものを用いる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-136419号公報
特開2022-096017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1、2において、プリズムホルダを回転可能に支持する支持体に固定される板バネは、支持体に設けられた凹部や溝に挿入され、接着剤により支持体に固定される。ここで、板バネを支持体に組み付ける際は、プリズムホルダの両側に固定される各ボールにそれぞれ板バネを押し付けて点接触させた状態とし、プリズムホルダの両側において各板バネに与圧をかけながら支持体に組み付ける作業を行う。そのため、板バネは、支持体に組み付ける際、簡単に取り付けられる構造が求められている。また、がたつきや位置ずれが発生しにくく、アクチュエータの小型化に有利な構造が求められている。
【0008】
特許文献1の構造では、板バネの外形が小さく、小さな部品に与圧をかけながら支持体の凹部に挿入する作業となり、組み付けが容易とはいえない。また、板バネは、取付箇所に凹部を設けて凹部に収容されるため、取付箇所の壁厚を薄くすることが困難である。従って、振れ補正機能付き光学ユニットの小型化に有利とはいえない。
【0009】
特許文献2の板バネは、与圧をかける際、平板状の被保持部が傾きやすいため、被保持部を溝に挿入する作業が容易とはいえない。さらに、被保持部の先端が溝に挿入されるだけの支持構造であるため、がたつきや位置ずれが発生するおそれがある。
【0010】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、プリズムなどの反射部材を回転させる振れ補正機能付き光学ユニットにおいて、反射部材を回転可能に支持する支持機構のばね部材の取付作業を容易化するとともに、ばね部材のがたつきを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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