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公開番号2024090350
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206211
出願日2022-12-23
発明の名称微生物防除組成物
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A01N 31/02 20060101AFI20240627BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】ピエゾ式噴霧装置による噴霧の際に液だまりが発生しにくく、良好な微生物防除効果が得られる微生物防除組成物を提供する。
【解決手段】ピエゾ式噴霧装置で噴霧する微生物防除組成物であって、(A)成分:フェノキシエタノール、ベンジルアルコール、及びイソプロピルメチルフェノールから選ばれる1種以上の有機系薬剤と、(B)成分:アリール基を有しないアルコールから選ばれる1種以上のアルコールとを含有し、前記(B)成分の含有量が、前記微生物防除組成物の総質量に対して10~90質量%であり、前記(A)成分と前記(B)成分の質量比(A)/(B)が0.001~0.150である、微生物防除組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ピエゾ式噴霧装置で噴霧する微生物防除組成物であって、
(A)成分:フェノキシエタノール、ベンジルアルコール、及びイソプロピルメチルフェノールから選ばれる1種以上の有機系薬剤と、
(B)成分:アリール基を有しないアルコールから選ばれる1種以上のアルコールとを含有し、
前記(B)成分の含有量が、前記微生物防除組成物の総質量に対して10~90質量%であり、
前記(A)成分と前記(B)成分の質量比(A)/(B)が0.001~0.150である、微生物防除組成物。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記(A)成分の含有量が、前記微生物防除組成物の総質量に対して0.05~5質量%である、請求項1に記載の微生物防除組成物。
【請求項3】
前記(B)成分がエタノール、2-プロパノール、及びエチレングリコールから選ばれる1種以上である、請求項1又は2に記載の微生物防除組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、微生物防除組成物。更に詳しくは、ピエゾ式噴霧装置で噴霧する微生物防除組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、空間に噴霧することにより、空間を形成する壁や天井等の面の微生物を除去し、繁殖を予防する薬剤(以下、空間処理剤ともいう)が提案されている。空間処理剤としては微生物の繁殖を予防する効果の高い有機系薬剤を含む、くん煙タイプの空間処理剤が提案されている。くん煙タイプの空間処理剤が、居住空間の様々な場所で使用されることを考慮すると、煙の量を抑えて、又は煙を出さないようにして空間処理剤を噴霧する方法が求められている。
【0003】
近年、ピエゾ式噴霧装置により空間処理剤を噴霧する方法が提案されている(特許文献1)。ピエゾ式噴霧装置はピエゾ(圧電)素子を使用した超音波振動により薬液を霧化させる装置であり、手動のスプレー式に比べて楽に使用でき、しかも空間処理剤をより微粒化して噴霧できる。また、ピエゾ式噴霧装置は、くん煙タイプの空間処理剤に比べ煙の量が少ない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-42295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、有機系薬剤を含む空間処理剤は、ピエゾ式噴霧装置による噴霧の際に微細な液滴とならず、ピエゾ素子やその周辺に液だまりが発生することで安定して薬液を噴霧できないことがある。
本発明は、上記事情に鑑みて、ピエゾ式噴霧装置による噴霧の際に液だまりが発生しにくく、良好な微生物防除効果が得られる微生物防除組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
[1]ピエゾ式噴霧装置で噴霧する微生物防除組成物であって、
(A)成分:フェノキシエタノール、ベンジルアルコール、及びイソプロピルメチルフェノールから選ばれる1種以上の有機系薬剤と、
(B)成分:アリール基を有しないアルコールから選ばれる1種以上のアルコールとを含有し、
前記(B)成分の含有量が、前記微生物防除組成物の総質量に対して10~90質量%であり、
前記(A)成分と前記(B)成分の質量比(A)/(B)が0.001~0.150である、微生物防除組成物。
[2]前記(A)成分の含有量が、前記微生物防除組成物の総質量に対して0.05~5質量%である、[1]に記載の微生物防除組成物。
[3]前記(B)成分がエタノール、2-プロパノール、及びエチレングリコールから選ばれる1種以上である、[1]又は[2]に記載の微生物防除組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明の微生物防除組成物は、ピエゾ式噴霧装置による噴霧の際に液だまりが発生しにくく、良好な微生物防除効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例における消臭評価方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。
なお、本発明において「微生物防除」とは、微生物の増殖を防いだり、微生物の付着を防いだり、殺菌したりするなどして、微生物の働きを抑えることである。微生物防除により得られる効果は、消臭、除菌、殺菌、抗菌、防カビ、抗カビ等であり、本明細書においてはこれらの効果を総称して「微生物防除効果」ともいう。
また、本明細書において「対象面」とは、微生物防除組成物を適用する処理対象物の表面、例えば浴室、洗面所、キッチン、トイレ、玄関、リビング、押入れ、クローゼット、靴箱等の密閉空間の内面、エアコン内部、窓サッシ、カーテン、靴、衣服、ソファー等の物品表面などのことである。
【0010】
本発明の微生物防除組成物は、以下に示す(A)成分と、(B)成分とを含有する組成物である。微生物防除組成物は、(A)成分及び(B)成分以外の成分(任意成分)を含有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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