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公開番号2024133750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043698
出願日2023-03-20
発明の名称除草システム
出願人株式会社ジェンク
代理人
主分類A01M 21/00 20060101AFI20240926BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】雑草や蔓植物の植生を遅らせることで、刈り取り回数を減らすことができる除草システムを提供する。
【解決手段】フェンス及び支柱が設けられた敷地における除草システムであって、雑草の植生防止手段と、蔓植物の巻き上がり防止手段とからなり、前記雑草の植生防止手段は、複数枚の防草用シールド板を少なくとも前記フェンス周囲に敷設してなり、前記蔓植物の巻き上がり防止手段は、下向きに拡開するメガホン状の防草器具を前記支柱又は該支柱を支持する支線の少なくとも一箇所に固定してなる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
フェンス及び支柱が設けられた敷地における除草システムであって、雑草の植生防止手段と、蔓植物の巻き上がり防止手段とからなり、前記雑草の植生防止手段は、複数枚の防草用シールド板を少なくとも前記フェンス周囲に敷設してなり、前記蔓植物の巻き上がり防止手段は、下向きに拡開するメガホン状の防草器具を前記支柱又は該支柱を支持する支線の少なくとも一箇所に固定してなることを特徴とした除草システム。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
雑草の植生防止手段は、隣り合う防草用シールド板同士をオーバーラップして敷設してなる請求項1記載の除草システム。
【請求項3】
フェンスは雑草の植生防止手段における防草用シールド板上に設けた請求項1記載の除草システム。
【請求項4】
蔓植物の巻き上がり防止手段は、防草器具の内面に蔓植物の忌避剤を塗布してなる請求項1記載の除草システム。
【請求項5】
蔓植物の巻き上がり防止手段は、二つ以上の防草器具を同一向きに連設してなる請求項1記載の除草システム。
【請求項6】
転圧整地した地面にモジュールを設置すると共に、請求項1~5のうち何れか一項に記載した除草システムを用いた太陽光発電所の除草システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば太陽光発電所において、雑草や蔓植物などの植生を抑制する除草システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
太陽光発電所は、転圧整地後の地面に設けられ、基本的に無人であることから、雑草や蔓植物が植生しやすい環境にある。こうした不要植物が繁茂すれば、モジュール(太陽光パネル)に影がかかり発電効率を低下させるほか、メーター類や集電装置等についても、電柱の支持ワイヤー(支線)を伝って蔓植物が絡まることで停電や故障するおそれがある。なお、ツタやアケビなどの蔓植物は落葉性であるため、その落ち葉がモジュールの受光面に落ち重なればホットスポット現象の原因ともなる。
【0003】
一方、従前から様々な除草技術が存在する中、防除効果が高い除草剤は土壌汚染の懸念があるため、近隣に住宅や田畑がある場合には使用することができない。特に太陽光発電所については敷地内にモジュールが隙間なく並べて設置されているため、上空から散布することもできない。
【0004】
なお、屋外電気設備を対象とした除草技術の一例として、特許文献1には電柱の支線に取り付ける回転型蔓性植物巻き上がり防止装置が開示されている。当該装置によれば、支線に巻き上がってくる蔓植物をケース部内で回転する刃部により切断するもので、刃部は風雨または光発電を動力として回転するとされている。
【0005】
しかし、特許文献1の装置において、風雨を動力とするものにあっては、晴天続きの場合、その間は刃部が回転せず、蔓植物が生長して刃部に絡みついてしまい、以降の回転が阻止される恐れがある。逆に、光発電を利用するものは、雨天続きの場合に機能しなくなり、やはり刃部への蔓植物の絡みつきを許す結果となる。
【0006】
つまり、特許文献1の装置は天候に依存するため、蔓植物の切断除去が確実ではなく、ともすれば、回転停止状態にある刃部を足がかりとして蔓植物が支線を巻き上がっていくことも想定される。また、そもそも同装置は蔓植物以外の雑草対策にはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2007-325420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
立地条件や設備保護等の理由から従来の除草技術に有効な手段を見出せない場合、刈り取りによる除草作業を行うしかない。太陽光発電所の多くも、年に数回、定期的に刈り取り作業を行って設備を維持しているのが現状である。
【0009】
しかし、刈り取り作業を業者に依頼すれば費用がかかり、特に太陽光発電所のように広大な敷地の場合は費用が高額となる。
【0010】
本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、雑草や蔓植物の植生を遅らせることで、刈り取り回数を減らすことができる除草システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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