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公開番号2024145327
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057622
出願日2023-03-31
発明の名称太陽光パネル付植物栽培システム
出願人個人
代理人個人
主分類A01G 9/20 20060101AFI20241004BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】両面発電型太陽光パネルの下で、両面発電の効果を高めながら、陰性植物を育てることが可能な植物栽培システムを提供する。
【解決手段】太陽光パネルと、太陽光パネルを設置面に対して傾斜させて保持するフレーム部と、太陽光パネルの下方に配置された陰性植物を栽培するための栽培容器と、栽培容器の蓋と、から成り、太陽光パネルは、両面に発電する受光領域を備えた両面発電型太陽光パネルであり、蓋は、少なくとも栽培容器に装着した際の上面に光反射性を有する反射面を有し、反射面は、太陽光パネルに覆われていない領域から入った光を太陽光パネルの裏面側の受光領域に向けて反射する手段を採る。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
太陽光パネル付植物栽培システムであって、
太陽光パネルと、該太陽光パネルを設置面に対して傾斜させて保持する架台と、該太陽光パネルの下方に配置された陰性植物を栽培するための栽培容器と、該栽培容器の蓋と、から成り、
該太陽光パネルは、両面に発電のための受光領域を備えた両面発電型太陽光パネルであり、
該蓋は、少なくとも栽培容器に装着した際の上面に、光反射性を有する反射面を有し、
該反射面は、該太陽光パネルの周囲から入った光を、該太陽光パネルの裏面側の受光領域に向けて反射することを特徴とする太陽光パネル付植物栽培システム。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記反射面は、前記蓋の素材または反射塗料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネル付植物栽培システム。
【請求項3】
前記蓋に、断熱材が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネル付植物栽培システム。
【請求項4】
前記蓋の表面に複数の孔が開き、光の一部が前記栽培容器内に入射可能であることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネル付植物栽培システム。
【請求項5】
前記栽培容器の側面外周に反射面があり、且つ、断熱材が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネル付植物栽培システム。
【請求項6】
栽培する植物が苔であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の太陽光パネル付植物栽培システム。
【請求項7】
前記栽培容器の培地が、白砂であることを特徴とする請求項6に記載の太陽光パネル付植物栽培システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光パネル付植物栽培システムに関し、詳しくは、両面発電型の太陽光パネルの下で行う植物栽培において、発電と栽培を効率よく行う技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、太陽光発電パネルにおいて、両面発電型を用いる際、地面に、反射シート等を敷き、パネルの裏側からの光量を大きくすることが行われている。
また、営農を継続しながら、太陽光発電を行うソーラーシェアリングの取り組みも進められている。
ソーラーシェアリングの一方法として、両面発電型太陽光パネルの下で、陰性植物を栽培することが考えられる。
その際、太陽光パネルの発電効率の点では、パネルの下方にも多くの光が入り、その光を反射させ、反射光をパネルの裏面で受けて、発電効率を向上させることが望ましい。
一方、陰性植物の栽培については、パネルの下方への光が少ない方が好ましい。そのため、両面発電型太陽光パネルの下で、両面発電の効果を高めながら、陰性植物を育てることは難しかった。
そこで、両面発電型パネル下で、陰性植物を栽培する際にも、太陽光パネルの発電効率を向上させる技術が求められていた。
【0003】
このような問題に対して、従来からも様々な技術が提案されている。例えば、ソーラーシェアリングについての技術(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、太陽光パネルに両面受光型太陽電池を採用し、農地面や農作物、シート状部材等で反射した光を発電に利用するものである。
【0004】
また、特定の波長の光を活用する太陽光発電システムを備えた農園芸用施設についての技術(特許文献2参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、農園芸用施設であって、両面発電型モジュールを有する太陽光発電システムで、波長500~600ナノメートルの光を反射する部材を有し、太陽光発電システムの採光部分を透過した光の一部は部材に入射し、反射された波長500~600ナノメートルの光の一部は、両面発電型モジュールに入射し、部材を透過した光の一部は、施設内部に入射するものである。
【0005】
しかしながら、上記いずれの先行技術も、陰性植物を栽培する際の発電効率の向上について記載が無く、上記問題点の解決には至っていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5960332号公報
特開2015-204755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑み、両面発電型太陽光パネルの下で、両面発電の効果を高めながら、陰性植物を育てることが可能な植物栽培システムを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、太陽光パネルと、太陽光パネルを設置面に対して傾斜させて保持するフレーム部と、太陽光パネルの下方に配置された陰性植物を栽培するための栽培容器と、栽培容器の蓋と、から成り、太陽光パネルは、両面に発電する受光領域を備えた両面発電型太陽光パネルであり、蓋は、少なくとも栽培容器に装着した際の上面に、光反射性を有する反射面を有し、反射面は、太陽光パネルの周囲から入った光を、太陽光パネルの裏面側の受光領域に向けて反射する手段を採用する。
【0009】
また、本発明は、反射面が、蓋の素材または反射塗料で構成されている手段と採る。
【0010】
さらに、本発明は、蓋に断熱材が塗布されている手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)

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