TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024128617
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037682
出願日2023-03-10
発明の名称コンバイン
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人永井国際特許事務所
主分類A01D 57/22 20060101AFI20240913BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】刈取装置の搬送装置の前側に大きな作業空間を確保して、搬送装置に詰まった穀稈を容易に取除くことができるコンバインを提供する。
【解決手段】刈取装置(3)の刈取フレーム(10)の上部に配置された左右方向に延在する伝動筒(15)の中間部に、伝動筒(15)の中間部から下側に向かって延在する少なくとも1個以上の上下伝動筒(41)と、上下伝動筒(41)の下部から左右方向に延在する左右伝動筒(42)を設け、分草体(16)を支持する前後フレーム(22)の中間部を連結する左右方向に延在するフレーム(23)の中間部に、該フレーム(23)の中間部から上側に向かって延在する少なくとも1個以上のステー(43)と、該ステー(43)の上部から左右方向に延在する左右フレーム(44)を設け、引起装置(17,70)の左右方向の中間に配置された引起装置(17,70)の上部を左右伝動筒(42)に、下部を左右フレーム(44)に着脱自在に固定した。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンを搭載した機体フレーム(1)の前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後側に脱穀装置(4)を設けたコンバインにおいて、
前記刈取装置(3)の刈取フレーム(10)に、穀稈を分草する分草体(16)と、分草された穀稈を引起こす引起装置(17,70)と、引起こされた穀稈の株元を切断する刈刃装置(18)と、切断された穀稈を挟持して脱穀装置(4)に搬送する搬送装置(19)を設け、
前記刈取フレーム(10)の上部に配置された左右方向に延在する伝動筒(15)の中間部に、該伝動筒(15)の中間部から下側に向かって延在する少なくとも1個以上の上下伝動筒(41)と、該上下伝動筒(41)の下部から左右方向に延在する左右伝動筒(42)を設け、
前記分草体(16)を支持する前後フレーム(22)の中間部を連結する左右方向に延在するフレーム(23)の中間部に、該フレーム(23)の中間部から上側に向かって延在する少なくとも1個以上のステー(43)と、該ステー(43)の上部から左右方向に延在する左右フレーム(44)を設け、
前記引起装置(17,70)の左右方向の中間に配置された引起装置(17,70)の上部を左右伝動筒(42)に、下部を左右フレーム(44)に着脱自在に固定したことを特徴とするコンバイン。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記引起装置(17)の左側から2番目に位置する引起装置(17B)の引起こし反対側の右部と、前記引起装置(17)の左側から3番目に位置する引起装置(17C)の引起こし反対側の左部を対向して配置し、
前記引起装置(17B)の上部を左右伝動筒(42)の左部に左係合部品(47L)で、下部を左右フレーム(44)の左部に左挟持部品(48L)で着脱自在に固定し、
前記引起装置(17C)の上部を左右伝動筒(42)の右部に右係合部品(47R)でに、下部を左右フレーム(44)の右部に右挟持部品(48R)で着脱自在に固定した請求項1記載のコンバイン。
【請求項3】
前記引起装置(70)の左側から2番目に位置する引起装置(70B)の引起こし反対側の右部と、前記引起装置(70)の左側から3番目に位置する引起装置(70C)の引起こし反対側の左部を対向して配置し、
前記引起装置(70)の左側から4番目に位置する引起装置(70D)の引起こし反対側の右部と、前記引起装置(70)の左側から5番目に位置する引起装置(70E)の引起こし反対側の左部を対向して配置し、
前記引起装置(70B)の上部を、左側の前記上下伝動筒(41)の下部から延在する左右伝動筒(42)の左部に左係合部品(47L)で、下部を、左側の前記ステー(43)の上部から延在する左右フレーム(44)の左部に左挟持部品(48L)で着脱自在に固定し、
前記引起装置(70C)の上部を、左側の前記上下伝動筒(41)の下部から延在する左右伝動筒(42)の右部に右係合部品(47R)で、下部を、左側の前記ステー(43)の上部から延在する左右フレーム(44)の右部に右挟持部品(48R)で着脱自在に固定し、
前記引起装置(70D)の上部を、右側の前記上下伝動筒(41)の下部から延在する左右伝動筒(42)の左部に左係合部品(47L)で、下部を、右側の前記ステー(43)の上部から延在する左右フレーム(44)の左部に左挟持部品(48L)で着脱自在に固定し、
前記引起装置(70E)の上部を、右側の前記上下伝動筒(41)の下部から延在する左右伝動筒(42)の右部に右係合部品(47R)で、下部を、右側の前記ステー(43)の上部から延在する左右フレーム(44)の右部に右挟持部品(48R)で着脱自在に固定した請求項1記載のコンバイン。
【請求項4】
前記左係合部品(47L)を、前記左右伝動筒(42)に設けられた係合部(60)と、前記引起装置(17B,70B,70B)の後面に立設された第1被係合部(61)で形成し、
前記右係合部品(47R)を、前記左右伝動筒(42)に設けられた係合部(60)と、前記引起装置(17C,70C,70E)の後面に立設された第1被係合部(61)で形成し、
前記第1被係合部(61)に凹凸を形成した請求項2又は3記載のコンバイン。
【請求項5】
前記左挟持部品(48L)を、前記引起装置(17B,70B,70D)の下部に設けられた上挟持部(65)と下挟持部(66)で形成し、
前記右挟持部品(48R)を、前記引起装置(17C,70C,70E)の下部に設けられた上挟持部(65)と下挟持部(66)で形成し、
前記上挟持部(65)に、左右方向に延在するピン(65B)を設け、
該ピン(65B)に、前記上挟持部(65)の円弧状の上挟持本体部(65C)の前部を固定し、
前記ピン(65B)に、前記下挟持部(66)の円弧状の下挟持本体部(66A)の前部を回転自在に固定し、
該下挟持本体部(66A)の後部に第2被係合部(66B)を設け、
前記第2被係合部(66B)の後部を後方下方に湾曲させた請求項2又は3記載のコンバイン。
【請求項6】
前記上挟持本体部(65C)と下挟持本体部(66A)の内周面に弾性部材を積層した請求項5記載のコンバイン。
【請求項7】
前記左右伝動筒(42)と左右フレーム(44)の左部を、上下方向に延在する左上下フレーム(45L)で連結し、前記左右伝動筒(42)と左右フレーム(44)の右部を、上下方向に延在する右上下フレーム(45R)で連結した請求項1記載のコンバイン。
【請求項8】
側面視において、前記左上下フレーム(45L)と右上下フレーム(45R)を引起装置(17,70)の後面と平行に配置した請求項7記載のコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、刈取装置に複数の引起装置を備えるコンバインに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
刈取装置の上部に配置された左右方向に延在する伝動筒と左右方向の中間に配置された引起装置を2本のアームで形成されたリンクで連結して、刈取装置の搬送装置に詰まった穀稈を取除く場合には、リンクを前側に移動させて引起装置を前側に引出す技術が知られていた。(特許文献1参照)
【0003】
また、刈取装置の上部に配置された左右方向に延在する伝動筒と左右方向の中間に配置された引起装置を上下方向に延在する支軸に回転自在に固定して、刈取装置の搬送装置に詰まった穀稈を取除く場合には、引起装置を支軸回りに回転させる技術が知られていた。(特許文献2参照)
【0004】
さらに、刈取装置の上部に配置された左右方向に延在する伝動筒と左右方向の中間に配置された引起装置を上下方向に延在する支軸に回転自在に固定して、刈取装置の搬送装置に詰まった穀稈を取除く場合には、一側の引起装置を支軸回りに時計方向に回転させ、他側の引起装置を支軸回りに反時計方向に回転させる技術が知られていた。(特許文献3参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-29568号公報
特開2012-139118号公報
特開2013-99301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1~3の技術では、刈取装置の搬送装置の前側に大きな作業空間を確保できないので、作業姿勢が制限されて搬送装置に詰まった穀稈を容易に取除くことが難しいという問題があった。
【0007】
そこで、本発明の課題は、刈取装置の搬送装置の前側に大きな作業空間を確保して、搬送装置に詰まった穀稈を容易に取除くことができるコンバインを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、エンジンを搭載した機体フレーム(1)の前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後側に脱穀装置(4)を設けたコンバインにおいて、
前記刈取装置(3)の刈取フレーム(10)に、穀稈を分草する分草体(16)と、分草された穀稈を引起こす引起装置(17,70)と、引起こされた穀稈の株元を切断する刈刃装置(18)と、切断された穀稈を挟持して脱穀装置(4)に搬送する搬送装置(19)を設け、前記刈取フレーム(10)の上部に配置された左右方向に延在する伝動筒(15)の中間部に、該伝動筒(15)の中間部から下側に向かって延在する少なくとも1個以上の上下伝動筒(41)と、該上下伝動筒(41)の下部から左右方向に延在する左右伝動筒(42)を設け、前記分草体(16)を支持する前後フレーム(22)の中間部を連結する左右方向に延在するフレーム(23)の中間部に、該フレーム(23)の中間部から上側に向かって延在する少なくとも1個以上のステー(43)と、該ステー(43)の上部から左右方向に延在する左右フレーム(44)を設け、前記引起装置(17,70)の左右方向の中間に配置された引起装置(17,70)の上部を左右伝動筒(42)に、下部を左右フレーム(44)に着脱自在に固定したことを特徴とするコンバインである。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記引起装置(17)の左側から2番目に位置する引起装置(17B)の引起こし反対側の右部と、前記引起装置(17)の左側から3番目に位置する引起装置(17C)の引起こし反対側の左部を対向して配置し、前記引起装置(17B)の上部を左右伝動筒(42)の左部に左係合部品(47L)で、下部を左右フレーム(44)の左部に左挟持部品(48L)で着脱自在に固定し、前記引起装置(17C)の上部を左右伝動筒(42)の右部に右係合部品(47R)でに、下部を左右フレーム(44)の右部に右挟持部品(48R)で着脱自在に固定した請求項1記載のコンバインである。
【0010】
請求項3記載の発明は、前記引起装置(70)の左側から2番目に位置する引起装置(70B)の引起こし反対側の右部と、前記引起装置(70)の左側から3番目に位置する引起装置(70C)の引起こし反対側の左部を対向して配置し、前記引起装置(70)の左側から4番目に位置する引起装置(70D)の引起こし反対側の右部と、前記引起装置(70)の左側から5番目に位置する引起装置(70E)の引起こし反対側の左部を対向して配置し、前記引起装置(70B)の上部を、左側の前記上下伝動筒(41)の下部から延在する左右伝動筒(42)の左部に左係合部品(47L)で、下部を、左側の前記ステー(43)の上部から延在する左右フレーム(44)の左部に左挟持部品(48L)で着脱自在に固定し、前記引起装置(70C)の上部を、左側の前記上下伝動筒(41)の下部から延在する左右伝動筒(42)の右部に右係合部品(47R)で、下部を、左側の前記ステー(43)の上部から延在する左右フレーム(44)の右部に右挟持部品(48R)で着脱自在に固定し、前記引起装置(70D)の上部を、右側の前記上下伝動筒(41)の下部から延在する左右伝動筒(42)の左部に左係合部品(47L)で、下部を、右側の前記ステー(43)の上部から延在する左右フレーム(44)の左部に左挟持部品(48L)で着脱自在に固定し、前記引起装置(70E)の上部を、右側の前記上下伝動筒(41)の下部から延在する左右伝動筒(42)の右部に右係合部品(47R)で、下部を、右側の前記ステー(43)の上部から延在する左右フレーム(44)の右部に右挟持部品(48R)で着脱自在に固定した請求項1記載のコンバインである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

井関農機株式会社
収穫機
8日前
井関農機株式会社
作業機
9日前
井関農機株式会社
作業車両
29日前
井関農機株式会社
作業車両
29日前
井関農機株式会社
作業車両
22日前
井関農機株式会社
苗移植機
18日前
井関農機株式会社
作業車両
8日前
井関農機株式会社
苗移植機
18日前
井関農機株式会社
コンバイン
10日前
井関農機株式会社
コンバイン
10日前
井関農機株式会社
乗用芝刈機
8日前
井関農機株式会社
コンバイン
8日前
井関農機株式会社
電動作業車の安全装置
22日前
井関農機株式会社
乗用作業車の操縦装置
22日前
井関農機株式会社
自律走行作業車の暗渠作成システム
22日前
井関農機株式会社
移植機
8日前
井関農機株式会社
作業車両
1日前
井関農機株式会社
作業車両
1日前
井関農機株式会社
作業車両
1日前
井関農機株式会社
籾摺選別機
1日前
個人
除草装置
17日前
個人
柄杓じょうろ
8日前
個人
猫砂ふるいパック
16日前
井関農機株式会社
作業機
9日前
個人
引張犬散歩補助ベルト
17日前
個人
植物の栽培管理システム
8日前
株式会社共和
果実回し具
8日前
個人
動物用罠及び罠用装置
22日前
個人
タケノコの多収栽培法
9日前
日機装株式会社
浄化ユニット
18日前
株式会社シマノ
両軸受リール
16日前
松山株式会社
農作業機
10日前
伊東電機株式会社
植物栽培装置
8日前
マコー株式会社
水生生物育成装置
8日前
花王株式会社
殺菌剤組成物
16日前
株式会社クボタ
収穫機
16日前
続きを見る