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公開番号
2024159023
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074746
出願日
2023-04-28
発明の名称
収穫機
出願人
井関農機株式会社
代理人
弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類
A01D
67/00 20060101AFI20241031BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】従来、動力源としてエンジンに加えてバッテリと電動モータを搭載したコンバインがある。然しながら、刈取装置、エンジン及びバッテリ等の重量物が機体前側に配置されているので、機体前後バランスが悪く、適切な走行及び収穫作業が行ない難いものであった。そこで、機体前後バランスを向上し、適切な走行及び収穫作業が行なえる収穫機を提供する。
【解決手段】クローラ走行装置2L,2Rを装備した走行車台1の前部に刈取搬送部7を設け、走行車台1上に脱穀部6及びグレンタンク5を設けた収穫機において、機体後部に走行アクチュエータ13L,13R及びバッテリ12を設け、クローラ走行装置2L,2Rの機体後側に走行アクチュエータ13L,13Rからの駆動力を受ける駆動回転体24L,24Rを設け、クローラ走行装置2L,2Rの機体前側に遊動回転体29L,29Rを設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
クローラ走行装置(2L,2R)を装備した走行車台(1)の前部に刈取搬送部(7)を設け、走行車台(1)上に脱穀部(6)及びグレンタンク(5)を設けた収穫機において、機体後部に走行アクチュエータ(13L,13R)及びバッテリ(12)を設け、クローラ走行装置(2L,2R)の機体後側に走行アクチュエータ(13L,13R)からの駆動力を受ける駆動回転体(24L,24R)を設け、クローラ走行装置(2L,2R)の機体前側に遊動回転体(29L,29R)を設けたことを特徴とする収穫機。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
走行アクチュエータ(13L,13R)からクローラ走行装置(2L,2R)に伝動する走行伝動ケース(15L,15R)を走行車台(1)に水平姿勢で配置し、バッテリ(12)を脱穀部(6)とグレンタンク(5)の左右間に配置し、バッテリ(12)の前端部よりも機体前側に唐箕(9)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の収穫機。
【請求項3】
走行アクチュエータ(13L,13R)からクローラ走行装置(2L,2R)に伝動する走行伝動ケース(15L,15R)を走行車台(1)に水平姿勢で配置し、バッテリ(12)を機体左右方向に配置し、バッテリ(12)の前端部よりも機体前側に唐箕(9)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の収穫機。
【請求項4】
脱穀部(6)の後側に作業アクチュエータ(14)と作業伝動ケース(45)を設け、脱穀部(6)の前側に刈取搬送部(7)及び脱穀部(6)を駆動する伝動機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の収穫機。
【請求項5】
バッテリ(12)を筒状のバッテリケース(12a)内に収納して機体に着脱自在に装着し、バッテリケース(12a)が伝熱性の高い物質で構成され、スリットが設けられていることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の収穫機。
【請求項6】
走行車台(1)の前側で左右一側方に操縦者が搭乗する操縦部(3)を設け、操縦部(3)のフロントカバー(60)の機体内側に設けた延設部(60a)の内部に制御基板(61)を設けたことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の収穫機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバイン等の収穫機に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、動力源としてエンジンに加えてバッテリと電動モータを搭載したコンバインがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-005905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
刈取装置、エンジン及びバッテリ等の重量物が機体前側に配置されているので、機体前後バランスが悪く、適切な走行及び収穫作業が行ない難いものであった。
【0005】
本発明の目的は、機体前後バランスを向上し、適切な走行及び収穫作業が行なえる収穫機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、クローラ走行装置2L,2Rを装備した走行車台1の前部に刈取搬送部7を設け、走行車台1上に脱穀部6及びグレンタンク5を設けた収穫機において、機体後部に走行アクチュエータ13L,13R及びバッテリ12を設け、クローラ走行装置2L,2Rの機体後側に走行アクチュエータ13L,13Rからの駆動力を受ける駆動回転体24L,24Rを設け、クローラ走行装置2L,2Rの機体前側に遊動回転体29L,29Rを設けた収穫機である。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、機体後部に走行アクチュエータ13L,13R及びバッテリ12を設け、クローラ走行装置2L,2Rの機体後側に走行アクチュエータ13L,13Rからの駆動力を受ける駆動回転体24L,24Rを設け、クローラ走行装置2L,2Rの機体前側に遊動回転体29L,29Rを設けたので、走行車台1の前部に設けた刈取搬送部7による前バランスを解消して、機体の前後バランスが改善され、左右クローラ走行装置2L,2Rの泥押しを緩和し湿田での走行性能が向上する。
【0008】
請求項2記載の発明は、走行アクチュエータ13L,13Rからクローラ走行装置2L,2Rに伝動する走行伝動ケース15L,15Rを走行車台1に水平姿勢で配置し、バッテリ12を脱穀部6とグレンタンク5の左右間に配置し、バッテリ12の前端部よりも機体前側に唐箕9設けた請求項1に記載の収穫機である。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、走行アクチュエータ13L,13Rからクローラ走行装置2L,2Rに伝動する走行伝動ケース15L,15Rを走行車台1に水平姿勢で配置したので、走行伝動ケース15L,15Rが脱穀部6やグレンタンク5等と干渉せず、メンテナンススペースが確保しやすくなり、また、走行車台1後部にコンパクトに配置できる。
【0010】
また、バッテリ12を脱穀部6とグレンタンク5の左右間に配置したので、機体後部に重量バランスを寄せつつ左右方向の重量バランスの偏りを生じさせないので、作業姿勢の安定化が図られる。
(【0011】以降は省略されています)
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