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公開番号2024090093
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205754
出願日2022-12-22
発明の名称アンモニア気化器
出願人株式会社IHIプラント
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F17C 9/02 20060101AFI20240627BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】液体アンモニアの供給圧を高めなくても、所定流量の液体アンモニアをシェル内に均一に供給できるアンモニア気化器を提供する。
【解決手段】アンモニア気化器1は、液体アンモニア100が導入されるシェル20と、シェル20の内部に設置され、熱媒体が流通する複数の伝熱管23と、シェル20の内部に設けられ、シェル20の上部の液体アンモニア供給口27(供給口)から導入される液体アンモニア100を受け、複数の伝熱管23が延びる長手方向に分配するトレイ状のディストリビューター30と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液体アンモニアが導入されるシェルと、
前記シェルの内部に設置され、熱媒体が流通する複数の伝熱管と、
前記シェルの内部に設けられ、前記シェルの上部の供給口から導入される前記液体アンモニアを受け、前記複数の伝熱管が延びる長手方向に分配するトレイ状のディストリビューターと、を備える、
アンモニア気化器。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記ディストリビューターは、
前記長手方向に延びる底壁部と、
前記底壁部の周縁に立設する側壁部と、を有し、
前記側壁部には、前記長手方向に間隔をあけて複数の切欠部が形成され、
前記ディストリビューターで受けた前記液体アンモニアの少なくとも一部は、前記複数の切欠部からオーバーフローする、
請求項1に記載のアンモニア気化器。
【請求項3】
前記側壁部のうち、前記長手方向で対向する対向部には、前記切欠部が形成されていない、
請求項2に記載のアンモニア気化器。
【請求項4】
前記底壁部には、前記長手方向に間隔をあけて複数の孔部が形成され、
前記ディストリビューターで受けた前記液体アンモニアの少なくとも一部は、前記複数の孔部から流出する、
請求項2に記載のアンモニア気化器。
【請求項5】
前記熱媒体は、海水である、
請求項1~4のいずれか一項に記載のアンモニア気化器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンモニア気化器に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、主成分であるアンモニアと、主成分の沸点よりも高い沸点を有する高沸点成分である水とが含まれる液化アンモニアを気化させる気化器が開示されている。この気化器は、シェルと、シェル内に液化ガスを供給する供給部と、シェル内に配置され、液化ガスの主成分を気化させる温度を有する第1加熱流体が導入される複数の伝熱管と、シェル内で気化した主成分をシェルから導出させる導出部と、シェルの底部に配置され、シェル内に溜まった液化ガスをシェルから流出させる液流出部と、液流出部を通してシェルから導出された液化ガスに含まれる主成分を、第2加熱流体との熱交換により気化させる加熱器と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-6152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記アンモニア気化器は、液体アンモニアをシェル内に供給する供給管を備えている。供給管は、複数の伝熱管よりも上方に配置され、長手方向に間隔をおいて配置された複数の供給口から、液体アンモニアをシェル内に均一に供給している。しかしながら、この供給口において圧力損失が生じるため、例えば、液体アンモニアを大量に処理(気化)したい場合、大型のポンプを設置しないと、シェル内に所定流量の液体アンモニアを導入できないおそれがあった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、液体アンモニアの供給圧を高めなくても、所定流量の液体アンモニアをシェル内に均一に供給できるアンモニア気化器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係るアンモニア気化器は、液体アンモニアが導入されるシェルと、前記シェルの内部に設置され、熱媒体が流通する複数の伝熱管と、前記シェルの内部に設けられ、前記シェルの上部の供給口から導入される前記液体アンモニアを受け、前記複数の伝熱管が延びる長手方向に分配するトレイ状のディストリビューターと、を備える。
【0007】
また、本発明の第2の態様では、第1の態様のアンモニア気化器において、前記ディストリビューターは、前記長手方向に延びる底壁部と、前記底壁部の周縁に立設する側壁部と、を有し、前記側壁部には、前記長手方向に間隔をあけて複数の切欠部が形成され、前記ディストリビューターで受けた前記液体アンモニアの少なくとも一部は、前記複数の切欠部からオーバーフローしてもよい。
【0008】
また、本発明の第3の態様では、第2の態様のアンモニア気化器において、前記側壁部のうち、前記長手方向で対向する対向部には、前記切欠部が形成されていなくてもよい。
【0009】
また、本発明の第4の態様では、第2または第3態様のアンモニア気化器において、前記底壁部には、前記長手方向に間隔をあけて複数の孔部が形成され、前記ディストリビューターで受けた前記液体アンモニアの少なくとも一部は、前記複数の孔部から流出してもよい。
【0010】
また、本発明の第5の態様では、第1から第4態様のいずれか一つのアンモニア気化器において、前記熱媒体は、海水であってもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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