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公開番号
2024089781
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-04
出願番号
2022205194
出願日
2022-12-22
発明の名称
表示装置
出願人
厦門天馬顕示科技有限公司
代理人
藤央弁理士法人
主分類
G09G
3/3233 20160101AFI20240627BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】表示品質を改善する。
【解決手段】複数の画素回路それぞれは、少なくとも第1走査信号と第2走査信号とにより制御される。第1走査信号は、画素回路へのデータ電圧書き込みを含むリフレッシュ動作のために画素回路のN型トランジスタをON/OFFする。第2走査信号は、画素回路の発光素子への発光電流の供給の有無を制御する。クランプスイッチ回路の出力は、第1走査信号線に接続される。クランプスイッチ回路は、第2走査信号を使用して、発光素子の発光期間における少なくとも一部の期間において第1走査信号線をローレベル電位に維持するように制御される。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
表示装置であって、
複数の画素回路を含む表示領域と、
第1走査回路と、
第2走査回路と、
クランプスイッチ回路と、
を含み、
前記複数の画素回路それぞれは、少なくとも第1走査信号と第2走査信号とにより制御され、
前記第1走査回路は、前記第1走査信号を前記複数の画素回路の第1走査信号線それぞれに供給し、
前記第2走査回路は、前記第2走査信号を前記複数の画素回路の第2走査信号線それぞれに供給し、
前記第1走査信号は、前記画素回路へのデータ電圧書き込みを含むリフレッシュ動作のために前記画素回路のN型トランジスタをON/OFFする走査信号であり、
前記第2走査信号は、前記画素回路の発光素子への発光電流の供給の有無を制御する走査信号であり、
前記クランプスイッチ回路の出力は、前記第1走査信号線に接続され、
前記クランプスイッチ回路は、前記第2走査信号を使用して、前記発光素子の発光期間における少なくとも一部の期間において前記第1走査信号線をローレベル電位に維持するように制御される、
表示装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1の表示装置であって、
前記第1走査回路及び前記第2走査回路の全てのトランジスタは、P型トランジスタであり、
1フレーム期間において、前記第1走査信号のハイレベル電位の時間長は、ローレベル電位の時間長よりも短い、
表示装置。
【請求項3】
請求項2の表示装置であって、
リフレッシュ周期は、2フレーム期間以上である、
表示装置。
【請求項4】
請求項1の表示装置であって、
前記画素回路はP型薄膜トランジスタとN型トランジスタを含み、
前記第2走査信号は、前記画素回路に含まれるP型トランジスタのON/OFFを制御する、
表示装置。
【請求項5】
請求項1の表示装置であって、
前記第1走査信号がハイレベル電位である期間、前記クランプスイッチ回路の出力は、前記第1走査信号線と電気的に遮断されている、
表示装置。
【請求項6】
請求項1の表示装置であって、
前記クランプスイッチ回路は、
第1N型スイッチトランジスタと、
前記第1N型スイッチトランジスタのゲートとソースとの間の容量素子と、
を含み、
前記第1N型スイッチトランジスタのソースはローレベル電位線に接続され、
前記第1N型スイッチトランジスタのドレインは前記第1走査信号線に接続され、
前記容量素子は、前記少なくとも一部の期間において、前記第1N型スイッチトランジスタをON状態に維持する電圧を保持する、
表示装置。
【請求項7】
請求項6の表示装置であって、
前記第1N型スイッチトランジスタは、前記第1走査信号がハイレベル電位である期間、OFF状態に維持される、
表示装置。
【請求項8】
請求項6に記載の表示装置であって、
前記第2走査信号は、前記画素回路に含まれるP型トランジスタのON/OFFを制御し、
前記クランプスイッチ回路は、第2N型スイッチトランジスタを含み、
前記第2N型スイッチトランジスタのゲートは、前記第2走査信号線に接続され、
前記第2N型スイッチトランジスタのソース/ドレインの一方は、前記第1N型スイッチトランジスタのゲート及び前記容量素子に接続されている、
表示装置。
【請求項9】
請求項8に記載の表示装置であって、
前記第2N型スイッチトランジスタの前記ソース/ドレインの他方は、前記第2N型スイッチトランジスタの前記ゲートの前記第2走査信号線より後段の前記第2走査信号線に接続されている、
表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
表示装置として、OLED(Organic Light-Emitting Diode)表示装置のように、自発光素子を含む表示装置が広く利用されている。これら表示装置は、データ信号を画素に書き込むための走査信号を順次出力する駆動回路を含む。データ書き込みのため、1又は複数の走査信号が使用され得る。
【0003】
同一基板上に低温ポリシリコン(LTPS)薄膜トランジスタ(TFT)と、酸化物半導体TFT、例えば、IGZO-TFTとを集積したLTPO(Low Temperature Polycrystalline Oxide)技術が、表示パネルへ適用されてきている。例えば、リーク電流が問題となる箇所には酸化物半導体TFTを適用し、駆動能力が必要な箇所にはLTPS-TFTを適用するといった、デバイス特性に合わせた設計が可能となる。
【0004】
LTPO技術は、OLEDの低消費電力化を進める技術として使用され得る。OLEDの低消費電力技術の一つは、データリフレッシュ周波数を、従来の60Hzから1Hz程度に低下させ、データリフレッシュに伴うデータドライバの消費電力を低減する。フレーム周波数低減のためには、OLEDの発光電流量を決定するデータ信号電圧を保持する画素内の保持容量素子Cstからの電荷リークを低減することが必要である。このため、Cstに接続されるスイッチTFTを、リーク電流が低いN型の酸化物半導体TFTで構成し、OLED素子の発光電流が通過するTFTを、駆動能力が高いP型のLTPS-TFTで構成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2017/0249901号
米国特許出願公開第2014/0168182号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
額縁を小さくするという要求から、画素行を順次選択する走査回路は、移動度の大きいP型のLTPS-TFTを利用することが好ましい。シフトレジスタ回路において、ほとんどの時間の間物理ローレベル電位(P型TFTの論理ONレベル)を維持する信号は作りにくく、そのため、物理ローレベル電位を維持できず、電位上昇を生じることがある。
【0007】
N型TFTを含む画素回路に対する走査信号をシフトとレジスタ回路のP型TFTで駆動する場合、そのP型TFTは、その論理ハイレベル電位を、ほぼ1フレーム期間、保持する必要がある。しかし、このP型TFTは、シフトレジスタ回路内の容量に蓄積した電荷を利用して駆動されるため、駆動周波数が低下すると蓄積電荷のリークによって、P型TFTからの出力電位が変動し得る。
【0008】
駆動周波数の低下により、フレーム期間中に、シフトレジスタ回路内のP型トランジスタに対する論理ハイレベル電位が低下すると(物理電位が上昇すると)、画素内のN型TFTに対する選択信号の物理電位が上昇する。シフトレジスタ内の論理ハイレベル電位の低下が一定値を超えると、画素内のN型TFTは、わずかにオン状態となる。つまり、保持容量素子Cstに接続されているN型TFTのリーク電流増大とこれに伴う画素回路内のCstの電荷損失が発生する。
【0009】
リークによりCstの電荷損失が生じると、発光電流(輝度)も変動するため、周波数の低いフリッカとして視認されるという問題が発生し得る。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一態様の表示装置は、複数の画素回路を含む表示領域と、第1走査回路と、第2走査回路と、クランプスイッチ回路と、を含む。前記複数の画素回路それぞれは、少なくとも第1走査信号と第2走査信号とにより制御される。前記第1走査回路は、前記第1走査信号を前記複数の画素回路の第1走査信号線それぞれに供給する。前記第2走査回路は、前記第2走査信号を前記複数の画素回路の第2走査信号線それぞれに供給する。前記第1走査信号は、前記画素回路へのデータ電圧書き込みを含むリフレッシュ動作のために前記画素回路のN型トランジスタをON/OFFする走査信号である。前記第2走査信号は、前記画素回路の発光素子への発光電流の供給の有無を制御する走査信号である。前記クランプスイッチ回路の出力は、前記第1走査信号線に接続される。前記クランプスイッチ回路は、前記第2走査信号を使用して、前記発光素子の発光期間における少なくとも一部の期間において前記第1走査信号線をローレベル電位に維持するように制御される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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