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公開番号2024088477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203676
出願日2022-12-20
発明の名称車両後席構造及び車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/68 20060101AFI20240625BHJP(車両一般)
要約【課題】後席シートの下方にバッテリが配置された構造において、後席シートの座り心地を良好に維持できる車両後席構造及び車両を得る。
【解決手段】車両後席構造は、車室内の後部に配置された後席シート100と、後席シート100の車両下方側に配置されたバッテリユニット14と、後席シート100とバッテリユニット14との間に設けられて車両上下方向を板厚方向とすると共に、上面が前記後席シートに沿った形状に形成された樹脂製の台座12と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車室内の後部に配置された後席シートと、
前記後席シートの車両下方側に配置されたバッテリユニットと、
前記後席シートと前記バッテリユニットとの間に設けられて車両上下方向を板厚方向とすると共に、上面が前記後席シートに沿った形状に形成された樹脂製の台座と、
を有する車両後席構造。
続きを表示（約 250 文字）【請求項２】
前記台座は、前記バッテリユニットの側面を車両幅方向外側から覆う側壁部を備えている、請求項１に記載の車両後席構造。
【請求項３】
前記台座の下面には、前記バッテリユニットの上面に形成された凸部と対応する凹部が形成されている、請求項１に記載の車両後席構造。
【請求項４】
前記台座は、複数の樹脂部品を車両幅方向に繋いで形成されている、請求項１に記載の車両後席構造。
【請求項５】
請求項１～４の何れか１項に記載の車両後席構造を有する車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両後席構造及び車両に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、車両の床面を形成するフロアパネルの下方にバッテリユニットが配置された構造が開示されている。また、特許文献１に記載された車両では、バッテリユニットを構成するバッテリモジュールの一部が後席の下方に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６４４２６０９号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、バッテリモジュールには、バッテリの他に冷却用のファン、及び配線などが含まれるため、バッテリモジュールの上面が凹凸状に形成される可能性がある。このため、上記特許文献１のように後席の下方にバッテリモジュールが配置された構造において、座り心地が良い構造を得るには改善の余地がある。
【０００５】
本発明は、後席シートの下方にバッテリが配置された構造において、後席シートの座り心地を良好に維持できる車両後席構造及び車両を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１に係る車両後席構造は、車室内の後部に配置された後席シートと、前記後席シートの車両下方側に配置されたバッテリユニットと、前記後席シートと前記バッテリユニットとの間に設けられて車両上下方向を板厚方向とすると共に、上面が前記後席シートに沿った形状に形成された樹脂製の台座と、を有する。
【０００７】
請求項１に係る車両後席構造では、車室内の後部に後席シートが配置されており、後席シートの車両下方側にはバッテリユニットが配置されている。また、後席シートとバッテリユニットとの間には、樹脂製の台座が設けられており、この台座は、車両上下方向を板厚方向とすると共に、上面が後席シートに沿った形状に形成されている。このように、後席シートとバッテリユニットとの間に台座を設け、台座の上面を後席シートに沿った形状とすることで、バッテリユニットの上面が凹凸状に形成されている場合であっても、後席シートの乗り心地を良好にできる。
【０００８】
請求項２に係る車両後席構造は、請求項１において、前記台座は、前記バッテリユニットの側面を車両幅方向外側から覆う側壁部を備えている。
【０００９】
請求項２に係る車両後席構造では、バッテリユニットの側面が台座の側壁部によって車両幅方向外側から覆われている。これにより、車両の側面衝突時に側壁部によってバッテリを保護できる。
【００１０】
請求項３に係る車両後席構造は、請求項１において、前記台座の下面には、前記バッテリユニットの上面に形成された凸部と対応する凹部が形成されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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