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公開番号2024088282
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203370
出願日2022-12-20
発明の名称車両用機器収納ホルダ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60N 3/00 20060101AFI20240625BHJP(車両一般)
要約【課題】乗員と電子機器との間隔が近くなっても、前方から電子機器のディスプレイまでの視線移動の増加を抑制可能とする。
【解決手段】車両シート10の脇に、車両用機器収納ホルダ30が配置される。車両用機器収納ホルダ30は、本体部40と、支持アーム50を備える。支持アーム50は、本体部40に対して前方に離隔する。本体部40の前端部分には、後傾斜面42、下部突出部44、及び上部突出部43が形成される。後傾斜面42は、前方を向く面であって上方ほど後方に延伸される。下部突出部44は、後傾斜面42の下方に配置される。上部突出部43は、後傾斜面42の上方に配置される。支持アーム50の後面52には、下部斜面54と上部斜面53が形成される。下部斜面54は、側面視で延長線L1が下部突出部44の上面44Aと交わる。上部斜面53は、下部斜面54の上端に接続され、側面視で延長線L2が後傾斜面42と交わる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートスライド機構を備える車両シートの脇に配置され、板状の電子機器を収納可能な、車両用機器収納ホルダであって、
本体部と、
前記本体部に対して前方に離隔し車幅方向に延伸する支持アームと、
を備え、
前記本体部の前端部分には、
前方を向く面であって上方ほど後方に延伸される後傾斜面と、
前記後傾斜面の下方に配置され、前記後傾斜面より前方に突出する下部突出部と、
前記後傾斜面の上方に配置され、前記後傾斜面より前方に突出する上部突出部と、
が形成され、
前記支持アームの後面には、
側面視で延長線が前記下部突出部の上面と交わる下部斜面と、
前記下部斜面の上端に接続され、側面視で延長線が前記後傾斜面と交わる上部斜面と、
が形成された、車両用機器収納ホルダ。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用機器収納ホルダであって、
前記上部斜面の前端には凸部が形成され、
前記上部突出部の下面は、前記上部斜面よりも、水平面との成す角が小さい、
車両用機器収納ホルダ。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用機器収納ホルダであって、
前記上部突出部の前端下部の縁部と、前記凸部は、曲面形状である、
車両用機器収納ホルダ。
【請求項4】
請求項1に記載の車両用機器収納ホルダであって、
前記上部突出部の前端は、前記下部突出部の前端よりも後方に配置される、
車両用機器収納ホルダ。
【請求項5】
請求項1から4の何れか一項に記載の車両用機器収納ホルダであって、
側面視で前記上部斜面からの延長線が交わる、前記後傾斜面上の交点よりも下方に、前記後傾斜面よりも前方に突出する中間突出部が形成され、
前記中間突出部の突出長さは、前記下部突出部及び前記上部突出部よりも短い、
車両用機器収納ホルダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書では、車両に設けられる機器収納ホルダが開示される。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、車載スピーカーユニットが開示される。このスピーカーユニットは、電子機器を保持する機構を備える。電子機器は、例えば携帯用の音楽記録再生装置や携帯電話である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/115192号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車室のシート脇にホルダを配置して、このホルダに電子機器を保持させる場合がある。このとき、乗員が電子機器のディスプレイを見る場合がある。例えば、助手席に着座する乗員が車両の進行方向である前方から電子機器のディスプレイに視線を落とす。また、車両の停車中に、運転者が前方から視線を落として電子機器のディスプレイを瞥見する(ちらりと見る)。
【0005】
シートにシートスライド機構が設けられる場合がある。シートスライド機構を用いることで、乗員の腕の長さや足の長さに応じて、シートの前後位置が調整できる。このシートの前後位置調整により、電子機器と乗員との間隔が変化する。
【0006】
特に乗員と電子機器との間隔が近くなるほど、乗員は前方から電子機器のディスプレイに視線を落とすまでの角度、すなわち俯角が増加する。
【0007】
そこで本明細書では、乗員と電子機器との間隔が近くなっても、前方から電子機器のディスプレイまでの視線移動の増加を抑制可能な、車両用機器収納ホルダが開示される。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書では、車両用機器収納ホルダが開示される。シートスライド機構を備える車両シートの脇に、車両用機器収納ホルダが配置される。また車両用機器収納ホルダは、板状の電子機器を収納可能である。車両用機器収納ホルダは、本体部と、支持アームを備える。支持アームは、本体部に対して前方に離隔する。さらに支持アームは車幅方向に延伸する。本体部の前端部分には、後傾斜面、下部突出部、及び上部突出部が形成される。後傾斜面は、前方を向く面であって上方ほど後方に延伸される。下部突出部は、後傾斜面の下方に配置される。また下部突出部は、後傾斜面より前方に突出する。上部突出部は、後傾斜面の上方に配置される。また上部突出部は、後傾斜面より前方に突出する。支持アームの後面には、下部斜面と上部斜面が形成される。下部斜面は、側面視で延長線が下部突出部の上面と交わる。上部斜面は、下部斜面の上端に接続され、側面視で延長線が後傾斜面と交わる。
【0009】
上記構成によれば、板状の電子機器の背面を下部斜面で支持し、底面を下部突出部で支持する第一の支持(言い換えると縦置き)が可能となる。さらに電子機器の背面を上部斜面で支持し、底面を後傾斜面で支持する第二の支持(言い換えると寝かせ置き)が可能になる。特に第二の支持では、第一の支持よりも電子機器が寝かされるので、前方から電子機器のディスプレイまでの視線移動の増加が抑制される。
【0010】
また上記構成において、上部斜面の前端には凸部が形成されてよい。この場合、上部突出部の下面は、上部斜面よりも、水平面との成す角が小さい。
(【0011】以降は省略されています)

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