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公開番号2024088257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203338
出願日2022-12-20
発明の名称車両用制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人中部国際特許事務所
主分類B60N 2/50 20060101AFI20240625BHJP(車両一般)
要約
【課題】キャリア部材に設けられたアクティブサスペンションに対して、応答性良く制御することができる車両用制御装置を提供する。
【解決手段】本発明は、車両に搭載され、乗員又は運搬対象物が載置されるキャリア部材2と、キャリア部材2と車体10との間に配置され、キャリア部材2と車体10との間に作用する力を制御可能に構成されたアクティブサスペンション3と、車体10の振動状態を検出する振動検出装置4と、振動検出装置4の検出結果に基づいて、車体10のうちキャリア部材2が配置された位置に対応する部分の振動状態を示す対応位置状態量を算出し、対応位置状態量に基づいて、アクティブサスペンション3を制御するコントローラ5と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、乗員又は運搬対象物が載置されるキャリア部材と、
前記キャリア部材と車体との間に配置され、前記キャリア部材と前記車体との間に作用する力を制御可能に構成されたアクティブサスペンションと、
前記車体の振動状態を検出する振動検出装置と、
前記振動検出装置の検出結果に基づいて、前記車体のうち前記キャリア部材が配置された位置に対応する部分の振動状態を示す対応位置状態量を算出し、前記対応位置状態量に基づいて、前記アクティブサスペンションを制御するコントローラと、
を備える、車両用制御装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記対応位置状態量及び所定の下側ゲインに基づいて、前記車体から前記キャリア部材への振動の入力に対応するための前記アクティブサスペンションの制御量である下側制御量を算出し、
前記下側制御量に基づいて、前記アクティブサスペンションを制御する、
請求項1に記載の車両用制御装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記対応位置状態量に基づいて、前記キャリア部材の振動状態を示すキャリア状態量を算出し、
前記キャリア状態量に基づいて、前記アクティブサスペンションを制御する、
請求項1に記載の車両用制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記キャリア状態量及び所定の上側ゲインに基づいて、前記キャリア部材の振動に対応するための前記アクティブサスペンションの制御量である上側制御量を算出し、
前記上側制御量に基づいて、前記アクティブサスペンションを制御する、
請求項3に記載の車両用制御装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記対応位置状態量及び所定の下側ゲインに基づいて、前記車体から前記キャリア部材への振動の入力に対応するための前記アクティブサスペンションの制御量である下側制御量を算出し、
前記下側制御量及び前記上側制御量に基づいて、前記アクティブサスペンションを制御する、
請求項4に記載の車両用制御装置。
【請求項6】
前記振動検出装置は、それぞれ上下方向の加速度を検出する3つの加速度センサを含んで構成され、
3つの前記加速度センサは、互いに離間して前記車体に設置されている、
請求項1~5の何れか一項に記載の車両用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用制御装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両のシートの振動を抑制するために、シートと車体との間にアクティブサスペンションが配置されている場合がある。アクティブサスペンションは、シートと車体との間に作用する力を制御可能に構成されている。コントローラは、シートへの振動の入力に対して、シートの振動が抑制されるようにアクティブサスペンションを制御する。例えば特表2006-509673号公報には、シートに設けられた、2つの運動自由度を有するアクティブサスペンションが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2006-509673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、アクティブサスペンションは、シートに設置された加速度センサの検出値に基づいて制御される。しかしながら、この制御では、シートが振動してからしかアクティブサスペンションを制御することができず、振動抑制に対する制御の応答性の面で改良の余地がある。車両に搭載されるシート、ベッド、フロア、又は台座等であるキャリア部材に対して設置されたアクティブサスペンションの制御において、制振制御の応答性の向上は課題である。
【0005】
本発明の目的は、キャリア部材に設けられたアクティブサスペンションに対して、応答性良く制御することができる車両用制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両用制御装置は、車両に搭載され、乗員又は運搬対象物が載置されるキャリア部材と、前記キャリア部材と車体との間に配置され、前記キャリア部材と前記車体との間に作用する力を制御可能に構成されたアクティブサスペンションと、前記車体の振動状態を検出する振動検出装置と、前記振動検出装置の検出結果に基づいて、前記車体のうち前記キャリア部材が配置された位置に対応する部分の振動状態を示す対応位置状態量を算出し、前記対応位置状態量に基づいて、前記アクティブサスペンションを制御するコントローラと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、振動検出装置の検出結果に基づいて対応位置状態量が算出されるため、キャリア部材がどのように振動するかを推定・予測することができる。対応位置状態量は、車体のうちキャリア部材に対応する部分における、例えば、変位量、速度、又は加速度である。車体に入力された振動は、アクティブサスペンションを介してキャリア部材に伝達される。つまり、車両走行時にタイヤに入力された振動は、キャリア部材よりも先に車体に伝達される。したがって、キャリア部材に設けられたセンサの検出結果に基づいてアクティブサスペンションが制御される従来構成に比べて、本発明のように車体の振動の検出結果に基づいてアクティブサスペンションが制御される構成の方が、早いタイミングで、すなわち応答性良くアクティブサスペンションを制御することができる。また、本発明によれば、キャリア部材にセンサを設ける必要がなく、車両に搭載されるセンサ数の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の車両用制御装置の構成図である。
本実施形態の振動検出装置の配置を表す概念図である。
本実施形態の処理を表すフローチャートである。
本実施形態の路面情報取得装置を含む車両用制御装置の構成図である。
本実施形態の処理を表すフローチャートである。
本実施形態の路面情報取得装置を含む車両用制御装置の構成図である。
本実施形態の路面情報取得装置を含む車両用制御装置の構成図である。
本実施形態の質量算出装置を含む車両用制御装置の構成図である。
本実施形態の処理を表すフローチャートである。
本実施形態の処理を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の一実施形態である車両用制御装置を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記実施例の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。本実施形態の車両は、左前輪9fl、右前輪9fr、左後輪9rl、及び右後輪9rrをもつ4輪車両である。左前輪9fl、右前輪9fr、左後輪9rl、及び右後輪9rrは、まとめて車輪9と称する場合がある。また、左前輪9fl及び右前輪9frをまとめて前輪9fと称し、左後輪9rl及び右後輪9rrをまとめて後輪9rと称する場合がある。ばね上は、例えば、車両のうち、車体10を含む部分であって、各車輪9と車体10との間に配置されたサスペンション(以下、足回りサスペンションともいう)で支えられている部分といえる。ばね下は、例えば、車両のうち、足回りサスペンションのコイルスプリングよりも下にある部分(例えば足回り部品類)といえる。
【0010】
図1に示すように、車両用制御装置1は、キャリア部材としてのシート2と、アクティブサスペンション3と、振動検出装置4と、コントローラ5と、を備えている。キャリア部材は、車両に搭載され、乗員又は運搬対象物が載置される部材である。キャリア部材は、例えば車内で、乗員又は運搬対象物を支持する部材ともいえる。本実施形態において、キャリア部材は、シート2である。シート2は、乗員が着座するための部材である。なお、キャリア部材は、シート2の他に、例えば、車両(例えば救急車等)内で乗員を横たわらせるベッド、車室の床を構成するフロア、又は精密機械等(運搬対象物)を載せるための台座等であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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