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公開番号
2024086189
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-27
出願番号
2022201199
出願日
2022-12-16
発明の名称
吸収性コア及び吸収性物品
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
A61F
13/49 20060101AFI20240620BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】着用者へのフィット性及び体液の吸収効率に優れた吸収性物品を提供すること。
【解決手段】吸収性物品1は、剛性が互いに異なる第1領域15、第3領域17及び第2領域16を、着用者の前後方向に対応する縦方向Xに沿ってこの順で有する吸収性コア7を備えている。第1領域15は第2領域16よりも縦方向Xの剛性が高く、第2領域16は第3領域17よりも縦方向Xの剛性が高い。第3領域17は、吸収性コア7に横方向Yに沿って折り線が形成されるように該吸収性コア7を変形させ得る第1の変形誘導部21を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向に直交する横方向を有し、剛性が互いに異なる第1領域、第3領域及び第2領域を、前記縦方向に沿ってこの順で有する吸収性コアであって、
前記第1領域は前記第2領域よりも前記縦方向の剛性が高く、
前記第2領域は前記第3領域よりも前記縦方向の剛性が高く、
前記第3領域は前記吸収性コアに前記横方向に沿って折り線が形成されるように該吸収性コアを変形させ得る第1の変形誘導部を含む、吸収性コア。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記第1領域の前記縦方向の剛性が5.0gf・cm
2
/cm以上20.0gf・cm
2
/cm以下であり、前記第2領域の前記縦方向の剛性が3.0gf・cm
2
/cm以上5.0gf・cm
2
/cm以下である、請求項1に記載の吸収性コア。
【請求項3】
前記第3領域の前記縦方向の剛性が0gf・cm
2
/cm超3.0gf・cm
2
/cm以下である、請求項1又は2に記載の吸収性コア。
【請求項4】
前記第1の変形誘導部は少なくとも前記吸収性コアの両側縁から前記横方向の内方へ向けて配されている、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の吸収性コア。
【請求項5】
前記第1の変形誘導部は、前記横方向の長さが10mm以上であり、前記縦方向の長さが10mm以上50mm以下である、請求項4に記載の吸収性コア。
【請求項6】
前記第1の変形誘導部は、前記第3領域における第1の変形誘導部以外の坪量よりも低く、
前記第1の変形誘導部の坪量が0g/m
2
超50g/m
2
以下である、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の吸収性コア。
【請求項7】
前記第1の変形誘導部は接着剤を含有しない、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の吸収性コア。
【請求項8】
前記第1領域が、前記吸収性コアに前記縦方向に沿って折り線が形成されるように該吸収性コアを変形させ得る第2の変形誘導部を有する、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の吸収性コア。
【請求項9】
前記第2の変形誘導部の坪量は、前記第1領域における前記第2の変形誘導部以外の坪量よりも低く、
前記第2の変形誘導部の坪量が0g/m
2
以上50g/m
2
以下である、請求項8に記載の吸収性コア。
【請求項10】
請求項1ないし9のいずれか一項に記載の吸収性コアを備えた吸収性物品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性コア及び吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、吸収性物品に用いられる吸収性コアにおいて、溝やスリット等の変形誘導部を設けることによって着用者へのフィット性を向上させる技術が知られている。例えば特許文献1には、吸収性コアの長手方向における前方域及び後方域に、側縁から幅方向内方及び長手方向内方に向かって入り込んだ一対の変形誘導部を有する吸収性物品が記載されている。該吸収性コアは、長手方向に沿う両側部に、一対の長手方向変形誘導部を更に有している。
【0003】
特許文献2には、坪量の異なる第1領域及び第2領域を少なくとも有し、第1領域は少なくとも股下部を含み、第2領域は少なくとも背側部を含む吸収性コアを備えたパンツ型吸収性物品が記載されている。該吸収性コアの第1領域は吸収性コアの長手方向に延びる折曲誘導部からなる折曲誘導部群を有している。
【0004】
特許文献3には、幅方向における吸収コアの両外側縁に位置する一対のサイドスリットを有する吸収性コアを備えた吸収性物品が記載されている。該一対のサイドスリットの最も内側に位置する内縁部は、前記吸収コアの後端縁と、吸収性物品を2つ折りにするための折り線との中間線よりも後側に位置する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-117321号公報
国際公開第2015/072218号パンフレット
特開2019-118576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1ないし3に記載のとおり、変形誘導部を有する吸収性コアを備えた吸収性物品は種々提案されているものの、着用者へのフィット性や体液の吸収効率を一層高めたいという要求がある。
したがって本発明の課題は、着用者へのフィット性及び体液の吸収効率に優れた吸収性物品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向に直交する横方向を有し、剛性が互いに異なる第1領域、第3領域及び第2領域を、前記縦方向に沿ってこの順で有する吸収性コアに関する。
一実施形態において、前記第1領域は前記第2領域よりも前記縦方向の剛性が高いことが好ましい。
一実施形態において、前記第2領域は前記第3領域よりも前記縦方向の剛性が高いことが好ましい。
一実施形態において、前記第3領域は前記吸収性コアに前記横方向に沿っており線が形成されるように該吸収性コアを変形させ得る第1の変形誘導部を含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、着用者へのフィット性及び体液の吸収効率に優れた吸収性物品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつを展開し且つ最大伸長状態にて肌対向面側から見た平面図である。
図2は、図1に示すおむつのII-II線に沿う断面図である。
図3は、図1に示すおむつにおける吸収性コアを肌対向面側から見た平面図、及び側面図である。
図4は、図3に示す吸収性コアが、該吸収性コアに横方向に沿って折り線が形成されるように変形した状態を示す斜視図である。
図5(a)及び(b)はそれぞれ、図1に示すおむつにおける吸収性コアの別の実施形態を肌対向面側から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び2には、本発明の吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ(以下単に「おむつ」ともいう。)1が示されている。
(【0011】以降は省略されています)
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